| ■〔映画鑑賞メモVol.4〕『メトロポリス』(1927/フリッツ・ラング) |
こんばんは、 この秋、2度目の3連休、 皆さん、いかがお過ごしでしょうか!?^^ わが家では、連休初日の今日は昼過ぎからざざっと家中の掃除なんぞをしておりました。ようやく2時間ほど前に夕飯を済ませたところです。(^^) そう、明日、明後日は、上野で開催されている「ルーヴル美術館所蔵 古代エジプト展」〔◆東京都美術館・公式サイト内◆当ブログ内鑑賞プチ・メモ〕に足を運んだり、この秋公開の新作映画を観に出かけたりする予定です。まぁ、のんびりと休みの日を満喫したいと思っています! *** さて、9/16(金)のエントリーで触れた、 『メトロポリス』(1927/フリッツ・ラング)、 ![]() ![]() そして、『シンデレラマン』(2005/ロン・ハワード)ですが、 ![]() ![]() お陰さまで、両作品とも無事鑑賞することが出来ました!! この秋のスクリーンでの映画鑑賞が、我が最愛の映画監督の一人であるラング、その、弩級の娯楽大作で始まったことに、 そして、この秋最初の新作映画鑑賞が我が贔屓監督の一人たるロン・ハワード充実の一作で始まったことに、 今、しみじみと幸福な思いが満ち溢れています。 *** 『シンデレラマン』についての「鑑賞メモ」レヴェルのものは後日お披露目するとして、 今回は、『メトロポリス』(1927/フリッツ・ラング)の鑑賞メモを書き残してみます。 (※先のエントリーは、4種類の内容を詰め込んでしまった(^^)のですが、 それぞれに、TB、コメントを頂きまして、皆さんには誠に感謝しております!!) ◆尚、『メトロポリス』(1927/フリッツ・ラング)に於きましては、 キネオラマの月が昇る~偏屈王日記~/偏屈王さんのエントリー中にリンクを頂き、 また、千の天使がバスケットボールする/樹衣子さんからコメントを頂きました、ありがとうございます!! ![]() さて、 ***〔ⅰ〕 僕や妻に取って、これまでヴィデオでしか鑑賞が叶わなかった『メトロポリス』と云う、 ![]() 歴史的で有りながら、公開当初のフィルム、上映プリント等が紛失あるいは散逸してしまい、映画ファンが目の当たりに出来るものに決定版と言えるものが無かった(/今だに決定版は存在しないとも言えるでしょう…)、 しかし、後年の映画ファンが絶えずどこかにストレスを抱きながらも、一方で目にしたものを大いに楽しんでしまえて来たであろう、生々しくも、どこか、神秘的ですらあるこの映画の、 <2001年デジタル復元版>とでも言えそうなヴァージョンを今回スクリーンで鑑賞して感慨深いことの一つは、世界中のフィルム・アーカイブが協力したと云う復元、レストアの完成度の高さはも固(もと)より、 余り良くない環境下での鑑賞にもかかわらず、 (―当日、僕らが取れた座席は、床の平らなエリアでの、つまりは前列に座る方の頭がスクリーンの一部に被ってしまうストレスの多い座席でした…) 目にしたすべての断片が生々しく、興奮、感銘、驚きを覚えたことです! ***〔ⅱ〕 ここ122分にあったものは、そのイメージから、オリジナルの字幕の表情に至るまで、強靭な生命感とでも云ったものが迸(ほとばし)っていたように思い起こします、 ![]() そんな僕の思いは、ジョルジオ・モロダー・ヴァージョンをご覧になった偏屈王さんが先のエントリー中で、 **私が観たのは、ジョルジオ・モロダーがロック風のサントラを被せ、着色して90分に編集した1984年公開の映画。 ―と仰っている部分と、「何とも凄い…、ラングの生み出したものの強靭さを讃えざるを得ないや!」と云う思いの一点で、あるいは重なるかと思えています。 ***〔ⅲ〕 ともかく、この、2026年の大都市を舞台にした本作のテーマが、原作・脚本を書いたテア・ファン・ハルボウによるところの「命令する頭脳と労働する手を結びつけるものは心でなければならない」と云うものであろうが無かろうが、 この映画にある破格のイメージ造形とエネルギーに紡がれた、 **労働の現場と労働者の個的、群衆的描写、**主人公の父親であるメトロポリスの最高権力者たる資本家、その牙城たる≪新バベルの塔(左Ph)≫内外の描写、 **ヒロイン“マリア”との出会いで、そこまでの享楽一途の生き方を一瞬にして放棄してしまう主人公の、何と言うか…他者への愛がほとばしるあれこれ((^^)、 **“マリア”の外観を持つロボットを擁した“Yoshiwara”での乱痴気騒ぎ、 また、 **初期キリスト教(?)の遺跡があるという地下奥深くの、“マリア”による説教の行われる集会の描写、マリアの語るバベルの塔の伝説に重なるイメージ… **そして、そこ(マリアが集会を行う、初期キリスト教(?)の遺跡)に繋がる秘密通路を擁した実験室を持つ科学者(―彼は、かつて、件の資本家に奪われた恋人“ヘル”を甦らすべくロボットを造り出す…)のキャラクター造形… ![]() それらの悉くが綯(な)い合わさっての、混乱、出会い、破壊、再生…が繰り広げられる舞台となる、 地上と地下に長く伸びた「メトロポリス」を心と体に感じ遣(や)る愉楽たるや僕に取って相当なものでした… そう、先にも述べたように、台詞で言い表せるテーマ性などに打たれようが打たれまいが(―それを役者たちによって端的に示すラストすら、僕に於いてはテーマ性やら理屈を超えて愉快かつ爽快!!)、 少なからぬ観客は、この122分にある一瞬一瞬のイメージに陶酔し、愉楽を得られるばかりでは無いかと思う次第です。 ―また、気持ちが落ち着きましたら((^^)、 何か僕なりに、本作に有った醍醐味を形にしてみたいと思っております。 P.S) 実は、僕らは、この映画祭では『メトロポリス』のみの鑑賞と決めていて、 まぁ、実際にそうなったのですが、 ![]() 当日(17日)、館内ロビーで『ドクトル・マブゼ』(1921or.1922)の鮮烈強烈なポスターを目にしてしまったがゆえに、18日は有楽町に出ることが不可能だと分かっていながらも気持ちが大いに揺らいでしまったものです。((^^) ![]() 是非、一昨年の「聖なる映画作家,カール・ドライヤー」の時のように、 <朝日ホール→ユーロスペース→全国巡回>の形を取って欲しいものです! ![]() ![]() 補足) ■Official North American site for 2002 restoration http://www.kino.com/metropolis/ ■「日本におけるドイツ 2005/2006」 http://www.doitsu-nen.jp/DEU_JA.html ■映画祭「ドイツ時代のラングとムルナウ」 http://www.asahi.com/event/lm/index.html |
by oh_darling66
| 2005-09-23 23:52
| ■映画鑑賞メモ/鑑賞プチ・メモ
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