| ■〔映画鑑賞メモVol.5〕『銀河ヒッチハイク・ガイド』(2005/ガース・ジェニングス) |
こんばんは~ …さて、 ここ半月だけ取っても、「形にしてみるつもりです」などと予告したものが、思うように形になっていません((^^; まぁ、形に為るものからエントリーして行くしかありませんし、 今後も、「形にしてみるつもりです」は発してしまうと思いますが、どうぞご寛大にお見守り頂きたく存じ上げますm(_ _)m まぁ(^^)、何かについて「書きたい」「形にしたい」等と云った意欲を示すことは、こう云った、ブログ、サイト運営をする僕に取っても(、また、おそらくは、他の運営者の方々等に取っても、)素朴な気持ちの表れではないかと思えますし、大切な部分ではないかと思っている次第です、それはつまるところ、……(後略((^^;)。 ![]() ―なんぞと、つまらぬ前振りなどは程々に(^^)して、 今回は、先の3連休最後の晩に妻と鑑賞し、とても楽しい時間を僕ら夫婦にもたらしてくれた『銀河ヒッチハイク・ガイド』についての鑑賞メモを残してみます! ゆるりとスリリングな心的、視覚的トリップ… ***ネタバレ注意 これは僕に取っては、何との比較でなく十分楽しめる娯楽映画であり、 また、心的、視覚的トリップをもよおさせてくれる点で、SF映画に於ける一つの美徳をきちんと持ち得た映画だと思えています、 ともかく、 本作『銀河ヒッチハイク・ガイド』という映画は、地球が消滅する映画冒頭ほどから否が応にも、しかし、ワクワクするような快感と共に、観客を非日常へと放り上げてくれる!! *** その、地球が消滅するまでの忙(せわ)しない朝も魅力的で、 その忙しなさは、主人公がどんな仕事に就いている人物なのか等一切の素性(すじょう)が明かされもしないのに、少なくとも僕などは劇中殆どそれを気にせず済んだ程に、映画的合理性なりを持った魅惑的な忙しなさだった訳です、 兎も角、映画が始まっておそらく十数分もしない後には、地球のあっけない消滅が示される…、 ―その十数分ほどの間に、 主人公アーサー(マーティン・フリーマン)とヒロイン(ズーイー・デシャネル)の仮装パーティーに於ける出会いの夜…、 そして、 主人公を破滅せんとする地球から救い出す、黒人の容姿を持つ異星人たるフォード・プリーフェクト(モス・デフ)と主人公アーサーとの奇妙な出会い…、 さらには、主人公が先のヒロインをサム・ロックウェル扮する色男(―後に、銀河系大統領ゼイフォード・ビーブルブロックスだと分かる)に掻っ攫われてしまう辺りがフラッシュバックで効率良く示されてしまう… *** 僕に取って、この映画の美点の内の一つに、 我が贔屓女優であるズーイー・デシャネル(※僕は、『あの頃ペニー・レインと』に於ける、主人公ラッセルの姉役で初めて彼女を知りました)扮するヒロイン“トリリアン”の溌剌とした存在感があります、真摯な眼差しを擁した表情が可愛くて魅入らされました…、 ![]() そんなトリリアンを件の色男(サム・ロックウェル)に掻っ攫われた後も、携帯電話の待ち受け画面にそのトリリアンと自らが納まった画像をおいている未練がましい主人公アーサーな訳ですが、 映画を鑑賞している最中は、「本作の主役が務まる俳優は、この俳優以外にも少なくないだろうなぁ…」などと思わせるほどに、マーティン・フリーマン演じる主人公アーサーという男は、劇中何やら必死になっても突出したものが立ち現れて来ない…、 つまりは、今思い起こして漸(ようや)く、この、原作の時点で「世界一平凡な男」とキャラクター付けされているらしいアーサー・デントというイギリス人男性を、マーティン・フリーマンという俳優は、とても的確に、平凡ゆえに愛すべきキャクラクターとして造り上げていたのではないかと云う感慨に浸れもする訳です…、 ![]() *** 銀河系大統領ゼイフォードを演じるサム・ロックウェルの劇中一貫した軽薄ぶりにも不思議と辟易(へきえき)するようなことは無かったなぁ…、 ![]() この、ほぼ映画全篇にわたって画面に姿を現しているロックウェルとは異なり、端役ではあるものの、ジョン・マルコヴィッチ(※下Ph・中央)扮するカルト教伝道師(―元は宇宙盗賊)には、やはり…唖然とさせられましたねぇ(―こういう娯楽映画のちょい役で妙ちくりんな役を演じる彼には、芸達者だから何か吃驚させてくれる…とどこかで分かっていながらも、毎回、僕の想像するちょっと上を行くところで笑わされてしまうのだなぁ...(^^)) ![]() そして、モス・デフ(※ある解説によれば、本国ではかなり人気を集める、内省的で知的なヒップ・ホップ・アーティストなのだとか…)扮する、適度に理性的で、適度に乗りの良い、そして、義理堅い(―かつて地球に於いて、自分をクルマの衝突から救ってくれた主人公を破滅せんとする地球から救い出す…)異星人フォードも忘れ難いですね。 *** さて、 劇中のキャラクター以外ですと、 格好良く為り過ぎない宇宙船やメカニック等、建造物内外等のビジュアルも映画にいつの間にか心地良さをもたらして行くものだったように思い起こします、 ![]() 何と言うか…、例えば、テリー・ギリアムの『未来世紀ブラジル』(1985)のメカニックや建造物のデザイン性等に少なからず重なるところがあるような、古めかしくデコラティヴなデザイン性、メカ全般や建造物内外のくたびれ具合・汚れ具合、ところどころのマニュアル加減等々と、 一方では、劇中の主舞台の一つとなる宇宙船“黄金の心号”に在る、陶器に描かれるような紋様を持つ外観と垢抜けし切らぬモダンさをはらんだ内部デザイン等が醸し出すもの、 ―これらが相俟っての、何とも言い難い視覚的妙味が生み出されていたように思い起こします、 ![]() そんな部分も功を奏し、映画自体がゆるく為りそうでそう為らない、つまり、どこかで、その映画のデザイン性を含めたテイストが僕を快く惹き付け続けていたのでしょう…、 *** 映画前半までに示される“生命、宇宙、その他すべてに対する究極の答え”なるものも効いていますね、 ―いや、“究極の答え”を導く“究極の問い”が何であるかという部分が、それ以降に無理なく観客(の好奇心をはらんだ無意識)を引っ張って行くのでしょう…、 兎も角、「イルカが2回転(?)ジャンプによって示していたメッセージを人類は理解しようとしなかった…」とでも云ったナレーション、そして、そのナレーションの主旨が歌詞となった皮肉っぽくも、しかし、ミュージカル映画の主題歌の如きに陽気に高らかに歌い上げられるナンバーで幕を開けるオープニングから、『銀河ヒッチハイク・ガイド』という映画は、僕の頬を緩ませっ放しにしてくれました。 ゆるりとスリリングな((^^)、そして、思いのほか快い心的、視覚的トリップをもたらしてくれる109分間でした!! ![]() 〔※本エントリーは、以下のサイトともリンク中〕 ** 銀河ヒッチハイク・ガイド@映画生活 |
by oh_darling66
| 2005-09-28 02:15
| ■映画鑑賞メモ/鑑賞プチ・メモ
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