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皆さま、本日のショーにお集まり頂きありがとうございます、ダーリン(darling)です。今後も僕を喜ばせてくれるもの、心地良くしてくれるものを探求してみます。皆さま、ごゆっくりどうぞ。
by oh_darling66
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*索引(さくいん)
*おしらせetc.
6月25日更新

**今月、ようやくにして、2回目の更新です(^^;

●鶴岡八幡宮・舞殿

今回は、先日訪れた六月中旬の鎌倉についての雑感を、そして、鎌倉と言えば小津安二郎、小津映画と言うわけでもあり、ここいら辺りについても少々ゆるりだらりと^^書いています。
≪→こちら!




6月7日更新

**さて、6月最初の御挨拶を…。

そう、そろそろ夏休みの予定などを漠然と考え始める頃ですよね。今年は南国に行きたいなぁ、9月以降の安く行ける時にでも^^ ≪→こちら!


●バリ島の寺院にて

●『アコークロー』・・・6月16日公開


4月21日更新

**さて、久々の更新です。
今回は、上映最終日(4/6)にようやく鑑賞が叶った『叫』(2006/黒沢清)についてゆるゆると鑑賞メモを書きまとめてみました~。お暇なおりに眺めて頂ければ幸いです~
≪→こちら!


3月17日更新

**さて、この3月ようやくにして^^ふたつめのエントリーは、『ディパーテッド』(2006/スコセッシ)の鑑賞メモです!
≪→こちらから!
当方の「オスカー受賞予想結果」なども併せてエントリーしましたので、お暇なおりに眺めて頂ければ幸いです~!≪→こちら~!



2007年1月14日

**本日未明、中途半端なままに為っていた「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」をようやく完結させました!≪→こちら!


2006年12月18日

**昨日、途中まで書いてアップしておいた『イカとクジラ』の鑑賞メモですが、今朝、完成させました~! 師走に相応しい「走り書き」^^レヴェルのものに過ぎませんが、お暇なおりにでも眺めて頂ければ幸いです~。
≪→こちら~!



各種サッカー試合中継等は、こちら〔◆TV日刊から検索できます。


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■〔映画鑑賞メモVol.16〕『ディパーテッド』(2006/マーティン・スコセッシ)
**『ディパーテッド』の鑑賞メモに直接飛ぶ≪→こちら!

―& 第79回アカデミー賞(2月25日)を楽しむ!
◆その2・「映画鑑賞券争奪((^^)・4者によるアカデミー賞6部門受賞予想結果、および、雑感」~監督賞、作品賞篇

◆その1・「4者によるアカデミー賞6部門受賞予想」篇はこちら!



こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです。

さて、14日のホワイト・デー、皆さん、如何お過ごしでしたでしょうか。
女性の方々は、あれこれ贈り物を渡した数だけお返しを受けましたか?^^ 
おそらくは、男性よりも女性の方が楽しい一日だったことでしょう!^^


―さて...、私め、
この3月は中々エントリーを出来ず仕舞い、また、ウェブ上に遊びに出ることすら中々出来ず仕舞いの少々多忙な日々が続いて居たのですが、昨日中、仕事等々が一山越えたので久々(14日ぶり!)のエントリーをしてみます。

今回は、「第79回アカデミー賞授賞式」スコセッシに待望のアカデミー監督賞をもたらしたばかりではなく、監督賞、作品賞を含む4部門を制した『ディパーテッド』(2006)の鑑賞メモ≪→直接飛ぶ、さらに、当方の予想の的中具合((^^)、セレモニーの録画ヴィデオを鑑賞しての雑感等々を書き残しておきます。

―尚、「演技賞篇」(※下Phは演技部門受賞者4人。左から、フォレスト・ウィッテカー:主演男優賞受賞、ジェニファー・ハドソン:助演女優賞受賞、ヘレン・ミレン:主演女優賞受賞、アラン・アーキン:助演男優賞受賞)は、或る作品の鑑賞メモと共に後日追ってエントリー致します。

©WireImage.com


「第79回アカデミー賞受賞予想結果、および、授賞式雑感」~監督賞、作品賞篇

さてさて、「第79回アカデミー賞」、すでに、受賞結果〔◆allcinema ONLINEは皆さん御周知のことでしょう。

そう、前回の授賞式を僕なりに一言で言い表わせば「ポール・ハギスという映画人を世に知らしめた授賞式」とでも為るとすれば、今回は、スコセッシに改めて大きな脚光が当たった授賞式とでも言えるものかと素朴に感じました。

©WireImage.com

今回の各作品のオスカー獲得数を見ると、4部門の『ディパーテッド』が最高、これに次ぐのが3部門の『パンズ・ラビリンス』、さらに、2部門の『リトル・ミス・サンシャイン』『ドリームガールズ』『不都合な真実』といった按配で、前回同様に5部門、6部門以上を制するような大勝作品が無かった訳ですが、前回のオスカーのエントリー記事中などでも書いたように、授賞式を眺めている分には一作品が独占して行くよりは余程面白いかと僕は思う次第です。

ともかく、『ディパーテッド』は5部門にノミネートされ「助演男優賞」以外の4部門を制した訳で大健闘かと思いますし、「外国語映画賞」部門を始め「脚本賞」をも含む6部門にノミネートされ3部門(撮影賞、美術賞、メイクアップ賞)を制した『パンズ・ラビリンス』(2006/ギレルモ・デル・トロ)なども大健闘ですよね。今秋の公開が待ち遠しい限りです!



また、「作品賞」を含む3部門にノミネートされ2部門(脚本賞、助演男優賞)を制した『リトル・ミス・サンシャイン』(2006/ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス)、ノミネートされた「長編ドキュメンタリー賞」、「歌曲賞」両方を制した『不都合な真実』(2006/デイヴィス・グッゲンハイム)なども僕に取ってそれぞれに印象に残る受賞結果となりました。

そう、『ドリームガールズ』(2006/ビル・コンドン)は6部門8ノミネートで「助演女優賞」「録音賞」の2部門を制した訳ですが、作品関係者にとってはミュージカルで「歌曲賞」を逃した痛恨さは勿論想像に難くないのですが、この部門に自分たちの映画から3曲もがノミネートされてしまったこと自体が既に痛恨であり“ありがた迷惑”であったかもしれませんよね。^^ もう、端的に言えば、3曲に票が割れてしまい、一つの突出は難しくなる訳ですから…。

©WireImage.com
●Phは、主題歌賞候補“Love You I Do”(『ドリームガールズ』)を歌う
ビヨンセ〔左〕ジェニファー・ハドソン

『ドリームガールズ』


ともかく、今回もまた一言では言いくるめられぬ楽しさのあるショー・セレモニー、エンタテイメント・ショーであったと思います! そう、初めてオスカーの司会を担当したエレン・デジェネレス〔◆IMDb公式サイトも十分にオスカー司会者(ホスト)の責務をまっとうしていたかと僕は思います。


この一大セレモニーにあっては、司会者と言えども、授賞式中の登場回数も、それぞれに費やせる時間も限られている訳ですが、エレンは、各部門の授賞セレモニーの間合いというものにあって、候補者たちに対しては如何にリラックスさせるかという点に於いて、また、参席者一般、視聴者に対しては如何に楽しくショーを先に繋いで行くかということに於いて、繰り返しに為りますが十分に責務を果たしていたと言えるかと思う次第。


―さて、ここいら辺りで、当方での4人の受賞予想の的中具合を纏(まと)めておきます。

--------------------------------------------------------------------------------------

*6部門の「本命予想」に於いて、

全部門制覇→0人
5部門制覇→0人
4部門制覇→0人
3部門制覇→1人(ダーリン/多摩代表^^
2部門制覇→1人( juneさん/東京代表
1部門制覇→1人(
Kazさん/石川代表
★スカ((^^;→(ホームズさん/多摩代表

―尚、私め、「対抗予想」を含めれば、6部門中5部門で的中を果たしました~!
・・・と、まぁ、一応、言い添えておきます^^

そして、何よりも、御三方の御健闘に感謝!
ホームズさんのスカ(=的中ゼロ)は果敢な本命予想の果てのもの。
もう^^、作品賞に『クィーン』、主演男優賞にピーター・オトゥール、助演男優賞にジャイモン・フンスー、さらには、助演女優賞に菊地凛子・・・^^と云った果敢な賭けに等しい((^^;スリリングな予想の数々は目の覚めるような忘れがたいものでした。もう、これ以上と無い面白い本命予想を頂き(笑)、友人として心より感謝しています。そう、次回はスカッと((^^)4部門、5部門くらいはお当てくださることでしょう!!^^

juneさん
Kazさんホームズさん、授賞式前に、各部門に候補を出した諸作品を殆ど観れない中での「本命予想」を頂き誠にありがとうございました!!

--------------------------------------------------------------------------------------


さて、引き続きましては、監督賞、作品賞の予想結果、受賞結果の雑感、そして、『ディパーテッド』の鑑賞メモを。


>> 「監督賞」の本命予想結果

受賞予想、および、結果

* アレハンドロ・ゴンザレス・イリャニトゥ~『バベル』juneさん
マーティン・スコセッシ~『ディパーテッド』ダーリン
* クリント・イーストウッド~『硫黄島からの手紙』ホームズさん
Kazさん
* スティーブン・フリアーズ~『クィーン』
* ポール・グリーングラス~『ユナイテッド93』

●Phは、『ディパーテッド』撮影中スチル

●この部門は、僕だけが的中。しかし、ホームズさん
Kazさんイーストウッドを本命に挙げたことには、僕などは密かに心打たれておりました。そう、僕が「対抗」に置いたイーストウッドは、『硫黄島からの手紙』に於ける4部門のノミネート中、自身がオスカー対象となっていた監督賞、作品賞(※スピルバーグ、ロバート・ロレンツと並び、製作者の一人として授賞対象者と為っていた)のいずれも逃した訳ですが、まぁ、今回は分が悪かったということでしょう。

そう、クリント御大ってオスカー受賞に自信がある時はお母様を連れて来ますよね?^^ 今回は、齢95には為るであろう彼女の姿が見当たらなかった時点で、僕などは「今回はスコセッシのオスカー・イヤーと為るのでは...」との予感が走りもしたものです―って、録画で見た時には勿論既に結果を知っていた訳です、はい。^^

しかし、イーストウッドは今回も栄誉有る重責を果たしています。そう、エンニオ・モリコーネ(1928年生)に授与された「アカデミー栄誉賞」に於いて、他に取替えの利かぬプレゼンテーター役を見事に果たしてくれていましたよね!!

©WireImage.com

★ともかく、この監督賞にあっては、コッポラルーカススピルバーグと云ったアメリカ映画界の重鎮たちが登場するやこのセレモニーの興奮は否が応にも高まりましたね。

そう、三人が一頻(ひとしき)り漫才のような遣り取り(―詳細は措きますが、三人の中でもって唯一監督賞の受賞が無いルーカスが自虐的に振舞うさまが秀逸でした^^)を見せてくれた後、候補者の名がイリャニトゥスコセッシイーストウッドフリアーズグリーングラスの順に告げられて行った訳ですが、自分の名が告げられるまでのスコセッシの目は少々虚ろだったようにも^^見えました。尤も、名が告げられた後にはすぐに壇上の友人たちに向けて人懐っこい笑顔を見せていましたけれども…。

さて、最後の候補者名の発表が終わると、スピルバーグが封筒を開けながら他の二人に「離れて」と言いつつステージ中央のマイクに寄る。そして、スコセッシの名が読み上げられるやルーカスなどひとしきり歓声を挙げ身をそらして拍手。舞台袖に控えるニコルソンも、最前席のディカプリオも満面の笑顔で祝福、ウォールバーグは指笛を吹きながら祝福、イーストウッドも笑顔で祝福の拍手を続ける…、当然、会場全体がこの日一番の拍手と大喝采に包まれる! 壇上に挙がったスコセッシは三人それぞれとひしと抱き合う。「サンキュー、サンキュー、サンキュー、サンキュー、サンキューリック(←リックって誰?^^)」、その後もスタンディング・オベーションを続ける会場の映画人たちにしばらく「サンキュー」を繰り返す。

©Reuters

©WireImage.com


―以下、この日のスコセッシのスピーチを(番組中の字幕を頼りに自分なりに解釈できた範囲で)書き残しておきます。

「(※壇上中央に立ったスコセッシがスピルバーグの方を振り返り)もう一度チェックしてくれないか。^^ この栄誉をアカデミーからもらえて、そして、古い親友たちから賞を授与されて本当に光栄です。とてもとても感動している。

(※ワーナー・ブラザーズ映画、グレアム・キング等何人かの製作者、20年来の仕事仲間というジョー・リーディー等々の名を早口で並べた後、)ウィリアム・モナハンのクレイジーな脚本^^が問題作の第一歩でした。そして、アンドリュー・ラウが撮った素晴らしい香港オリジナル版映画、撮影のマイケル・ボールハウス(※日本では、ミヒャエル・バルハウスと表記されることが多い)ハワード・ショアの素晴らしいスコア、古い親友で編集のセルマ・スクーンメイカー、キャスティングのエレン・ルイス


©WireImage.com
●Phは、編集賞が発表された際のセルマ・スクーンメイカースコセッシ。長年に
亙る親友セルマの受賞スピーチに涙ぐんでいたスコセッシも殊のほか印象的でした。


そして、キャストの皆のお陰だ。ジャック・ニコルソンの閃きにも助けられた(―※ここいら辺、特に良く聞き取れず。スコセッシは非常に早口なのです)ディカプリオとは6年半一緒にやって来た。今後も12年、15年一緒にやろうな(―レオ、笑顔で頷く)。そして、マーク・ウォールバーグマット・デイモンアレック・ボールドウィンレイ・ウィンストンヴェラ・ファミーガマーティン・シーンにも感謝します。

長年に亙って私の受賞を願ってくれた人たちがいます。街中でも病院でもエレベーターでも見知らぬ人が声を掛けて来てくれた。「いつか獲れるよ」と言ってくれた人たち、ありがとう。長年の友人たちと今夜会場に居る友人たち家族にもこの賞を捧げたい。(―そして、妻子の名を挙げて行き、)TVで観ている7歳のフランチェスカ、あと10分我慢したら騒いでいいよ。明朝会おう。サンキュー!」

今回のこの授賞セレモニー、スコセッシと云う映画監督の人徳というか、如何にアメリカ本国では一般の映画ファンからのみならず、多くの俳優、映画人たちに敬愛されて来たかと云ったところが良く見て取れるかと思います。これまで過去5回受賞出来なかったのは、この才能ある監督にこの映画でオスカーをあげて良いのかなという深謀遠慮のよう意識がアカデミー会員たちの多くに常に働いていた結果なのかも知れないと僕は思う次第です。まぁ、人それぞれ解釈はさまざまでしょう。^^


>> そして、「作品賞」の本命予想の当落^^です!

受賞予想、および、結果

* 『バベル』(アレハンドロ・ゴンザレス・イリャニトゥ)juneさん
『ディパーテッド』(マーティン・スコセッシ)
Kazさん
* 『硫黄島からの手紙』(クリント・イーストウッド)ダーリン
* 『リトル・ミス・サンシャイン』(ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス)
* 『クィーン』(スティーブン・フリアーズ)ホームズさん

©WireImage.com
●上Phは、作品賞プレゼンターとして登場した
ジャック・ニコルソンとダイアン・キートン

●この作品賞部門の4人の本命予想は見事に^^4通りに分かれた訳ですが、ただ一人、
Kazさんだけが見事に的中!! 僕は、勿論^^「対抗」で推していました。

そう、僕が「本命」に挙げた『硫黄島からの手紙』はノミネートされた4部門中「音響効果賞」のみの受賞ではあったものの、まずもって、現在最高のアメリカ人映画監督の一人と言えようイーストウッドによって、ほぼ全てのキャストが日本人、ほぼ全篇日本語、ほぼ日本側の視点に寄って描かれた映画が作品賞候補5つに残ったことだけでも大きな意義があると思います。

そう、僕はアカデミー賞作品賞を獲得した作品がその年のアメリカ映画の最上の一本となることはまず有り得ないと思います。それでも、アメリカのその年一年間の賞セレモニーの最後である「アカデミー賞」作品賞にノミネートされる5本の映画、そして、作品賞の栄誉に輝く映画は、決して侮れない大きな力、魅惑を持つものと僕は思っています。

今回作品賞の栄誉に輝いた『ディパーテッド』ですが、日本などでは賛否見事に別れるものの、アメリカ本国では観客にも批評家にも至って好意的、熱狂的に受け入れられているかと思えますし、それこそ『硫黄島からの手紙』のように日本の映画界では今後も中々作れそうも無い作品、また、小品ながら新味有る家族ドラマ、ロード・ムーヴィーとも言えよう『リトル・ミス・サンシャイン』と云った、二つのオリジナルな輝きを誇るアメリカ映画もある中で『ディパーテッド』にアカデミー会員たちの票が最も多く投じられたことは、少なくともスコセッシへの功労賞的意味合いであるなどと云ったこととは別の意味合いを僕なりには見い出せる次第。

つまりは、香港映画『インファナル・アフェア』(2002/アンドリュー・ラウ、アラン・マック)のリメイクではあっても、おそらくは、スコセッシのパワフルな演出力を見て取れる上に新味有るスコセッシ映画として、パワフルかつ面白いエンタテイメント・ムーヴィーとして、『ディパーテッド』という映画が多くのアカデミー会員の心を捉えたのだろうと僕なりには受け止めています。

★うん、兎も角、ここは是非ともニコルソンが作品賞受賞作に『ディパーテッド』の名を発した瞬間の驚きを生中継で味わいたかったですねぇ…。もう、録画で観ていてすら、ニコルソンダイアン・キートンがプレゼンターとして登場してから発表されるまでの時間は目を瞠りどきどきしてしまいますから、尚更、生中継で観れていたらと後悔してしまいますねぇ...^^

©WireImage.com

そう、発表直後のダイアン・キートンの大きな歓声がとても印象的でしたね、そして、舞台袖に居るスコセッシは驚いて少し固まっているように見えましたが^^、スピルバーグと抱き合ってからようやく受賞の実感を持てていたように見て取れました。ステージ上のニコルソンの御満悦の笑顔、候補者席のウォールバーグ、ディカプリオ等々作品関係者の喜びの爆発も、会場の大歓声も、授賞式を締め括るのに相応しい光景だったと思います!

©AP


続きを読む>>>
by oh_darling66 | 2007-03-17 06:28 | ■映画鑑賞メモ/鑑賞プチ・メモ
■〔映画雑談Vol.33〕第79回アカデミー賞(2月25日)を楽しむ!
その1・「映画鑑賞券争奪((^^)・4者によるアカデミー賞6部門受賞予想篇」≪→直接飛ぶ

その2・「アカデミー賞結果篇」(⇒こちら!



こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

そろそろ、仕事の方も楽に為りそうなのですが、「映画鑑賞メモ」にしても途中までに為っている「スコセッシ関連覚え書き」にしても、ぼんやりとあれこれをイメージする時間が持てず中々完成した形になりません。まぁ、のんびりと書けるものから書いてまいりますので何卒宜しくお願いいたしま~す。(^^)v

―さてっ、

「第79回アカデミー賞授賞式」(※米西海岸時間2月25日、LAコダック・シアターにて開催)もいよいよ5日後に迫って来ましたね!


●Phは、上=第79回アカデミー賞公式ポスター、
下=「候補者公式昼食会」会場前の菊地凛子(助演女優賞候補~『バベル』)


アカデミー賞公式サイト

>1:OSCAR.com - 79th Annual Academy Awards(OSCAR.com 公式サイト)
>2:Academy of Motion Picture Arts and Sciences(映画芸術科学アカデミー公式サイト)★公式日本語サイト
>3:WOWOW(生中継:2月26日AM9:30~/再放送:27日PM20:00~)


*********

そう、例年のことながら、日本にあっては「アカデミー賞授賞式」までにすべての候補作品を観れる訳ではありませんから(※作品賞候補5作品に関しては、既に公開されたものが『硫黄島からの手紙』『リトル・ミス・サンシャイン』『ディパーテッド』の3作品。残りの2作品『バベル』〔◆公式サイト『クィーン』〔◆公式サイトは4月GW公開予定とされている)、その受賞予想は中々難しいものですよね。

ただ、矢張り、予想を持った上で授賞式当日に臨んだ方が授賞式当日のスリルが増すこともまた経験上実感して来ており、今年も僕の身近な仲間内3人と共に「4者によるアカデミー賞6部門受賞予想」をしてみた次第です。



1.オスカーの栄冠に輝く作品、演技の傾向とは^^


©GLOBE PHOTOS
●上Phは、1月23日(米国西海岸時間)、米カリフォルニア州ビバリーヒルズの
サミュエル・ゴールドウィン・シアターに於ける作品賞候補発表中スチル。中央の
二人はサルマ・ハエック〔左〕、映画芸術科学アカデミーのシド・ギャニス会長〔右〕。
作品賞候補5作品は、『バベル』(2006)『ディパーテッド』(2006)『硫黄島から
の手紙』(2006)
『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)『クィーン』(2006)


©GLOBE PHOTOS
●Phは監督賞候補発表中スチル。パネル画像は、左下から時計回りにアレハンドロ・
ゴンザレス・イニャリトゥ
(『バベル(2006)』)マーティン・スコセッシ(『ディパー
テッド(2006)』)
クリント・イーストウッド(『硫黄島からの手紙(2006)』)スティーブン・
フリアーズ
(『クィーン(2006)』)ポール・グリーングラス(『ユナイテッド93』(2006))

―さて、

今回のエントリーは、当ブログで3度目の4者による「アカデミー賞6部門受賞予想」〔◆前回(第78回アカデミー賞)前々回(第77回アカデミー賞)な訳ですが、遅まきながら、オスカーを獲る可能性の強い作品、演技の特徴なり傾向なりが僕なりに多少は分かって来たようにも思います。^^

例えば、

〔1〕演技賞、ことに、主演男女優賞に於いては、実在の、或いは、実在した著名人を演じた演技でノミネートされた場合は、それだけで高いアドバンテージとなる。同じ俳優からの票も素直に集まりやすい。

〔2〕前哨戦とされる授賞セレモニーに於いては、例えば「ゴールデン・グローブ賞」と「アカデミー賞」の受賞作、受賞者が一致するケースは少ないとも言われがちだが、ここ10年の作品、監督に限ってみてみると「LA批評家協会賞」などと比べれば一致数は多い。

過去10年の、ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞の受賞一致数⇒作品賞8回(『イングリッシュ・ペイシェント(1996)』、『タイタニック(1997)』、『恋におちたシェイクスピア(1998)』、『アメリカン・ビューティー(1999)』、『グラディエーター(2000)』、『ビューティフル・マインド(2001)』、『シカゴ(2002)』、『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還(2003)』)/監督賞6回

過去10年の、LA批評家協会賞、アカデミー賞の受賞一致数⇒作品賞0回/監督賞5回

―そしてさらに、物凄く素朴なことですが、

〔3〕矢張り、世界商品としての映画に携わるハリウッドを中心とした映画関係者が投じる票によって各部門の授賞が決まる訳ですから、より、多くの人が映画らしさを享受出来るもの、幾度となく鑑賞に誘われるものが選ばれる傾向は強いと思います。

例外はありますが、悲痛なばかりで希望を明示しない映画は好まれないかとは…思います。



2.今年の授賞式の雰囲気は如何なるものに...
~いつも元気で過激な^^エレン・デジェネレスは、あの、ビリー・クリスタルやスティーヴ・マーティンをも脅かす近年最強のオスカー司会者となれるのか??

●上Phは、今回の授賞式のホストを務めるエレン・デジェネレス

そう、僕が前回「第78回アカデミー賞授賞式」の映像を眺めながら感じたことの一つは、オスカーのノミネートが初めて、或いは、この大舞台自体が初めてという映画人が多かったこともあり「初々しい顔ぶれで中々新鮮だな」というものでした。思えば、今を時めくポール・ハギスですら、前回のアカデミー賞で監督処女作の『クラッシュ』が作品賞の栄冠を手中にするまでは、その顔貌、容姿すら、僕ら映画ファンには殆ど知られていなかった訳ですよね…。そう、この年のアカデミー賞は、ポール・ハギスという映画人を世に大きく知らしめた最初としても多くの人の記憶に刻まれていることでしょう。

©WireImage.com
●Phは、『クラッシュ』で第78回アカデミー作品賞を受賞
した際のポール・ハギス〔右〕キャシー・シュルマン


*********

さて、一方、今回の授賞式に集う顔ぶれにあっては、スコセッシイーストウッドストリープと云った現在のハリウッドを支えるビッグ・ネームがあり、


●上Phは、今年1月15日に開催された「第64回ゴールデングローブ賞」で主演女優賞
(コメディ・ミュージカル部門)を受賞したメリル・ストリープ。今回のオスカーでは、
『プラダを着た悪魔』通算11度目のアカデミー主演女優賞にノミネートされている。


また、ピーター・オトゥールヘレン・ミレンスティーヴン・フリアーズ(※『クィーン』で2度目のアカデミー監督賞ノミネートを受ける)ら、英国(およびアイルランド)出身の大ヴェテランたちがあり(―残念ながら、007シリーズの“M”役などでも広く知られるジュディ・デンチは膝の手術の為に今回は不参加とのこと)、

●上Ph左は、“Venus”8度目のアカデミー主演男優賞にノミネートされたピーター・オトゥール


加えて、フォレスト・ウィッテカー(※『ラストキング・オブ・スコットランド』で初のアカデミー主演男優賞ノミネートを受ける|下Ph)ジャイモン・フンスーマーク・ウォルバーグといったタフガイ、強面(こわもて)顔^^が授賞式会場「コダック・シアター」最前席あたりに居座ることとなるであろう、

そんな今回の候補者たちの顔ぶれから僕が感じるものは「強(したたか)かさ」「ふてぶてしさ」^^といったものですかね…。


そう、今回の司会者(ホスト)は、あの『ファインディング・ニモ』(2003)“ドリー”の声をあてたことで日本の映画ファンには最も良く知られているであろうエレン・デジェネレス/Ellen DeGeneres〔◆IMDb公式サイトな訳ですが、或いは、エレンこそが「第79回アカデミー賞授賞式」にあっての最も過激、かつ、ふてぶてしいキャラクターかもしれませんね…。((^^)

兎にも角にも、エレンならば、この映画界最大のセレモニーを騒々しくも^^賑やかでスリリングで楽しいショーへと導いてくれることでしょう!

●上Phは、『ファインディング・ニモ』(2003)中のスチル。
右上=ニモ、右下=ドリー(声=エレン・デジェネレス)


●上Phは、エレンの司会(ホスト)で高視聴率を誇るトーク・バラエティ
番組“The Ellen DeGeneres Show”中のスチル。
左は、前回「第78回アカデミー賞」の司会者ジョン・スチュワート

*********

そう、僕のアカデミー賞予想に於けるスタンスの一つは、何もアカデミー賞の栄冠を得るものが、その一年間のアメリカ映画にあっての作品、演出、演技、脚本、音楽等々、さらには、技術各部門に於ける質的な最高峰であるとは限らないということ。まぁ、そこいら辺りを踏まえつつ、今年も仲間内の予想を御披露目しつつ気楽に遊んでみることと致します。


「第79回アカデミー賞・6部門受賞予想」
⇒作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞

―尚、以下、助演女優賞予想から始まり、最後に作品賞予想と為っています。


さて、実はこの水曜(2/21)までに、僕を含む4人の予想(juneさんKazさんホームズさん、および、ダーリン/Oh-Welの予想)が集まっていたのですが中々まとめる時間が持てずにおりました。遅まきながら、例年通りに「4者によるアカデミー6部門受賞予想」をお披露目いたしま~す。

尚、勝者決定のルールは前回、前々回と同様。よって、前回の文章を以下に置いておきます。


5部門以上当てた場合に限り(―予想6部門中の5部門ですから厳しいですよ~、このハードルの高さが“ダーリン流”)、その人は「3月以降に観たい映画の鑑賞券1枚」を私ことダーリンにリクエストできるというルールです、慎(つつ)ましいご褒美ですが皆燃えています。(^^)

上記条件でだぶった場合は、より多くの部門(―つまり、予想全部門)を当てた人がWinnerです。私めがWinnerと為った場合は何も頂きません。その時は、ただ...お讃えください!^^

>>それではまず、助演女優賞から...

候補者、および、予想

* アドリアナ・バラッザ~『バベル』
* ケイト・ブランシェット『あるスキャンダルの覚え書き』Kazさん
* アビゲイル・ブレスリン~『リトル・ミス・サンシャイン』⇒ダーリン
* ジェニファー・ハドソン~『ドリームガールズ』⇒juneさん
* 菊地凛子~『バベル』⇒ホームズさん


アカデミー助演賞というのは、主演賞とは異なって一世一代の演技などというものを評価するというよりは、演技巧者と見なされている人がちょっと目立つ映画でいつも通りの仕事をすれば、それだけで十分に票が集まるもののように僕は捉えています。ただ、素晴らしい演技であろうが、2、3年といった余りに短期間の内に続けてオスカーを授与されるケースは皆無ではないでしょうか。よって、2年前のオスカーで助演賞(『アビエイタ―』)にノミネートされ見事栄冠を掴んだケイト・ブランシェットは今回の受賞は無いなと思います。

そうなりますと、まず一つには、アドリアナ・バラッザ(Adriana Barraza)という女優に思いが及びます。彼女は、それこそ『アモーレス・ペロス』(1999)、そして、今回の助演女優賞候補の対象作品となった『バベル』(2006)と云ったアレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督作品に出演するまでは日本の映画ファンに取っても殆ど無名だったものの、これまでにメキシコ本国にあっては、TV、映画を合わせれば少なからぬ出演作があり、加えて、監督や製作者としても活躍する才人のようですから、そんなアドリアナ・バラッザが培ってきた演技というものを『バベル』の役どころからきちんと見極めて評価する票もそれなりに集まるのではないかと推察します。

しかし、矢張り侮れないのは、アビゲイル・ブレスリン〔※上Ph〕
これまで、10歳ほどの子役(特に女優)が天才的な演技を示したデヴュー作、ブレイク作といったものには案外気前良く^^オスカーの栄誉を与えて来た(※『ピアノ・レッスン(1993)』でのアンナ・パキンの助演女優賞『ペーパー・ムーン(1973)』でのテイタム・オニールの助演女優賞等々)アカデミー賞ですから、今回、非凡な演技を見せたアビゲイルも可也票を集めるのではないかと僕は思う次第です。

・よって、僕はアビゲイル・ブレスリンを本命に置きます。
・対抗としてアドリアナ・バラッザ
・そして、大穴としては、菊地凛子〔※下Ph〕を置いておきます。菊地凛子ですが、英字サイトなどを斜め読み((^^;する限りですと、この女優の新鮮さが案外好感を持ってアメリカ人に受け入れられているかと僕なりに思えているものですから…。



>> 助演男優賞

候補者、および、予想

* アラン・アーキン~『リトル・ミス・サンシャイン』
* ジャッキー・アール・ヘイリー~“Little Children”(原題)
* ジャイモン・フンスー~『ブラッド・ダイヤモンド』⇒ホームズさん
* エディ・マーフィ~『ドリームガールズ』⇒Kazさん
* マーク・ウォールバーグ~『ディパーテッド』⇒juneさんダーリン

●上Phは『ディパーテッド』中のスチル。マーク・ウォールバーグ〔左〕マット・デイモン


◆以下、「助演男優賞予想」の続き、および、主演女優賞、主演男優賞、監督賞、作品賞の予想に続く>>>
by oh_darling66 | 2007-02-20 23:47 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.32〕マーティン・スコセッシ関連覚え書き―その2(音楽篇)
―& 新宿初のシネコン「バルト9」オープン、スコセッシの次回作と目されるストーンズのライヴ・ドキュメンタリー・フィルムについてのプチ・メモ≪→こちら!≫etc.


こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

今日2月11日「建国記念の日」を含むこの3連休、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
ここ東京は、昨日は終日曇り空だったものの、今日は肌寒くはありましたが終日晴天、天気予報によれば明日も晴天が続くとのこと(→goo天気)。

そう、明日、僕ら夫婦は午後から新宿に出る予定なのですが、買い物(―妻にヴァレンタイン・デーの贈り物を買ってもらいます(^^)v)を済ませた後、この9日にオープンした新宿初のシネコン「バルト9」(※下Ph4点は2/5に撮影した開業前の外観)での映画鑑賞初体験と相成るはず。ここでの記念すべき^^初鑑賞作品はの作品は『マリー・アントワネット(2006/ソフィア・コッポラ)』〔◆IMDbMovie Walkerと為りそうなのですが(―実は、『タンポポ(1985/伊丹十三)』〔◆jmdbIMDbをここでの初鑑賞作品にしたくもあったのですが、23:20~25:30での上映時間しかないので止む無く諦めます...)、遅からずここで現在上映しているデジタル映像(※ここでは9つのシアター全てがデジタル上映となるらしい)での『硫黄島の手紙』(2006/イーストウッド)『ディパーテッド』(2006/スコセッシ)も観ておきたいと思っています。





兎にも角にも、僕などに取っては、買い物に、食事や飲み会を含めた遊びにと、あれこれでもって最も出向く機会の多い街の一つ「新宿」に夜遅くまで新旧の映画を上映してくれるシネコンがまず一つオープンしてくれたことは大きな喜びです!


*********

さて、月初めの御挨拶に続く2月第2回目のエントリーは、「マーティン・スコセッシ関連覚え書き―その2(音楽篇)」です。前回の「マーティン・スコセッシ関連覚え書き―その1」が未完成のままであるのにも関わらず、“その2”な訳ですが^^、

一つには、当ブログ開設の年から御交遊いただいているAudio-Visual Trivia for Movie & Music/koukinobaabaさんから当方「マーティン・スコセッシ関連覚え書き―その1」にお寄せ頂いたコメントにお返事を書きながら、自分がこれまで鑑賞して来たスコセッシ映画十数本を概観するようなエントリーには少々手こずるけれど、スコセッシ映画に於ける重要な要素の一つとなる「音楽」についての覚え書きだけならば大まかなものは書き纏(まと)めまとめられるかなと思えたことが切っ掛けで今回のエントリーと相成った次第です。まぁ、書けるところから書いておくと…。

まずは、
koukinobaabaさん、今回のエントリーの切っ掛けとなるコメントをお寄せいただきありがとうございました。お寄せ頂いたコメントはもとより、Audio-Visual Trivia for Movie & Music中の『アビエイター』について書かれたエントリーを拝読したことで今回のエントリーが閃(ひらめ)いた次第です。

マーティン・スコセッシ関連覚え書き―その2(音楽篇)


©WireImage.com - Image courtesy

●上Phは、「第79回アカデミー賞」ノミネートで通算6度目のアカデミー監督賞候補
となったマーティン・スコセッシ。果たして初のオスカー監督賞の栄冠を勝ち取れる
か否か、授賞式ではこれまで以上に^^映画ファンの注目を浴びることでしょう。




さて、まず、僕がこれまでに鑑賞して来たスコセッシ作品中のオリジナル・スコアとして殊に印象深く残っているものを挙げてみますと(―※例えば、『ラスト・ワルツ(1978)』などは映画の為にロビー・ロバートソンらが書き下ろした楽曲もあるのですが、ここでは別扱いとします)、

まずは、バーナード・ハーマンの遺作となった『タクシー・ドライバー(1976)』〔◆当ブログ内・関連エントリーは僕に取っても別格的なもの。

また、フィリップ・グラス〔◆公式サイトIMDbによる『クンドゥン』(1997)での充実したスコアやハワード・ショアの幾つかのスコアも忘れがたいのですが、『タクシー・ドライバー』に続くものとして特記しておきたいのがピーター・ゲイブリエル/ガブリエル〔◆公式サイトIMDbによる『最後の誘惑』(1988)のスコア。これは、ジェネシス脱退後ソロ活動に入り、殊に、三枚目のソロ・アルバムPeter Gabriel III(1980)製作の頃からアフリカ、アジアを始めとした地域音楽に独自のアプローチを続けていたゲイブリエルによる民俗音楽を取り入れた音楽創作の一大成果であり、同時に、最良の映画スコアともなっている濃密な音楽創造かと思えています。映画初鑑賞の後にはしばらく映画のあれこれがゲイブリエルの音楽と共にじわり甦って来たことを今でも思い起こせます。

●ピーター・ゲイブリエル(2004年頃)

マーティン・スコセッシ最新作『ディパーテッド』でのハワード・ショア〔◆公式サイトIMDbによるスコアもまた出色の出来栄えだったかと思います。ショアによる登場人物たちが内に抱える悲痛、野望、驕り、孤独、葛藤などと云ったものを不穏に、或いは、痛切に、或いは哀調をもって彩る繊細さとパワフルさが相俟つ個々の楽曲を持ってしての音楽演出は、ストーンズピンク・フロイドを含む1950年代から1970年代に架けてのRock、R&Bから直近のNY・アンダーグラウンド・ヒップホップまでの楽曲、さらに、オペラやアイルランド民謡などの余韻とも相俟って、実に、この『ディパーテッド』という映画に一貫する不穏、哀しみ、痛切と云ったところを忘れがたいものにしていたかと思い起こす次第です。

●Phはハワード・ショア(※2002年、『ロード・オブ・ザ・リング』でアカデミー作曲賞受賞時)




そう、『ラスト・ワルツ』(1978)以降、スコセッシに取っての映画製作上の良きパートナーでもあるロビー・ロバートソンが関った作品ですと、Rock、ポップス、ジャズ、カンツォーネ、加えて、バッハ(マタイ受難曲)までを擁した多様多彩な楽曲群に圧倒される『カジノ』(1995)が僕に最も強い印象を残してくれました。

©WireImage.com - Image courtesy
●上Phは、スコセッシとロバートソン〔右〕

本作『カジノ』では、ストーンズの楽曲が実に5曲(“Sweet Virginia”“Gimme Shelter”“Heart of Stone”“Can't You Hear Me Knocking”、加えて、Devoによる“(I Can't Get No) Satisfaction”)使われているのですが、そのストーンズの余韻はもとより、
オープニング・クレジットに流れ、更には、ラストの主人公のヴォイス・オーヴァーに被さる「マタイ受難曲」のインパクト、エンディングからエンディング・クレジットに跨(またが)って流れる「カミーユのテーマ」(ジョルジュ・ドルリュー作曲、『軽蔑(1963/ゴダール)』中のブリジット・バルドー扮するヒロイン“カミーユ”のテーマ曲)がもたらすカタルシスも僕に取っては忘れがたいものとなっています。

●上Phは『軽蔑』中のスチル|左=ブリジット・バルドー、右=ミシェル・ピコリ


補足)

>>ジョルジュ・ドルリュー関連

1.■〔映画評Vol.1〕『アメリカの夜』(1973/フランソワ・トリュフォー)⇒当ブログ内

2.『軽蔑』サントラ(※Amazon)



そう、スコセッシロビー・ロバートソンが音楽に関わった映画でのみならず、『ミーン・ストリート』(1973)等キャリア初期の頃から映画のシーン、登場人物のキャラクター性を印象深いものとする既存の楽曲の選曲に非凡なところを見せており、ことに、新旧Rock、Popsに於ける選曲の良さには僕もこれまでの多くのスコセッシ映画で心痺れさせられています。

例えば、『ミーン・ストリート』に於ける、ロバート・デ・ニーロ扮するリトル・イタリーの厄介者たるジョニー・ボーイ〔※下Ph左〕が仲間がたむろするバーに現れ主人公チャーリー(ハーベイ・カイテルの方に近づいて来るシーンなどは、その、スローモーション映像の中にあるジョニー・ボーイの妙にエキセントリックな笑顔や素振りが醸し出すものが、バックに流れる“Jumping Jack Flash”の音と束の間一つになることで只ならぬスリリングさを産み出していたかと思い起こしますし、


『ディパーテッド』(2006)の冒頭に流れる“Gimme Shelter”は、ジャック・ニコルソン扮するボストン南部地区を牛耳るギャング・ボスたるフランク・コステロのヴォイス・オーヴァーに始まる冒頭シークェンスが示すアイルランド系アメリカ人の悲哀の歴史とコステロ自身の狂気とカリスマ性相俟つキャラクター性、さらには、少年時代のコリン(後にマット・デイモンが演じるキャラクター)に自身と同じ資質を見抜き自分の世界に引き込んで行く場面を容易に忘れがたいものとしていましたし
(―この“Gimme Shelter”は『カジノ』でもジョー・ペシ扮する凶暴なやくざ者ニッキーとその一味が宝飾品強奪を重ねるシークェンスで使われている)、また、コステロ率いるアイリッシュ・ギャングに警察官の身分を隠し潜入せんとするビリー(レオナルド・ディカプリオとコステロがバーで始めて会うシーンなどでは、この二人の愈々の接近が観客に与える緊迫感がこのシーンで流れる“Let It Loose”(ストーンズ)の美しいスロー・テンポの旋律によって却って不穏な緊迫度が高まりもし曰く云い難い胸騒ぎのするシーンを実現していたように思えます。

●ジャック・ニコルソン〔右〕とレオ・ディカプリオ(『ディパーテッド』)

●ジョー・ペシ(『カジノ』)




さて、スコセッシの映画作家としての非凡は、広く言えば「アメリカ音楽」を題材にした際のドキュメンタリーにもよく見て取れるかと思います。

そう、『ラスト・ワルツ』(※下Ph)『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』(2005)にあっては、フォーク・ロックの雄たるディラン、そのディランのバック・バンドからキャリアを飛躍させたと言えようザ・バンドを扱って、(単に彼らが果たしてきたRock、フォーク等々でのキャリアに於いてのみならず、)スコセッシ自身が長く深い愛着を寄せて来た自国の大衆音楽、ルーツ音楽への幅広い見識が彼らミュージシャンのバックボーンにあるものを巧まずして引き出しつつ、映像、インタビューの悉くがまばゆく濃密な、一つのアメリカRock史概観、アメリカ音楽史概観ともいえるドキュメンタリーにそれぞれを結実させていたかと思う次第です。

©2002 - United Artists Films - All Rights Reserved
●Phは、左から右にドクター・ジョン、ニール・ダイアモンド、ジョニ・ミッチェル、
ニール・ヤング、リック・ダンコ、ヴァン・モリソン、ボブ・ディラン、ロビー・ロバートソン




さてさて、そんなスコセッシの次回作と目されるのがストーンズのライヴ・ドキュメンタリー・フィルム! 所謂ワーキング・タイトルが“Shine A Light”とされているものです。

映画自体がまだポスト・プロダクション段階ですから、現在まで映画の詳細は殆ど発表されていない訳ですが、どうやら、最初の披露目は今年9月の「トロント・フィルム・フェスティヴァル」を予定しているようです。

そう、『ディパーテッド』の日本版パンフレット中の記事によれば、昨年10月28日、29日にビーコン・シアターで行われた“ア・ビガーバン・ツアー”〔◆公式サイト当ブログ内・関連エントリーニューヨーク公演のステージが撮影されたとのこと。

本作にあっては、ストーンズ狂のスコセッシのことですから満を持して製作、撮影に挑んだことでしょう。そんな彼の4人のメンバーへのインタヴュー映像、既に撮影されたライヴ映像、劇中織り込まれるであろう過去の映像等々を擁して如何なるフィルムが誕生するのか、『ラスト・ワルツ』に匹敵するようなライヴ・ドキュメンタリー・フィルム、Rock映画と相成ることか…などと云った按配に僕などあれこれ期待が膨らむばかりですが、まずは、無事に映画が完成することを祈りたいと思います!


〔■マーティン・スコセッシ関連覚え書き―その2(音楽篇)・完〕

by oh_darling66 | 2007-02-11 23:52 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.31〕マーティン・スコセッシ関連覚え書き―その1(※仮題)
その2(音楽篇)はこちら


こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

さて、現在、エントリーしたいものは幾つかあるものの(※以下3つほど)…、


1.封切初日に鑑賞した『ディパーテッド(2006/スコセッシ)』〔◆IMDb初鑑賞時のプチ・メモの鑑賞メモ

2.LA現地時間(米西海岸時間)で1月23日に各部門の候補が発表された「第79回アカデミー賞」〔◆公式サイトについてのメモ

3.マーティン・スコセッシ〔◆IMDb関連あれこれ覚え書き

・・・そう、エントリーしたいものは幾つかあるものの^^中々まとめる時間が持てずにいます。




*********

そこで...^^と言いますか、

まぁ、上述した3つのいずれを形にするにせよ、多かれ少なかれスコセッシには触れることになる訳ですので、今回はとりあえず、僕に取っての「スコセッシ映画中の上位10本+α」を置いておきま~す。



>>以下、単に製作年度順。尚、タイトルのリンク先はIMDb。


** 『アリスの恋』(1974)



** 『タクシードライバー』(1976)

当ブログ内関連記事(本作の映画音楽を担当したバーナード・ハーマンについて)


** 『ニューヨーク・ニューヨーク』(1977)

©MPTV - Image courtesy


** 『ラスト・ワルツ』(1978)

当ブログ内関連記事(レヴォン・ヘルム(※元ザ・バンド)についての覚え書き中)
●上Phは『ラスト・ワルツ』撮影中スチル=ザ・バンド、エミルー・ハリス
〔◆Amazon|※Ph右〕
による“Evangeline”演奏シーン


** 『レイジング・ブル』(1980)



** 『ハスラー2』/The Color of Money(1986)



** 『最後の誘惑』(1988)



** 『グッドフェローズ』(1990)



** 『クンドゥン』(1997)



** 『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002)



** 『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』(2005)

※本作はTV用長編ドキュメンタリーとして製作される。日本ではNHK BSで放映された後の2005年12月に劇場公開。


*********

―そして、勿論、今年最初の鑑賞映画となった『ディパーテッド』(2006)も僕に取っては可也上位になりそうです! 



まだ他にも、僕に取っては『キング・オブ・コメディ』(1983)『アフター・アワーズ』(1985)なども妙味ですし、『明日に処刑を…』(1972)も捨て難いところ…。何にせよ、「スコセッシ10傑~ダーリン/Oh-Well篇」とでもいった形で、『ディパーテット』の鑑賞メモ共々(のんびり^^)纏めてみたく思っています。


(※後刻/後日に続く...)

by oh_darling66 | 2007-01-30 23:43 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.21〕レヴォン・ヘルム(元ザ・バンド)についての覚え書き
~『ラスト・ワルツ』(1978/マーティン・スコセッシ)、『歌え!ロレッタ愛のために』(1980/マイケル・アプテッド)、『ライトスタッフ』(1983/フィリップ・カウフマン)他

こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

この週末は公私に幾つか所用が重なったがゆえ、今日(7/2)はゆったりと昼過ぎまで寝ていました。
朝方には可也降っていた雨も遅い昼食を終えた頃にはすっかり上がっていましたので、近所をぶらりと歩いて来ました。



やや湿気を帯びた空気を体に感じながらの散歩でしたが、青空や緑を眺めながらの散歩は中々気持ちの良いものだったなぁ…。



そう、私、昨日は従弟(いとこ)の挙式に参列したのですが、その、都内にある美しいカトリック教会での挙式中の二人の幸福な姿から受けた余韻を思い起こしながらの散歩でもあった訳です…。



うん、この週末、新郎新婦の門出をお祝いすることが出来た喜びは何よりのものでした!!




***

そうそう…^^、昨日今日で、W杯準々決勝4試合(⇒◆試合結果はこちら~サンスポ)を観戦しての所感を纏(まと)めようと思ってはいたのですが、いやはや、この4試合、それぞれに凄まじいものでしたね…。一試合一試合の重みに打ちのめされてしまっています。最早、単純に「面白い」なんて云うものではありませんでしたね…。
僕など、中々適当な言葉なり形なりになりません。まぁ、加えて、中々ゆったりと試合を思い返してみる時間もありませんしね…。^^

© AP


ともかく、これは追って、前回のエントリーに追記するなりしてみたくは思っています。
そして、この週末に頂いているままに為っているkoukinobaabaさんsahoさんミチさんのコメントへのお返事も追って必ずや!^^


―てな按配ゆえ、7月最初のエントリーは、だいぶ前のエントリーでチラと予告したやつを…。


レヴォン・ヘルム(元ザ・バンド)についての覚え書き


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さて、4月の『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005/トミー・リー・ジョーンズ)でのエントリー中でも触れましたが、このトミー・リー・ジョーンズの劇場映画処女監督作品に於いて、テキサスの荒野の一軒家に孤独に住まう「盲目の老人」に扮したレヴォン・ヘルム〔◆IMDbは、時おり、役者として映画にも出演する、偉大なアメリカ人ミュージシャンの一人です。

僕が本作『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』以前の映画中に在る彼の姿で忘れがたいものは、

まずは、最初にその動く姿に接した『ラスト・ワルツ(1978/マーティン・スコセッシ)』〔◆IMDb|※下Ph右端がレヴォン・ヘルム〕でのもの。(―封切の際に映画館の大スクリーンで鑑賞できた訳ではないのですが…。)



この『ラスト・ワルツ』と云う映画は、極く大まかに言えば、ザ・バンドと云う、ロック史に名を刻むロック・バンドの解散コンサートを収めたライヴ・ドキュメンタリー(―ここでのライヴ自体が、云わば、脚本の在るライヴである訳なのですが...)。

ここでのヘルムの精力的なドラム・プレイ、また、その、ドラムを叩きながら“クリプル・クリーク”“ザ・ウェイト”“オールド・ディキシー・タウン”“オフェリア”等々でリード・ヴォーカルを取る姿には、特に、初鑑賞の際に、素朴に深い感銘を受けましたし、劇中に織り込まれている、スコセッシのインタヴューに受け応える際の、聞き手に向ける誠実な眼差し、穏やかさと朗らかさが相俟つ話しっぷりや物腰、また、自分の隣でロビー・ロバートソン(※上Ph右から2人目)が話し出すと一旦口をつぐみ仲間の話に耳を傾けその話に穏やかに頷くような大人の素振り…と云った辺りにも、矢張り目を奪われ心惹きつけられたものです。

実は、僕はつい半年程前までは廉価版で発売されていたはずの本作のDVDを買い損ねてしまっています。しかし、廉価版では無いものの、幸いなことに、この6月21日には『ラスト・ワルツ』のDVDが再発されました。アルティメット(―いわゆる“究極”ですか…^^)版として…。(⇒◆DiscStation
価格は少々高めと為ってしまいましたが、今度は迷わずに^^購入せねば!!
(―てな按配で、本作品を改めてDVD鑑賞した際、何か新たな発見や感銘を得られるところがあれば本エントリーに書き加えてみたいと思っております。)



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そして、純粋に演技者としてのヘルムとして印象深いものは、
まずは、映画初出演と為った『歌え!ロレッタ愛のために(1980/マイケル・アプテッド)』〔◆IMDbでの演技。まさしく、ここでは、トミー・リー・ジョーンズとヘルム〔※下Ph左〕は初共演を果たしている訳です。



この、ヘルムの映画デビュー作の原題は“Coal Miner's Daughter”な訳ですが、シシー・スペイセク扮するヒロイン“ロレッタ”の父親である職務熱心な炭鉱夫(=Coal Miner)を演じているのがレヴォン・ヘルム。ここでのヒロインや妻を含む家族に向ける笑顔の温かみ、他者に向ける真摯な眼差しなどは、僕など、鑑賞の度に、いつも心奪われ深く余韻が残ります。

今、本作のストーリー、内容云々に事細かに触れる余裕は有りませんが、
この、アメリカC&W(カントリー&ウェスタン)史上の大歌手の一人たるロレッタ・リン〔◆公式サイトIMDbの半生を映画として描いた125分間には、当のヒロイン“ロレッタ”に扮したシシー・スペイセクによる、多くの観客の目、耳、心を奪うであろうパワフルで魅惑的な演技は言わずもがな、
TVから本格的に映画に転じてから2、3年といった頃の、トミー・リー・ジョーンズ〔※下Ph右〕、そして、ヒロインが憧れるカントリー歌手を演じるビヴァリー・ダンジェロなど、力量ある俳優の素晴らしい演技があふれているかと僕など思う訳なのですが、ヘルムの存在感、演技と云うものは、これらの芸達者たちに劣らぬ余韻を、いつも、僕に与えてくれます。





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さらに、もう一つ印象深いヘルムの演技を挙げるのであれば、このエントリーの始めにタイトルを挙げた『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』での無欲な「盲目の老人」役を一旦除けば、『ライトスタッフ(1983/フィリップ・カウフマン)』〔◆IMDbでの演技。

ここでのヘルムは、第二次世界大戦中の名パイロットであったチャック・イエーガー(サム・シェパード|※下Ph左)の友人である空軍パイロット“ジャック・リドレー”を演じています。
また、本作では、ナレーターをも務めており、僕などは、その声が醸し出す束の間の詩情も味わい深く受け止めた次第です。



ともかく、僕に取って、本作でまず心掴まれるのが、戦後、空軍基地でエンジニアとして働いていたイエーガーがテスト飛行に挑む機会をモノにするや、見事に、世界で初めて音速の壁を破ることに成功するシークェンス。
詳細は措きますが、ここでは、ヘルム扮するジャック・リドレーの存在が、この歴史的な快挙を映画として再現したシーン、シークェンスに於いて、サム・シェパード扮するイエーガーのキャラクターと共に忘れがたい人間味を加えているように思い起こします。

本作では、魅惑的な男たちが数多く登場する訳なのですが、サム・シェパード扮するヒーロー像には心掻き立てられるばかり、あの、始終ガムを噛んでいる姿は、そのシルエットだけでも素晴らしい!
そんなイエーガーと心通わせる友人“ジャック・リドレー”に扮したヘルムに、僕などが、まぁ、心惹かれぬ訳もないのですが…。



****

斯様に、アメリカの誇り得るミュージシャンの一人でありながら、
僕が鑑賞して来た何本かの映画中での俳優としてのレヴォン・ヘルムは、何らそう云ったミュージシャンとしての高名に驕る素振りの欠片も無く、あくまでも、主役たちを引き立てる重要な役どころを真摯に演じている…。そして、ヘルムが演じた上述したようなキャラクターからは、誠実で他者に献身的なアメリカ人の美徳が個々それぞれに感じ取れ、僕はいつも目を瞠り心掻き立てられるばかりです。


【◆レヴォン・ヘルム(元ザ・バンド)についての覚え書き・完】

by oh_darling66 | 2006-07-02 23:07 | *映画雑談