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皆さま、本日のショーにお集まり頂きありがとうございます、ダーリン(darling)です。今後も僕を喜ばせてくれるもの、心地良くしてくれるものを探求してみます。皆さま、ごゆっくりどうぞ。
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6月25日更新

**今月、ようやくにして、2回目の更新です(^^;

●鶴岡八幡宮・舞殿

今回は、先日訪れた六月中旬の鎌倉についての雑感を、そして、鎌倉と言えば小津安二郎、小津映画と言うわけでもあり、ここいら辺りについても少々ゆるりだらりと^^書いています。
≪→こちら!




6月7日更新

**さて、6月最初の御挨拶を…。

そう、そろそろ夏休みの予定などを漠然と考え始める頃ですよね。今年は南国に行きたいなぁ、9月以降の安く行ける時にでも^^ ≪→こちら!


●バリ島の寺院にて

●『アコークロー』・・・6月16日公開


4月21日更新

**さて、久々の更新です。
今回は、上映最終日(4/6)にようやく鑑賞が叶った『叫』(2006/黒沢清)についてゆるゆると鑑賞メモを書きまとめてみました~。お暇なおりに眺めて頂ければ幸いです~
≪→こちら!


3月17日更新

**さて、この3月ようやくにして^^ふたつめのエントリーは、『ディパーテッド』(2006/スコセッシ)の鑑賞メモです!
≪→こちらから!
当方の「オスカー受賞予想結果」なども併せてエントリーしましたので、お暇なおりに眺めて頂ければ幸いです~!≪→こちら~!



2007年1月14日

**本日未明、中途半端なままに為っていた「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」をようやく完結させました!≪→こちら!


2006年12月18日

**昨日、途中まで書いてアップしておいた『イカとクジラ』の鑑賞メモですが、今朝、完成させました~! 師走に相応しい「走り書き」^^レヴェルのものに過ぎませんが、お暇なおりにでも眺めて頂ければ幸いです~。
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タグ:ブライアン・デ・パルマ ( 6 ) タグの人気記事
◆『ブラック・ダリア』(2006/ブライアン・デ・パルマ)鑑賞雑感

こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

さてさて、11月も残すところ1日と数分^^ほど……。
今月の目標だった10エントリーは厳しくなって来たかなぁ~(笑)

―さて、

前回のエントリーでは、この9月以降に鑑賞した新作公開映画10本ほどを4つの区分の中に当てはめてみた訳なのですが、そこでもって「僕なりに多少の不満はあるものの最初から最後まで面白くは観れた作品」として置いたのが、我らが^^デ・パルマ『ファム・ファタール(2002)』〔◆当ブログ内鑑賞メモIMDb以来4年ぶりの新作となった『ブラック・ダリア』〔◆当ブログ内鑑賞直前メモIMDb



『ブラック・ダリア』鑑賞雑感
※ネタバレ注意


****ⅰ

本作は、僕に取っては、先述したように、「僕なりに多少の不満はあるものの最初から最後まで面白くは観れた作品」ではあり、しかし、「その醍醐味なり、美点なりをひと括りには言い表しにくい」映画とも為っています。


また、僕に於いては、例えば、一週間と空けずに二度目を観に映画館に足を運びたくなるようなデ・パルマ映画ではなかったものの(―まぁ、私め、『殺しのドレス』(1980)以降の大概のデ・パルマの新作はロードショー期間中に二度は観に行っている訳です)、勿論、劇場公開が終了してしばらくして名画座にでも掛かれば再鑑賞しに行きたいですし、DVDヴィデオなりでも時おり再鑑賞して行くことにはなるでしょう。

つまり、鑑賞を二度、三度と重ねて、徐々に、この映画の濃密さ(
原作者のジェイムズ・エルロイ曰く、「この映画は私の本を見事に圧縮している」「ほとんどドイツ表現主義版の『ブラック・ダリア』という印象さえある」~本作の劇場パンフレットから引用)を妙味として受け止めて行ける映画だと僕は思っている次第です。


もう、素直に感心する部分も多く、一方で、デ・パルマ・ファンとして物足りなく思えてしまう部分も少なからずあります。そう…、体を真っ二つに切断されてL.A市内の空き地に打ち捨てられた≪“ブラック・ダリア”=エリザベス・ショート≫の死体ではありませんが、一度観た限りでは、僕の中で一つの穏やかなと言うか、そう、明瞭な印象に収まって行かなかった訳です。この、不穏なものが残って行く映画ぶりは、勿論、この未解決猟奇殺人事件を題材に扱ったものゆえの必然でもあるのでしょう。


ともかく、長年に亙ってデ・パルマ映画というものを享受して来た者の一人としては、素朴にわくわくと目を瞠り素直に感心できたところすら書き残して置かぬこともまた健全なことには思えませんので^^、今回のエントリーでは、『ブラック・ダリア』を観て、今、思うところを大まかに書きとめておきます。



****ⅱ

まず、本作には、大概のデ・パルマ映画に巧まずして備わって来るような、如何わしいながらもファンとしては心地よく耽溺してしまえるような、デ・パルマが自らの腕(技巧)を存分に嬉々と^^ふるっての、云わば、映像ギミック的なもの目映さなり、品位などと云ったものとは少々無縁ながらもデ・パルマ独自の艶っぽい映像イメージというものを然程享受出来ぬところが在って、主としては、こんな部分ゆえに僕は初鑑賞の際には存分に本作を堪能出来なかったのでしょう。

まして、この事件を扱ったジェイムズ・エルロイ渾身の長編小説(
―私め、今週始めより本書を読み始めていて、まだ、端的にその内容なりを言い表すことは出来かねるのですが、幾つかの書評や解説にあるような「…10歳の時に母親が何者かに殺された上、その事件が迷宮入りとなったことで深いトラウマを負った著者は11歳の時に彼自身が生まれる前年に起こった“ブラック・ダリア殺人事件”に取り憑かれる。そして、母親の死から7年後に父親も他界。孤児となったエルロイの人生は堕落の一途を辿る。……中略……そして、デヴュー作から7作目にして遂に母親への屈折した思いを重ね合わせる中にブラック・ダリア事件を扱った重厚な犯罪小説を完成させる」とでも云ったところは本書を一つには言い表しているかと思います)を原作に持つ映画製作の中では、好き勝手、やりたい放題が出来る訳も無かったということに尽きると捉えても良いのでしょう。

この部分に於いてのデ・パルマなりの慎み(―端的にひとつを言えば、“ブラック・ダリア”に何らかの兇器がふるわれての流血場面というものが無いことにもそれを感じました)や悲劇のヒロイン“ブラック・ダリア”に向ける哀れみと云うものには、僕なども、一方為らぬ感慨を抱くところであります。



****ⅲ

また、デ・パルマ贔屓の僕には珍しいことなのですが、本作に於いては、キャスティングの一部に然程説得力を感じ取れぬところと相成りました。そんな中で、最も目を瞠らされたのは、“ブラック・ダリア”ことエリザベス・ショートのキャラクター造形。デ・パルマは、この悲劇のヒロインにミア・カーシュナーを得ることで、このヒロインに愈々意欲を持って迫ることと相成ったのではないかと僕なりに感じ取れました。


殊に、映画中映画としてある内の一つ、エリザベス・ショートのオーディション・フィルムの中でもっての、スターを夢見るヒロインに迫って行く姿無き監督の視点の元に映し出されるヒロインの健気、哀感が相伴って見て取れる姿、ヒロインに問いかけ演技指示を出す監督の声(※その、低めの存在感ある声はデ・パルマ自身によるもの)共々によるどこか微笑ましくもあり如何わしくもあるこのオーディション・フィルムの映像は、

ハリウッド・スターを夢見てL.Aにやって来たものの身を持ち崩し、果ては何者かに惨殺された、この悲劇のヒロインの生前の姿に観客個々が思いを及ぼしてゆく拠り所として大いに機能しているかと思え、その後に示されるポルノ・フィルム中の遣る瀬無くキャメラに納まっているヒロインの姿と表情には哀れみを寄せずには居られなくなりましたし、そして、納屋の中で愈々殺人鬼の手に掛かってしまう姿には、過去のデ・パルマ映画にあるような流血場面を含めたデ・パルマ独擅場のショッカー演出などはされていないにも拘らず、愈々目を背けたくも為ってしまいました。

ともかく、登場シーンからして既に死体であるこのヒロインは、主人公たる“バッキー”(ジョシュ・ハートネットが捜査過程で見ることと為る二つのフィルム(オーディション・フィルム、ポルノ・フィルム)の中、そして、回想映像として示される中にしか居ない。登場人物中、唯一、現在という時制の中には描かれない…。

―ここの部分は、当時のロス市警が総力を挙げ捜査したにも拘らず加害者(犯人)逮捕、事件解決に到達できなかった本事件の持つ闇、もどかしさの反映としてあるとも言えそうです。

そして、件の二つのフィルム中のオーディション・フィルムに於いては、或いは、デ・パルマはミア・カーシュナーを持ってして、エリザベス・ショートの銀幕デヴューを密やかに叶えてあげたのではないかとも僕なりに受け止めてもいます。




****

さて、ミア・カーシュナー扮する“ブラック・ダリア”ことエリザベス・ショートに加えて、僕が本作で目を瞠ったところを挙げておきますと、

ひとつには、矢張り、映画の要所に見て取れるデ・パルマならではのキャメラ・ワークの妙。

殊に、あの、 “ブラック・ダリア”の惨殺死体が初めて映画中で示されるショットを含むシークェンス。おそらくは、朝方のまだ人気の無い通り沿いに建つ一つのビルを捉えたキャメラはゆっくりと高く舞い上がって行きビルの向うの空き地とそこに打ち捨てられた死体をロングで見せる、キャメラは、一旦、ビルを回り込んでビル手前の通りに舞い戻って来、別のエピソードを示した後に、ビルの中を移動しビル向うの死体を見遣る刑事たちへと寄って行く…。この、二つのエピソードに跨っての一連のクレーン撮影、長回し、移動撮影にあるスリリングかつダイナミックなキャメラ・ワークはデ・パルマと撮影監督ヴィルモス・ジグモンドが本作でものにした最大の見せ場ではないかと思います。


また、主人公の相棒刑事たる“リー”(アーロン・エッカートが何者かにナイフで斬り付けられる場面を含む、階段とその吹き抜けを舞台装置にした如何にもデ・パルマ独擅場の演出が効を奏しての「墜落」に締め括られるシークェンス等に於けるキャメラ・ワーク、そして、忍び寄る魔手の影の強調などにも、デ・パルマならではの視覚的ケレン味が迸(ほとばし)っていたかと思い起こします。

さらには、主人公によって、『笑ふ男』(1928/パウル・レニ)という、かつて“リー”、ケイ・レイク(スカーレット・ヨハンソンと一緒に映画館で観たサイレント映画の一場面中の背景セットと、先述したポルノ・フィルムのセットの一致が見つけられて行くあたり、そして、そのセットのある某所に足を踏み入れた主人公が、愈々、殺害の核心へと迫って行くあたりの濃密さも忘れがたい…。


これら以外にも、幾つか心惹かれた部分はあるのですが、再鑑賞して確認してから、いずれ書き加えてみることと致します。


*********

斯様に、僕に取っては、必ずしもデ・パルマらしさが全開したとは感じ取れぬ本作では有った訳ですが、まぁ、これまで、然程には原作ものの映画化を手掛けることは無かった(―例えば、『キャリー』(1976)、また、『カリートの道』(1993)などは、原作ものでのデ・パルマ演出による映画化での成功例かと思います)デ・パルマに取っての意欲的なチャレンジとも言えるかと思いますし、デ・パルマたるタフな映画監督が、これを持って精根尽き果てた訳でも無いでしょうし^^、今後も『殺しのドレス』(1980)『アンタッチャブル』(1987)『ミッション:インポッシブル』(1996)等々のようにデ・パルマ・ファンを満足させつつ更に多くの映画ファンを引き込んで驚喜させ大ヒットを勝ち取る^^ような映画をものにしてくれるものと、まぁ、僕などは素朴に思え期待している次第です。


【◆『ブラック・ダリア』(2006/ブライアン・デ・パルマ)鑑賞雑感・完】

by oh_darling66 | 2006-11-29 23:54 | ■映画鑑賞メモ/鑑賞プチ・メモ
■〔映画雑談Vol.28〕映画中に於ける印象深い写真
~『シャイニング(1980/キューブリック)』≪→こちら≫、『ミッドナイトクロス(1981/ブライアン・デ・パルマ)』≪→こちら≫他

※3回完結予定です。


こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

さて、私、少々あれこれで忙(せわ)しなく、相変わらず、個々の映画についてひとしきり顧みたり、「鑑賞メモ」などを書き纏(まと)めたりする為の一続きの時間が取れないのですが、

例えば、明日(10/20)で渋谷での公開が終了となってしまう『弓(2005/キム・ギドク)』〔◆当ブログ内関連エントリーなどは、或いは明日の昼過ぎにもう一度観る機会を持てそうなので、その2度目を観てから形にするとして、

先週の土、日に観た『ブラック・ダリア』(2006/ブライアン・デ・パルマ)『フラガール』(2006/李相日)あたりなども、そう、まとまった時間が取れ次第書きたいんですがねぇ…、幾つかの目を見張らせてくれたシーン等々の余韻が僕の中に残っている内に…。

ともかく、今回は、僕なりに軽く書き流しておけるものをエントリーしてみま~す。



*** 映画中に於ける印象深い写真・その1


●上Phは、『ベティ・サイズモア』(2000/ニール・ラビュート)


さて、上述した『ブラック・ダリア』を撮ったデ・パルマ、また、『弓』を撮ったギドク、この両者が発表してきた映画の多くには、登場人物たちが写真を撮影する場面や「写真というもの自体」が可也目に付くように思い起こします。

そう、映画の中の「写真」は、イメージを伴う時間のモザイクなどとも言えよう「映画」というものの中に、「写真」と云う時間の止まったイメージたるものがあることそれ自体が素朴に僕の興味を惹く訳なのですが、

まずは、デ・パルマ、ギドクの映画中のものを含む、僕に取っての「映画中に於ける印象深い写真」というものを挙げてみますと、



シャイニング(1980/キューブリック)』〔◆IMDb
※本作のラストに触れています。


映画のエンディング。
ここでは、ホテルのロビー続きにある、ホテル周辺の写真や来客者の写真などが沢山飾られたラウンジが映され、撮影カメラは一つの写真に寄って行く。そこには、極寒の中息絶えた主人公・ジャック(ジャック・ニコルソン)の若々しく見映えの良い姿を中心に、舞踏会に集った大勢の正装した男女の姿が収まっている。


ここにある、ジャックの生気ある表情と姿は、この前に有るシークェンス(―真夜中の迷路のような庭園で、ジャックは斧を持って息子・ダニーを追いかける…)の最後に示される極寒の中で凍りついたジャックの哀れな姿と動かぬ写真の中に在りながらも生気、歓喜を湛えた姿との視覚的コントラストでもって、まずは、僕の心を掻き立ててくれます。

その写真中には、

Overlook Hotel
July 4th Ball
1921

―との説明が添えられている。

(※余談ながら、現在、おそらく、世界中で最も流通している本作のDVDヴィデオは劇場公開時と若干異なる119分のヴァージョンを収録したものかと思うのですが、本作のオリジナル・ヴァージョンは146分にもなるらしい。これ、いつかDVDヴィデオ等でリリースして欲しいなぁ…)

ミッドナイトクロス(1981/ブライアン・デ・パルマ)』〔◆IMDb


映画の効果音録音技術者たる主人公ジャック(ジョン・トラボルタ)は、夜半、峡谷に架かる橋の上で木々が風にそよぐ音や川のせせらぐ音など、映画に使用するさまざまな自然音を集音/採録していた際に、たまたま、或る自動車墜落事故の音を拾ってしまう。その後、主人公は、雑誌に件の自動車事故を捉えた連続写真が掲載発表されているのを知り購入。


その、真っ直ぐ走ってきた車がハンドルを切り損ねて道路から川に落下するまでを納めた連続写真を切り抜きコマ撮り。そして、現像から挙がってきたフィルムを流しながら自分がマイクで拾った音と合わて行き、云わば、ミニ・ムーヴィーをこしらえて行く…。時間の止まったイメージたる写真が、コマ撮りされ、音響と整合させられ行く中で映画中にミニ・ムーヴィーが誕生するさまは、まさに、僕に取ってはスリリングそのもの…。



『悪い男』(2001/キム・ギドク)〔◆IMDb


主人公・ハンギによって歓楽街の売春婦に身を落としたヒロイン・ソナ。彼女は自分に好意を寄せる男(※主人公の弟分)に手助けをしてもらい一旦店から逃げ出すも、程無く主人公に見つけられてしまう。

2人は歓楽街に戻る前に、海辺に立ち寄る。ここで、ヒロインは砂浜の中に2枚のちぎられた写真を見つける。ここに有るのは顔の部分が切り取られた男女が一緒に納まった写真。映画は、この写真が示されてから、詩のようなファンタジー性が加わっていたように思い起こします。




『うつせみ(2004/キム・ギドク)』
→※当ブログ内の「鑑賞メモ」はこちら


主人公が不法侵入する家々の幾つかに飾られたヒロインの写真。ヒロインは、或いは、顔の知れたモデルなのかもしれない。


そして、この88分中にあるものの殆どが、そんなヒロインの写真を何と無しに見知っていた主人公が単調なビラ貼りを繰り返す中で見た白昼夢だったようにも思うのですが…。



*********

―と云った案配に、他にも、幾つか挙げて行きたいところですが、今回はここいら辺りまで。

尚、また、このテーマで思うところを書き足して行く予定です。あと、2回くらいでエントリーとして完結させたく思っています。

それでは次回!^^

(※10月21日、その1・完)



〔当ブログ内の関連エントリー〕

■〔映画鑑賞メモVol.14〕『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)& more...

1.『サラバンド』(2003/ベルイマン)鑑賞プチ・メモ
2.『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)鑑賞メモ
3.『百年恋歌』(2005/ホウ・シャオシェン)鑑賞前メモ

by oh_darling66 | 2006-10-19 19:06 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.23〕今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇)

1.『プラダを着た悪魔(2006/デヴィッド・フランケル)』≪→こちら
2.『ブラック・ダリア(2006/ブライアン・デ・パルマ)』鑑賞前メモ―その3≪→こちら
3.『LOFT ロフト(2006/黒沢清)』≪→こちら

―&「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」関連メモ―その1(※オダギリジョー『叫(さけび)』(黒沢清)etc.)→こちらその2はこちら!


>>その1(後編)は、こちら~!⇒『楽日』(2003/ツァイ・ミンリャン)、『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)他


こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

さて、この8月も残すところ後一日……と10分ほど。^^
ひと続きに映画を顧みる時間が取れず、中々「映画鑑賞メモ」等を書けずにいる『マッチポイント』(2005/ウディ・アレン|※下Ph)、そして、『ハッスル&フロウ(2005/クレイグ・ブリュワー)』(→※鑑賞メモは追ってこちらに書きま~すはその内に成り行きで形にするとして……(^^;、

今回は、今秋以降に日本公開予定の映画中で僕が素朴に楽しみにしているものを数本ピックアップしておきます。
c0055456_044488.jpg

・・・で、ここで一旦ストップ。^^また、後ほど追記しま~す!

…で^^、以下は、公開順では無く、まぁ、思いついたものから順番にと云った按配です。



1.プラダを着た悪魔』(2006/デヴィッド・フランケル)
◆11月18日(土)公開予定


「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」(◇会期:8/30―9/9)出品作品 

→※コンペティション部門出品作(全21作品)「シネマトゥデイ」等を参照。

今回、日本映画からのコンペティション部門への出品は、オダギリジョー〔◆jmdb主演の『蟲師〔むしし〕』(大友克洋|◆公式サイト、そして、アニメーション映画『パプリカ』(今敏〔こんさとし〕)の2本。
尚、オダギリジョーは、今回、特別招待作品して上映される黒沢清監督の『叫(さけび)』(◆当エントリー内にも出演。)


**これは、これまでにウェブ上で作品レビューなどをチラチラ^^眺めて来た限りですと、例えば、「ウェルメイドなコメディ」などと云った誉め方を少なからず目にしており、まずは、コメディとして高評を得ている印象を僕は持っています。まぁ、コメディとしての良し悪しなどは観るまで分かりようもありませんが、一つには、大いに俳優を楽しめる映画ではないかと僕は思っています。

ともかく、メリル・ストリープアン・ハサウェイスタンリー・トゥッチ〔※下Ph右〕の3人が主要な役どころに名を連ねているだけでも僕の足を劇場に運ばせるに十分!!!


ストリープは、本作のスチルをあちこちで眺める限りですと、ここしばらくに無い美人ぶりかと思えるのですが(^^)、まぁ、いつの頃からか妙にふくよかに為って相当に貫禄がついてしまいましたが^^素は綺麗な人ですからね。一方の、美しさも増し、演技面でも伸び盛りのアン・ハサウェイとはまた異なる映画栄えを見せてくれているのではないかなぁ…。

今、多くを語る余裕がありませんが、曲者、スタンリー・トゥッチを含め、この3人の芸達者によって、それこそ、「ウェルメイドなコメディ」が展開される映画であることを素朴に期待しています!!


補足)

◇IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0458352/

◇公式サイト(日本語)

http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/


2.ブラック・ダリア』(2006/ブライアン・デ・パルマ)
◆10月14(土)公開予定


「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」オープニング上映作品、及び、コンペティション部門出品作品


**まぁ、私め、素朴にデ・パルマ贔屓ですから、作品自体を享受できればまずは幸福なのですが、この、デ・パルマにとって『ファム・ファタール(2002)』〔◆当ブログ内鑑賞メモ以来4年ぶりとなる新作にあっては、今をときめく二人の女優、スカーレット・ヨハンソンヒラリー・スワンクの出演がまずは広く注目を集めるところかと思いますし、僕自身も、彼女たちがデ・パルマが創り出す世界の中で如何なる輝きを見せるかは実に楽しみなところ。


そして、悲劇のヒロイン“エリザベス・ショート”に扮するミア・カーシュナー〔※下Ph〕の存在感、演技を目の当たりにすることも物凄く楽しみにしています。僕は、彼女の演技を観るのは初体験となります。


**さて、本作『ブラック・ダリア』撮影ヴィルモス・ジグモンド

かつて、デ・パルマ作品と3作品で組んでいる訳ですが、僕は『愛のメモリー』(1976)『ミッドナイトクロス』(1981)の中々流麗なキャメラ・ワークが印象に残るところです。

他の監督との仕事の中では、『ロング・グッドバイ』(1973/ロバート・アルトマン)『未知との遭遇』(1977/スティーヴン・スピルバーグ)、そして、『天国の門』(1980/マイケル・チミノ)などでのキャメラが特に印象に残っています。ともかく、『天国の門』のキャメラは別格として、1970年代に大活躍した撮影監督として、その名を知る映画ファンは多いかと思います。彼が久々にデ・パルマと組んでの映像も大いに楽しみなところです!


補足)

◆当ブログ内関連エントリー>1>2

◇IMDb
http://us.imdb.com/title/tt0387877/

◇公式サイト(UK)
http://www.theblackdahliamovie.net/

◇CINEMA Topics Online

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4925


3.LOFT ロフト』(2006/黒沢清)
◆9月9日(土)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー



**僕が黒沢清の映画を体験して来ての印象を極く大まかに言い表せば、以前、僕が某所の映画掲示板でお喋りさせて頂いた際に書いたものを引っ張り出してしまいますが、「僕に取って、黒沢清映画の体験は唯一的なもので、その諸作の鑑賞にあっての映画時間の体験というものは、一つには、スクリーン/モニターに映し出されたもののヒンヤリとした肌理によって徐々に身がこごむような心地、状況と為って行くもののように思います」…とでも云ったものになります。

僕に取って、おそらくは、封切早々に劇場に足を運ぶであろう、黒沢清の新作『LOFT ロフト』は、『ドッペルゲンガー(2002|※公開年は2003年)』〔◆jmdb以来となる黒沢清映画のスクリーンでの鑑賞となります。せめて、しかと見つめておきたいと思っています。 (→◆まずは、封切2日目に初鑑賞しましたヨ~^^


cf.現在開催中の「第63回ヴェネチア国際映画祭」では、この黒沢清監督の『LOFT ロフト』の次に撮られた最新作『叫(さけび)』〔※下Ph|◆CINEMA Topics Onlineが特別招待作品として上映される。

補足)

◇『LOFT ロフト』公式サイト
http://www.loft-movie.com/

◇映画「LOFT」黒沢清監督に聞く 物語の鍵を握る「女性ミイラ」~FujiSankei Business
http://www.business-i.jp/news/enter-page/enter/200608290012o.nwc

映画『LOFT ロフト』公開記念特集 黒沢清の映画術~チャンネルNECO

放映期間:9月2日~9月28日
放映作品:『CURE キュア』(1997)『カリスマ』(1999)『回路』(2000)『ドッペルゲンガー』(2002)

―尚、放映日時などは、各自「チャンネルNECO」ホームページ等でご確認のほどを!


―と云った按配に、「今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇)」は、まずは、現在イタリアで開催されている「第63回ヴェネチア国際映画祭」に参加している3本でまとまる形と相為りました。

この後にエントリーする、その1(後篇)では、また、3、4本の新作映画をピック・アップしておきたいと思っています!

©REUTERS


その1(後篇)に続く

by oh_darling66 | 2006-08-30 23:51 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.18〕“The Black Dahlia”/『ブラック・ダリア』(※2006年10月全米公開)メモ―その2

こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです。

◆◆ついに、ストーンズ・ウィーク突入!!
僕の参戦は、まず最初が、今回の「ア・ビガー・バンツアー日本公演」初日となる22日「東京ドーム」(17時会場、19時開演)です!!
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まだ、各会場共にチケット等購入できるようですから、この、端的に言って、これが最後のワールド・ツアーとなるかもしれず、まずは、ロック・シーンに於いて、アメリカに誕生したブルースの継承と云った部分を始めさまざまな意味合いで歴史的な足跡を残して来たロック・バンド“The Rolling Stones”のライブに興味が沸き始めた10代、20代の若い方々も、一応^^、招聘元(JECインターナショナル)のサイト等を覗いてみては如何でしょうか。

■JECインターナショナル
http://www.jec-international.co.jp/

■Rolling Stones(公式サイト)
http://www.rollingstones.com/index.php

まぁ、何はともあれ(^^)、それぞれのライヴに於いてどんなセット・リストとなるか、また、オープニングは何で来るか、Bステージの3曲は如何なるものとなるか等々を考えるだに気持ちが高揚して来るばかりです。



◆◆さて、当ブログに於きまして、既に昨年10月26日のエントリー中でチラと触れた、ブライアン・デ・パルマ監督の最新作となる“The Black Dahlia”/『ブラック・ダリア』(※邦題未定)ですが、ポスト・プロダクションの段階ながら、今後少しずつ各種情報等外に出てくるようですから、当方でも少しずつそれらのメモを残して行く事といたします。
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〔◆左:ジョシュ・ハートネット、右:ヒラリー・スワンク〕


〔**
*〕本作は1947年に全米を震撼させ現在まで未解決の猟奇的殺人事件「ブラック・ダリア事件」/「エリザベス・ショート殺人事件」を扱ったジェイムズ・エルロイ(1948年生)による原作『ブラック・ダリア』〔◆文春文庫ブライアン・デ・パルマ監督による映画化。

原作はL.Aに於ける、警察、政界、ハリウッド、マフィアなどに及ぶ相当数の登場人物が登場する群像劇らしい。
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〔◆左から、ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、
スカーレット・ヨハンソン〕


〔*
**エルロイが1987年に著した『ブラック・ダリア』を第1作目とする、<ロス暗黒史4部作>、また、<暗黒のLA四部作>などとして括られるものの内の一篇が、1997年にカーティス・ハンソン監督によって映画化もされた『L.A.コンフィデンシャル』〔◆文春文庫(※原作)IMDb(※映画|下Ph)
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***〕原作者のエルロイについては、ウェブ上でも多々記述がありますので当座触れずにおきますが、例えば、これまでにTV脚本なども残していますし、これから公開される何本かの映画の脚本(※内一本がウィリアム・フリードキン監督が取り掛かっているとされる“The Man Who Kept Secrets”)も手掛けているようです。

あと、興味を引くのが『ワンダーボーイズ』(2000/カーティス・ハンソン|※下Ph)への出演、これ、カーティス・ハンソンの映画中では、僕に取っては『L.A.コンフィデンシャル』に劣らずに大好きな一本なのですが、映画中のパーティー・シーン(?)にチラと姿を見せているようですね。遅かれ確認してみたいところです。
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―そう、おそらくは、エルロイカーティス・ハンソンは、1997年の『L.A.コンフィデンシャル』に於ける映画制作中から良好な信頼関係を築き上げることが出来たのでしょう。僕の推測に過ぎませんが、『ブラック・ダリア』の映画化の話が製作サイドより立ち上がった当初に於いては、監督候補にカーティス・ハンソンの名も挙がっていたのではないでしょうか…。

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〔◆左Ph中央:『イン・ハー・シューズ』演出中の
カーティス・ハンソン、右Ph:ジェイムズ・エルロイ〕




【作品メモ】

◆スタッフ、キャスト

IMDb(Full Cast and Crew)

◆公開日予定

**アメリカ・・・2006年10月13日
**フランス・・・2006年12月06日


【『ブラック・ダリア』(※2006年10月全米公開予定)メモ―その2・終】




〔当ブログ内の関連記事〕

>>ブライアン・デ・パルマ関連

■〔映画鑑賞メモVol.6〕『ファム・ファタール』(2002/ブライアン・デ・パルマ)

■〔映画雑談Vol.23〕今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇)

1.『プラダを着た悪魔(2006/デヴィッド・フランケル)』
2.『ブラック・ダリア(2006/ブライアン・デ・パルマ)』鑑賞前メモ―その3
3.『LOFT ロフト(2006/黒沢清)』

―&「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」関連メモ、オダギリジョー関連メモ



>>スカーレット・ヨハンソン関連

■〔映画雑談Vol.9〕映画館での地震体験~『アイランド』(2005/マイケル・ベイ)鑑賞メモ
by oh_darling66 | 2006-03-20 12:54 | *映画雑談
■〔映画鑑賞メモVol.6〕『ファム・ファタール』(2002/ブライアン・デ・パルマ)

11月4日、金曜日か...(^^)
いやぁ、昨日(3日)から日曜日(6日)に架けて4連休の人たちも居ますよね、
まぁ、東京あたりは、本日同様に明日あたりも天気が良さそうですし、僕もせいぜい2連休(^^)をのんびり過ごすことと致しましょう、


―あっ、御挨拶が遅くなりました(^^)、

おはようございます、

昨日の祝日は、わが家には予定通りに来客があり、また、何度か外出もあり、ほとんど集中してパソコンの前に居られなかったダーリン/Oh-Wellです((^^)


さて、昨日未明に、ちょろっとエントリーしたというか、途中まで書いてアップしたものがあった訳ですが、日付も変わってしまった事ですし、
うん、ここは一つ、改めてエントリーをし直しましょう!!(^^)




―という訳で、さて((^^)、

極めて映画的なヒロイン像の一つとして、
“ファム・ファタール”と呼称されるものがあるかと僕は思っています、

それは、大まかに言えば、
主人公にとっての“運命の女”であり、
また、思慮深い男をも惑わせ、狂わせるに足る美貌、妖艶さを持っているのみならず、生来的とも思える如き“悪女”性を纏(まと)っていることが少なくない…、

それら、ファム・ファタール的なヒロイン像は、小説などに於いても魅力的なキャラクター造形は少なからずあるかと思うのですが、
手練(てだれ)の映画作家たちの演出によってスクリーン上に姿形を与えられた“ファム・ファタール”的なキャラクターたちを目の当たりにすることは、また、格別な感銘を得られるものとなるのではないでしょうか、


******

今、ファム・ファタールと云うものの、小説や映画に於ける誕生の背景、由来などを書き示すことは措(お)くとして(^^)、

ともかく、これまた大まかに言って、ファム・ファタール的ヒロインと云うものは、
フィルム・ノワール(暗黒映画)と呼ばれる、その内の、主たるは、1940年代のモノクロ撮影によるハリウッド犯罪映画の中にこそ最も魅惑的なものが数多く在るかと僕は思います、

このフィルム・ノワールにあるファム・ファタール的なヒロインというものは、先述したように、まずもって、主人公、男たちにとっての“運命の女”である訳ですが、
ただ、必ずしも、同時に“悪女”であるとは限らない(※例えば、『暗黒街の弾痕(1937/フリッツ・ラング)』での、シルヴィア・シドニー〔◆IMDb当ブログ内関連エントリー扮するヒロイン“ジョーン/joan”等…)という事は、僕なりの実感として付け加えておきたいと思います。



******

さて、
“運命の女”、“悪女”、その両方の要素を備えたファム・ファタールとして、僕に取っての印象深い5つを女優名で挙げてみます。



◆1・・・ジョーン・ベネット

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『緋色の街/スカーレット・ストリート』(1945/フリッツ・ラング)

→破滅させられる男(^^):エドワード・G・ロビンソン



◆2・・・エヴァ・ガードナー

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『殺人者』(1946/ロバート・シオドマク)

→破滅させられる男(^^):バート・ランカスター



◆3・・・バーバラ・スタンウィック

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『深夜の告白』(1944/ビリー・ワイルダー)

→破滅させられる男(^^):フレッド・マクマレイ



◆4・・・シモーヌ・シモン

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『獣人』(1938/ジャン・ルノワール)

ジャン・ギャバン←他の男たちのようにヒロインに惹かれることで身を滅ぼすのでもあり、また、自らの先天的なものによっても…(以下省略^^)



◆5・・・ジョーン・ベネット

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『飾窓の女』(1945)

→滅ぼされる(?)男(^^):エドワード・G・ロビンソン


―という訳で、
今回は、上でも取り上げた、『深夜の告白』中の「大した悪女だよ…」と云った、フレッド・マクマレイ扮する主人公の台詞から始まる映画でもある、ブライアン・デ・パルマ『ファム・ファタール』(2002)についての鑑賞メモを残して本エントリーの締めとさせて頂きます。


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by oh_darling66 | 2005-11-04 08:56 | ■映画鑑賞メモ/鑑賞プチ・メモ
■〔映画雑談Vol.12〕ブライアン・デ・パルマ監督最新作
“The Black Dahlia”/ブラック・ダリア(※2006年全米公開予定)鑑賞前メモ―その1≪→直接飛ぶ
“ヒッチコキアン”ブライアン・デ・パルマへの雑感etc.

** 「不定期連載―アルフレッド・ヒッチコック」その1は、こちら
*
*当エントリー内で触れたヒッチコック作品⇒『サイコ』『裏窓』『めまい』


05/10/26 23時50分

10月26日も、あと10分弱か...(^^)
この10月、この月らしい透明感のある晴天日は少ないものの、
まぁ、東京も秋らしくは為って来ましたかね。

夜半や明け方は肌寒くもなっています…。
疲れたら早めに休みましょう。会社を病欠する時は早めに連絡いたしましょう。((^^)

うん、何はともあれ、秋本番と言ったところですかね。
今度ガストに出向いた際はいよいよ「秋刀魚の開き、キノコおろしの秋仕立て和膳(…だったはず)」にトライしてみるかなぁ…。


―ご挨拶が遅くなりました。((^^)

こんばんは、今宵いかがお過ごしでしょうか。

レンタルしているビデオを観る前にビールを飲んでしまい、少々眠たくなってしまっているダーリン/Oh-Wellです。

さて、これから件のビデオ(※ロバート・ワイズ監督作品です…)を観ます、延滞2日目です。何にせよ、これから観ます、仕事の準備も少々…。

その後に、久々の更新をしたいと思っております。
イメージはほぼ頭の中に出来上がっているので、何とか形に為りそうです。


***

え~、以下の3人の内の一人は、エントリー中で少し登場することと為るであろう俳優です。

それでは皆さんにチラリと登場して頂きましょう!!((^^)


◆まずはお一人目・・・スカーレット!

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スカーレットです(^^)、秋刀魚の美味しい季節ですね、
また、このエントリーの続きでお会いしましょう((^^)」



◆お二人目は・・・パルパティーンさん

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「秋は淋しいねぇ、哀しいねぇ...
また元気が出てきたら登場するかもです...あ、そうだ、DVDでさ(^^)『エピソードIII』を観たらファン・レターでも頂戴な、じゃぁね((^^)」



◆最後に、ウォンカさんです!

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「こんばんは、
目黒の秋刀魚も目白あたりのお菓子も美味しい季節ですよネ、((^^)
それじゃ、またお会いいたしましょう。

くれぐれも歯を大切に!
そして、友人、家族を大切にネ!((^^)」




―という訳で、
さて、果たしてエントリーに絡むのは誰でしょうか!?(^^)

………(間)………

くだらぬ繋ぎ方で申し訳ありませんm(_ _)m

それでは、また後ほど!



05/10/28 未明・・・一昨日の続きで~す

デ・パルマ**ⅰ〕

―さて、
私め、前回(10/19)のエントリーヒッチコックにちょろっと(^^)触れた訳ですが、

この偉大なる先達を敬愛し、自作中でもって、果敢にその偉大なるヒッチコック映画にあったものに挑んでいる現役映画監督と言えば、まずは、ブライアン・デ・パルマでしょう。
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他にも、例えばよく知られるところですと、生前のトリュフォーなども、
批評家時代からヒッチコックに心酔し、深く敬愛していましたし、その映画からはヒッチコック映画にあったもののトリュフォー的な援用を僕なりに見て取れることもあります。


*******

また、デ・パルマ、トリュフォーほどのヒッチコキアン(※所謂、ヒッチコック崇拝者)でなくとも、ヒッチコックの創造した映画にはさまざまな映画監督がさまざまなレヴェルで傾倒しているように思えます。
例えば、ヒッチコック映画中最も著名なシーン中の一つであろう『サイコ』(1960)のシャワー・シーンだけを取ってみても、パロディーを含めれば、『サイコ』公開以降これまでに相当数の監督によってさまざまに扱われて来たのではないかと思います。
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―今、僕がここ数年ほどの間に観た映画の中でパッと思いつくパロディー的な援用だけでも、
『ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション』(2003)でのもの、
そして、先ごろ鑑賞したばかりの『チャーリーとチョコレート工場』(2005)でのものが有りますねぇ…。

―しかし、そのキャリア中に於いて、一貫してヒッチコックを意識し、果敢に挑み、多くの自作に(良くも悪くも観客に分かり易く)反映させて来た映画作家となると、デ・パルマ以上の存在は無いだろうと僕は思う次第です。



〔デ・パルマ**ⅱ

さて、
デ・パルマがヒッチコック映画中にあったものから引用/援用したものを、
僕に取って分かり易いところから思い出すままに箇条書きレヴェルで挙げてみますと、


***愛のメモリー(1976)』(※下Ph)
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◆主人公に取っての最愛の女性の死、そして、その女性と瓜二つの女性の出現
『めまい』(1958)


***『殺しのドレス(1980)』(※下Ph)
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◆一個の人間に同居する二つの人格
◆シャワー室に於ける殺人…
『サイコ』(1960)

◆美術館
『めまい』(1958)


***ボディ・ダブル(1984)』(※下Ph)
c0055456_158119.jpg◆心的障害(疾患?)を克服せんとする主人公(※片や「閉所恐怖症」、片や「高所恐怖症」)
◆ヒロインを尾行する内に彼女の虜になって行く主人公
『めまい』(1958)

◆カメラ、望遠鏡による覗き、監視
『裏窓』(1954)

―等等々、多々挙がってくるので、
うん^^、ここら辺については、「不定期連載―アルフレッド・ヒッチコック」(※連載第1回目はこちらの方で、いずれ触れ直してみる事にいたしましょう。


*******

うーん、何は兎も角も((^^)、
ヒッチコックは、多くの美質を備えた映画作家だったと思いますねぇ。

そして、
デ・パルマだって、まぁ、映画作家としての幾つかの美質を備えていると思う訳ですが、

両者とも、まず一つには何と言っても、
その特異な映像表現あってこそ、観客を視覚的に夢中にさせて来た映画作家なのだと思います。

まぁ、今回はそこら辺(―特異な映像表現あってこそ云々…辺り(^^))の掘り下げは措(お)かせて頂きます。




デ・パルマ**

さてさて…、
斯様なヒッチコキアンたるデ・パルマ監督の最新作となるであろう映画が“The Black Dahlia”/ブラック・ダリア(※全米で2006年10月公開予定)、

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by oh_darling66 | 2005-10-26 23:57 | *映画雑談