| ■〔映画雑談Vol.21〕レヴォン・ヘルム(元ザ・バンド)についての覚え書き |
~『ラスト・ワルツ』(1978/マーティン・スコセッシ)、『歌え!ロレッタ愛のために』(1980/マイケル・アプテッド)、『ライトスタッフ』(1983/フィリップ・カウフマン)他 こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。 この週末は公私に幾つか所用が重なったがゆえ、今日(7/2)はゆったりと昼過ぎまで寝ていました。 朝方には可也降っていた雨も遅い昼食を終えた頃にはすっかり上がっていましたので、近所をぶらりと歩いて来ました。 ![]() やや湿気を帯びた空気を体に感じながらの散歩でしたが、青空や緑を眺めながらの散歩は中々気持ちの良いものだったなぁ…。 ![]() そう、私、昨日は従弟(いとこ)の挙式に参列したのですが、その、都内にある美しいカトリック教会での挙式中の二人の幸福な姿から受けた余韻を思い起こしながらの散歩でもあった訳です…。 ![]() うん、この週末、新郎新婦の門出をお祝いすることが出来た喜びは何よりのものでした!! ![]() *** そうそう…^^、昨日今日で、W杯準々決勝4試合(⇒◆試合結果はこちら~サンスポ)を観戦しての所感を纏(まと)めようと思ってはいたのですが、いやはや、この4試合、それぞれに凄まじいものでしたね…。一試合一試合の重みに打ちのめされてしまっています。最早、単純に「面白い」なんて云うものではありませんでしたね…。 僕など、中々適当な言葉なり形なりになりません。まぁ、加えて、中々ゆったりと試合を思い返してみる時間もありませんしね…。^^ ![]() ともかく、これは追って、前回のエントリーに追記するなりしてみたくは思っています。 そして、この週末に頂いているままに為っているkoukinobaabaさん、sahoさん、ミチさんのコメントへのお返事も追って必ずや!^^ ―てな按配ゆえ、7月最初のエントリーは、だいぶ前のエントリーでチラと予告したやつを…。 さて、4月の『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005/トミー・リー・ジョーンズ)でのエントリー中でも触れましたが、このトミー・リー・ジョーンズの劇場映画処女監督作品に於いて、テキサスの荒野の一軒家に孤独に住まう「盲目の老人」に扮したレヴォン・ヘルム〔◆IMDb〕は、時おり、役者として映画にも出演する、偉大なアメリカ人ミュージシャンの一人です。 僕が本作『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』以前の映画中に在る彼の姿で忘れがたいものは、 まずは、最初にその動く姿に接した『ラスト・ワルツ(1978/マーティン・スコセッシ)』〔◆IMDb|※下Ph右端がレヴォン・ヘルム〕でのもの。(―封切の際に映画館の大スクリーンで鑑賞できた訳ではないのですが…。) ![]() この『ラスト・ワルツ』と云う映画は、極く大まかに言えば、ザ・バンドと云う、ロック史に名を刻むロック・バンドの解散コンサートを収めたライヴ・ドキュメンタリー(―ここでのライヴ自体が、云わば、脚本の在るライヴである訳なのですが...)。 ここでのヘルムの精力的なドラム・プレイ、また、その、ドラムを叩きながら“クリプル・クリーク”、“ザ・ウェイト”、“オールド・ディキシー・タウン”、“オフェリア”等々でリード・ヴォーカルを取る姿には、特に、初鑑賞の際に、素朴に深い感銘を受けましたし、劇中に織り込まれている、スコセッシのインタヴューに受け応える際の、聞き手に向ける誠実な眼差し、穏やかさと朗らかさが相俟つ話しっぷりや物腰、また、自分の隣でロビー・ロバートソン(※上Ph右から2人目)が話し出すと一旦口をつぐみ仲間の話に耳を傾けその話に穏やかに頷くような大人の素振り…と云った辺りにも、矢張り目を奪われ心惹きつけられたものです。 実は、僕はつい半年程前までは廉価版で発売されていたはずの本作のDVDを買い損ねてしまっています。しかし、廉価版では無いものの、幸いなことに、この6月21日には『ラスト・ワルツ』のDVDが再発されました。アルティメット(―いわゆる“究極”ですか…^^)版として…。(⇒◆DiscStation) 価格は少々高めと為ってしまいましたが、今度は迷わずに^^購入せねば!! (―てな按配で、本作品を改めてDVD鑑賞した際、何か新たな発見や感銘を得られるところがあれば本エントリーに書き加えてみたいと思っております。) そして、純粋に演技者としてのヘルムとして印象深いものは、 まずは、映画初出演と為った『歌え!ロレッタ愛のために(1980/マイケル・アプテッド)』〔◆IMDb〕での演技。まさしく、ここでは、トミー・リー・ジョーンズとヘルム〔※下Ph左〕は初共演を果たしている訳です。 ![]() この、ヘルムの映画デビュー作の原題は“Coal Miner's Daughter”な訳ですが、シシー・スペイセク扮するヒロイン“ロレッタ”の父親である職務熱心な炭鉱夫(=Coal Miner)を演じているのがレヴォン・ヘルム。ここでのヒロインや妻を含む家族に向ける笑顔の温かみ、他者に向ける真摯な眼差しなどは、僕など、鑑賞の度に、いつも心奪われ深く余韻が残ります。 今、本作のストーリー、内容云々に事細かに触れる余裕は有りませんが、 この、アメリカC&W(カントリー&ウェスタン)史上の大歌手の一人たるロレッタ・リン〔◆公式サイト◆IMDb〕の半生を映画として描いた125分間には、当のヒロイン“ロレッタ”に扮したシシー・スペイセクによる、多くの観客の目、耳、心を奪うであろうパワフルで魅惑的な演技は言わずもがな、 TVから本格的に映画に転じてから2、3年といった頃の、トミー・リー・ジョーンズ〔※下Ph右〕、そして、ヒロインが憧れるカントリー歌手を演じるビヴァリー・ダンジェロなど、力量ある俳優の素晴らしい演技があふれているかと僕など思う訳なのですが、ヘルムの存在感、演技と云うものは、これらの芸達者たちに劣らぬ余韻を、いつも、僕に与えてくれます。 ![]() さらに、もう一つ印象深いヘルムの演技を挙げるのであれば、このエントリーの始めにタイトルを挙げた『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』での無欲な「盲目の老人」役を一旦除けば、『ライトスタッフ(1983/フィリップ・カウフマン)』〔◆IMDb〕での演技。 ここでのヘルムは、第二次世界大戦中の名パイロットであったチャック・イエーガー(サム・シェパード|※下Ph左)の友人である空軍パイロット“ジャック・リドレー”を演じています。 また、本作では、ナレーターをも務めており、僕などは、その声が醸し出す束の間の詩情も味わい深く受け止めた次第です。 ![]() ともかく、僕に取って、本作でまず心掴まれるのが、戦後、空軍基地でエンジニアとして働いていたイエーガーがテスト飛行に挑む機会をモノにするや、見事に、世界で初めて音速の壁を破ることに成功するシークェンス。 詳細は措きますが、ここでは、ヘルム扮するジャック・リドレーの存在が、この歴史的な快挙を映画として再現したシーン、シークェンスに於いて、サム・シェパード扮するイエーガーのキャラクターと共に忘れがたい人間味を加えているように思い起こします。 本作では、魅惑的な男たちが数多く登場する訳なのですが、サム・シェパード扮するヒーロー像には心掻き立てられるばかり、あの、始終ガムを噛んでいる姿は、そのシルエットだけでも素晴らしい! そんなイエーガーと心通わせる友人“ジャック・リドレー”に扮したヘルムに、僕などが、まぁ、心惹かれぬ訳もないのですが…。 斯様に、アメリカの誇り得るミュージシャンの一人でありながら、 僕が鑑賞して来た何本かの映画中での俳優としてのレヴォン・ヘルムは、何らそう云ったミュージシャンとしての高名に驕る素振りの欠片も無く、あくまでも、主役たちを引き立てる重要な役どころを真摯に演じている…。そして、ヘルムが演じた上述したようなキャラクターからは、誠実で他者に献身的なアメリカ人の美徳が個々それぞれに感じ取れ、僕はいつも目を瞠り心掻き立てられるばかりです。 |
by oh_darling66
| 2006-07-02 23:07
| *映画雑談
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