| ■〔映画鑑賞メモVol.3〕『ラ・ジュテ』(1962/クリス・マルケル) |
こんばんは~ いやはや、 勤め人たるもの、三連休を控えて何かと忙しなく押せ押せの毎日ですよねぇ... 拙ブログに頂いております沢山のコメントはすべて感謝しつつ楽しく拝読しております! 『アイランド』、『エピソードIII/シスの復讐』のエントリーに頂いているコメント、 『パルプ・フィクション』、『死刑執行人もまた死す』のエントリーに頂いているコメント、 また、直近の拙エントリー『Mr.インクレディブル』、「九月の雨」に頂いているコメント等々に心よりありがたく、また、嬉しく思っております! 追ってお返事をさせて頂きまーす!! また、多数のTBを頂いており、仕事がひと段落しましたら、皆さんのブログ、サイトへのご挨拶に少しづつでも伺わせて頂きたく思っております。 ともかく、あれこれ遅く遅くなってしまっており大変申し訳ありませんm(_ _)m さて、久々の更新です、 *** 先週辺りから、映画館に行くことも、のんびりと家でDVDを観たり、我らがストーンズの新譜をゆっくり聴くことも侭(まま)ならなくなっています、 そう、 こんな時には、 長編映画を諦めて短編映画((^^)を観る! 先のストーンズの新譜“A Bigger Bang”も聴き込むごとに味わい深く気持ち良くなってくる16曲であり、また、一枚(※Total time:64分23秒)で聴き込んでこそのアルバムかと思えていますから、だからこそ、それに溺れず((^^;にシングルCDで諦めるとかでやり過ごす! そんな…感じで行きますかねぇ((^^; …そうだよなぁ、うん、そうだ、 やっぱり、ストーンズのシングルCD買ってこよ~((^^) ………(中略)……… ―という訳で、 先週久々に鑑賞した短編映画『ラ・ジュテ』についての鑑賞メモを残してみます。 ![]() 今尚、僕らの目を見開かせてくれるイメージ ***ネタバレ注意 『ラ・ジュテ』という短編映画(※29分)は、僕にとっては、主人公にのみならず、人類を存続させるために主人公を過去、未来に送り込む科学者、加えて、未来人にすら、人間一個(生命)の可能性を感じて複雑に胸を衝くものでした。また、本作を鑑賞体験することによって、映画作家も含め芸術家、作家ってこうゆうものだとの感慨も覚えました。つまり、『ラ・ジュテ』を含む1962年頃に発表された、時代の不安、痛みを見据えた幾つかの映画を鑑賞した限りで言えば、核(戦争)の恐怖と共にある現代人の個的な不安感、(絶望の果ての)希望の欠片とでも云ったものを作家たちそれぞれがさまざまなイメージに結晶させ、今尚、僕等観客の目を開かせてくれるように思えた訳です。 *** 『ラ・ジュテ』という作品の発表は1962年…。 この「キューバ危機」のあった1962年という年は、世界中相当数の人間の意識に“第三次世界大戦”への不安が掠(かす)め、燻(くすぶ)っていた時期だったのでしょう。 例えば、『ラ・ジュテ』とは違った切り口ですが、 矢張り、この1962年に発表された『太陽はひとりぼっち』(アントニオーニ)では、“核”への動揺が映画終幕でズバリ示されていたように思い起こします。 また、ぎりぎりのところで核戦争の危機が回避されたと云う、所謂「キューバ危機」への動揺などは、とても容易には終息しようもなかったはず。 実際に、1964年には『博士の異常な愛情』(キューブリック)、『未知への飛行』(ルメット)という核の恐怖を扱った傑作、力作が発表されている。 この1964年、先に触れたアントニオーニは『赤い砂漠』を発表。 ―ここでは、ヒロインの夫が働く巨大な化学工場、疫病が発生する巨大な外国貨物船、加えて、ヒロインが長男に語り聞かせる御伽噺のようなものに被さる、美しい少女が日がな海辺で自然と戯れる美しい孤島など等の鮮烈なイメージが、交通事故で精神を病み、不安、孤独に囚われがちなヒロインの姿、存在をフォトジェニックに際立たせている。 そして、映画自体に、アントニオーニが当時抱いていた終末観が巧まずして反映されているように感じます。 *** さて、『ラ・ジュテ』と向き合った後、改めて、テリー・ギリアムの『12モンキーズ』(1995)を思い起こしてみますと、 “核”が“ウィルス(細菌兵器)”に姿を変えてはいますが、『ラ・ジュテ』にあるイメージ、モチーフ(※主人公の監視者、既視イメージ、夢の中の女との出会い、動物の剥製が並ぶ博物館、壁の落書き、セコイアの切り株、空港、少年…など等)の多くが踏襲されており、ここでも矢張り人間(生命)一個の掛け替えのなさが僕の胸に迫ります。 ![]() “LA JETEE”とは、“送迎台”を意味するフランス語。 過去に送られた主人公は「夢の中の女」と出会い逢瀬を重ねて行く。 ………(中略)……… 朝陽が射しこむベッド、 寝返りを打ちながら女がまどろみから目覚める。 時折り、この甘美な瞬間は僕の中でゆっくりフラッシュバックします。 〔当ブログ内の関連記事〕 >>ミケランジェロ・アントニオーニ関連 ■〔映画評Vol.3〕『欲望』(1966/ミケランジェロ・アントニオーニ) >>テリー・ギリアム関連 ■〔映画雑談Vol.19〕『ローズ・イン・タイドランド(2005/テリー・ギリアム)』 (※尚、今夏日本公開予定)メモ―その1 |
by oh_darling66
| 2005-09-14 23:22
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