●〔Pops,Rock雑談Vol.12〕ストーンズ「ア・ビガー・バン・ツアー日本公演」 ―参戦その3 |
~「ア・ビガー・バン・ツアー日本公演」4日目(4月2日・日曜日/さいたまスーパーアリーナ19:20―21:20)鑑賞メモ →◆参戦その1(3月22日/東京ドーム)|◆参戦その2(3月24日/東京ドーム)|◆参戦その4(4月5日/ナゴヤドーム) こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです。 桜が散って行く頃になると、不意に僕の内から湧き起こる詩があります。 桜の花びらが積もり濡(しめ)を帯びた校庭が大きくランド・スライドしてUFOのように宙に舞い上がり… ・・・この壮大なイメージを擁(よう)しているのは、吉増剛造の「石!」という詩! さてっ!! ロック界の「転石=モンスターRockバンド」たる“The Rolling Stones”も、日本公演ファイナルとなった「名古屋公演(4/5)」を終え、この桜の花びらが散り積もって行く大地を離れ、次の公演地である上海へとチャーター・ジェット機で飛び立ちランド・スライド/横滑りして行きました。 ―今回の各公演を友人、妻、素敵な仲間たちと一緒に体験し、各公演個々に熱いRockを享受することでもって、僕の中に渦巻いていた熱々のカオスティックな((^^)余韻が、ようやく、かけがえの無い幸福の余韻に変わりつつあります。 *** さてさて、我らが(^^)ストーンズ、3年ぶり5度目の来日公演たる「ア・ビガー・バン・ツアー」中、僕のピークの一つ、少なくとも、アリーナ・ショーに於いてはエポックと相成った「さいたま公演」の所感を纏(まと)め残しておくことと致します。 ◆◆◆「ア・ビガー・バン・ツアー日本公演」4日目 (4月2日・日曜日/さいたまスーパーアリーナ19:20―21:20) さて、先の日曜日(4/2)は、そう、「さいたまスーパーアリーナ」で行われた、ストーンズ「ア・ビガー・バン・ツアー日本公演」4日目でした。僕に取っては、これが今回の来日公演3度目の参戦と相為った次第!! ***今回は、公演を重ねるごとに参加前後に集う方たちが少しずつ増え、顔見知りが増えて行くのが楽しかったなぁ~…。いやはや、今回新たに出会うことの叶った方々は、20代から40代までと幅広く、弾けた方たちばかり、皆さん方それぞれに素敵な大人で(―大学生の女の子ですら)、とてもカッコ良い!((^^) ***そして、今回のアリーナ・ライヴでの、まず以(も)って特筆すべきは音響の良さ。 今、事細かにそれを書き表す余裕はありませんが、ストーンズの繰り出すリズム、グルーヴ…、そのRockに体と心を揺らしつつ、一方で、耳を研ぎ澄ませているに値するものでした!! この日はライヴ収録カメラが入ったこともあり(※この日のライヴは、5月にWOWOWで放映予定!)、大方の予想通りに、セット・リスト上の冒険/目新しさはありませんでしたが、その分、今ツアーお馴染みの楽曲群を切れ味良く演奏していたと云うのが、大まかな僕の印象です。幾つかの曲では、少なからず危うげな、良くも悪くもルーズな演奏は感じ取れたものの、それも含めて彼らの持ち味((^^)、中々まとまった演奏でした!! ミックの声も伸びやかでしたし、ダンス、聴衆への煽りっぷり、MC、観客に向ける笑顔、あの“Midnight Rumbler”でのブルース・ハープ…、これら、聴衆、観客に尽くし切るプロフェッショナルなパフォーマンスはもう何との比較でも無く最上のものに感じ取れました!! うん、最高のアリーナ・ショーでした!!! 一週間経った今、この夜演奏された楽曲を顧みますと、 キースのイントロ・リフの切れ味良かった、オープニング“JJF”、そして、“It's Only~”、“Let's Spend~”と続いた頭3曲を体感する気持ち良さ! ロニーのギターも力強かった“Sway”(5曲目)、そして、キースのコーラスもしかと聴けた“Wild Horses”(6曲目)と続くあたりも最高に酔えたなぁ…。 8曲目“Midnight Rambler”も先の東京ドームとはまた異なる有り難味がありました。 これも、キースのイントロのリフに切れがあったし、全体としてもそのギターには中だるみが無く、先述した、それに絡みつくようなミックのブルース・ハープも要所を締め、ストーンズらしいグルーヴを醸成していましたね。へヴィーさに酔えました…(中略^^) ―てな案配で、「東京2公演」同様に、またしてもライヴ前半にして既に濃密!! そして、Bステージを含む後半ですが、今回は、東京2公演にも増して、さまざまな意味合いで熱かったし重みを感じ取れました。 まずは、メイン・ステージからBステージへの移動を繋ぐのが、日本のファンには然程人気の無い(―されど、まぁ、アメリカ人受けが物凄く良いストーンズ・ナンバーの一つである)“Miss You”(12曲目)な訳ですが、東京2公演を凌ぐ悪酔いさせるドス黒いリズム・アレンジを感じ取れました。もう、存分に気持ち良かったぁ~!! Bステージ2曲目の“Start Me Up”(14曲目)は、兎にも角にも、物凄く弾けていたなぁ…、Bステ前の柵にかぶり付きで体感出来た人たちがつくづく羨ましい! メイン・ステージに戻ってからは、「さぁ、行くぞー!!/サー、イクゾー!!(^^)」との、中々実感の籠(こ)もった((^^)掛け声に引き続いての18曲目“Brown Sugar”が僕に取っては肝だったなぁ、あの、特徴的なイントロのギター・リフも鋭く決まり、東京ドームよりもずしりと来ました! 16曲目“Sympathy For The Devil”の音は厚みが有ったし、17曲目“Paint It Black”はドーム初日、今回と目の当たりにし、改めて、ライヴに於いても、一直線に硬質に突っ走るカッコ良いナンバーと受け止めることが叶いました。 ―締め括(くく)りと為る、ラスト2曲での盛り上りは、そう、至近で体感していた方こそ、至福のものだったかもしれません。いや、ここでの、むんむんとした熱気は、僕など表現のしようがありませ~ん! この「さいたま公演」の2時間だけを取ってみても、そう、ストーンズ最高!!! ◆◆◆日本公演4日目演奏曲(セット・リスト) ―※下線は、今回の日本公演内での初演奏曲 01:Jumping Jack Flash 02:It's Only Rock'n Roll 03:Let's Spend The Night Together 04:Oh No Not You Again 05:Sway 06:Wild Horses 07:Rain Fall Down 08:Midnight Rambler 09:Tumbling Dice >>メンバー紹介 10:This Place Is Empty 11:Happy 12:Miss You >>Bステージへ移動 13:Rough Justice 14:Start Me Up 15:Honky Tonk Women >>メイン・ステージに戻る 16:Sympathy For The Devil 17:Paint It Black 18:Brown Sugar 19:You Can't Always Get What You Want >>アンコール 20:(I Can't Get No)Satisfaction *** さて、昨夕(4/8)の上海公演は、一つには、ミックが久しく待ち望んでいたものらしい…、 うーん、如何なるパフォーマンスと相為ったことでしょう!! 補足) ◆◆当ブログ内ストーンズ関連記事は、こちら! |
by oh_darling66
| 2006-04-09 18:17
| *Pops,Rock雑談
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