excitemusic

皆さま、本日のショーにお集まり頂きありがとうございます、ダーリン(darling)です。今後も僕を喜ばせてくれるもの、心地良くしてくれるものを探求してみます。皆さま、ごゆっくりどうぞ。
by oh_darling66
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*おしらせetc.
6月25日更新

**今月、ようやくにして、2回目の更新です(^^;

●鶴岡八幡宮・舞殿

今回は、先日訪れた六月中旬の鎌倉についての雑感を、そして、鎌倉と言えば小津安二郎、小津映画と言うわけでもあり、ここいら辺りについても少々ゆるりだらりと^^書いています。
≪→こちら!




6月7日更新

**さて、6月最初の御挨拶を…。

そう、そろそろ夏休みの予定などを漠然と考え始める頃ですよね。今年は南国に行きたいなぁ、9月以降の安く行ける時にでも^^ ≪→こちら!


●バリ島の寺院にて

●『アコークロー』・・・6月16日公開


4月21日更新

**さて、久々の更新です。
今回は、上映最終日(4/6)にようやく鑑賞が叶った『叫』(2006/黒沢清)についてゆるゆると鑑賞メモを書きまとめてみました~。お暇なおりに眺めて頂ければ幸いです~
≪→こちら!


3月17日更新

**さて、この3月ようやくにして^^ふたつめのエントリーは、『ディパーテッド』(2006/スコセッシ)の鑑賞メモです!
≪→こちらから!
当方の「オスカー受賞予想結果」なども併せてエントリーしましたので、お暇なおりに眺めて頂ければ幸いです~!≪→こちら~!



2007年1月14日

**本日未明、中途半端なままに為っていた「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」をようやく完結させました!≪→こちら!


2006年12月18日

**昨日、途中まで書いてアップしておいた『イカとクジラ』の鑑賞メモですが、今朝、完成させました~! 師走に相応しい「走り書き」^^レヴェルのものに過ぎませんが、お暇なおりにでも眺めて頂ければ幸いです~。
≪→こちら~!



各種サッカー試合中継等は、こちら〔◆TV日刊から検索できます。


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タグ:◇鑑賞予定(映画) ( 17 ) タグの人気記事
●月初めのちょっとした^^ご挨拶―vol.6
** バリ島スナップ、『アコークロー』(2007/岸本司)鑑賞前メモ他


こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

6月のバリ島、綺麗で爽やかだったなぁ...


―とか言ってみましたが^^、実は僕がバリに行って来たわけではないのです、はい(笑)。

実は、この6月4日に妻の弟がここバリで目出度く挙式。妻がここでの挙式に列席して来ました。本当は夫婦での御招待にあずかったのですが、僕は残念ながらバリ3泊の日程を割くことは叶いませんでした…。妻の話しによれば、この6月初旬のバリはちょうど雨季が明けて乾季に入った頃だったらしくスコールに見舞われたのは一度だけだったとのこと。陽射しは強いけれど雨季のようなじめついた感じは無く気持ちの良い毎日に恵まれたようです。


僕はこれまでにバリに二度ほど訪れているのですが、妻が今回現地で撮影してきた写真を見ていると心が彼(か)の地に飛んで行くような感覚となります。今、たまらなく、バリの青空、森、海、花々、寺院、田園風景…、また、バリの香り、音楽、民族舞踊に浸ってみたく為ってしまっています。

●ウルワトゥ寺院


●バリ舞踊「バロン」


●バリ舞踊「ケチャ」


*********

さて、早、六月。
ここ東京では、昨日(6/6)の日中などは、少し歩くだけでも薄らと汗ばむような陽気でした。心地良い日が続いた五月の日々は既に終わってしまったわけですね…。

その五月ですが、私め、(仕事を別にすれば)至ってのんびりと過ごしていました。
そう、ブログの更新をしばらくしなかったのも、一つには、心地好い日和が続いたせいでしょう。特に用事、約束がない週末などであっても五月の陽気に誘われてあちこちに足を運んでいましたからね…。

ただ、漠然とにせよ「書きたいな」と思えることは幾つもあったのですが、何か一つのことに絞って考えを深めて行くことはありませんでしたね。まぁ、気張らず呆けているような按配に過ごしていましたね、はい。^^

そう、5月12日は『スパイダーマン3』(2007/サム・ライミ)についてちょろっと書いたのですが、余りにあっさりした鑑賞所感なので((^^;「非公開」としています。まぁ、些細なことですが一応御報告まで。


そう、ともかく、今月は大振りのエントリーは出来ないかと思いますが、何にせよ、気負わず書いて行きます。あと、ここexciteのブログはYou Tubeの動画タグが貼れないので、You Tube動画のためだけにいずれ別のブログを立ち上げるかもしれません。これ、exciteにも貼れるようになれば僕のエントリーの種類も増えるのですがねぇ、まぁ、仕方が無いか。


*********

そう、今年の夏休みはどこか南国に出かけたいなぁ。

バリ、プーケットもいいし、二度めの沖縄もいいなぁ…。

そう、沖縄と言えば、来週末(6/16)から“琉球奇譚(りゅうきゅうきたん)”などとも銘打たれている『アコークロー(2007/岸本司)』〔◆公式サイトMovie Walkerという映画が封切られますね。この“アコークロー”とは「昼と夜の狭間」「夕暮れ時」を表す琉球時代からの方言なのだとか…。そう、沖縄では9日からの封切となるようです。



僕は、北野武監督が撮った『ソナチネ(1993)』〔◆IMDb『3‐4X10月(1990)』〔◆IMDbにある沖縄の空気、光、夜の闇、また、殊に海辺というものに長く心惹かれ続けているのですが、

●『ソナチネ』(1993)

この『アコークロー』は北野武の二作品と異なり全編沖縄を舞台に展開される映画とのことで、そんな点からだけでも密かに物凄く^^楽しみにしている次第です。


―と言う訳で^^、皆さん、この六月も何卒宜しくお願い申し上げま~す。


【●月初めのちょっとした^^ご挨拶―vol.6・完】

by oh_darling66 | 2007-06-07 23:41 | ●月初めのご挨拶
■〔映画雑談Vol.29〕今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(後編)

1.『楽日(2003/ツァイ・ミンリャン)』=※初公開は今年8月、現在追加上映中→こちら
2.『父親たちの星条旗(2006/イーストウッド)』≪→こちら
3.『サラバンド(2003/ベルイマン)』≪→こちら


>>その1(前編)は、こちら~!⇒『プラダを着た悪魔』(2006/デヴィッド・フランケル)、『ブラック・ダリア』(2006/ブライアン・デ・パルマ)他


こんにちは。
ようやく、この金曜日の仕事も片付きつつあり、心は晴れ晴れと云ったところの^^ダーリン/Oh-Wellです。

あぁ、早く帰りたい...(笑)


―さて 、今日(10/27)は或る映画をレイト・ショーで鑑賞予定。
そう、ツァイ・ミンリャン『楽日(2003)』〔◆IMDbです。



タイトルに冠された「楽日(らくび)」とは、千秋楽、つまり、興行、公演の最終日を意味する言葉な訳ですが、今夜のレイト・ショーは本作の追加上映期間のまさに最終日(―尚、11月の追加上映も既に決まっています)


***

―この、マレーシアで生まれ台湾に育ち台湾で映画を撮って来たツァイ・ミンリャンという映画監督に関しては、
僕なども、これまでに、その名や評判はあちこちでよく見聞きして来たものの、その映画はこれまで未体験。
ある友人は、すでに『楽日』(2003)を鑑賞し、過去の映画の何本かをDVD鑑賞したらしいのですが、「観なければ実感できない味わいがあって、ともかく、俺は嵌(はま)っている」等と僕に話してくれもします。

ともかく、ここ東京に於いては、今年、『西瓜(2005)』〔◆IMDb『楽日』(2003)と渋谷で立て続けに過去の作品が初公開され、追加上映もされ、それなりの集客があるようですから、まさにこの2006年は、ツァイ・ミンリャンの日本に於ける本格的ブレイクの年ということになるのかもしれませんね…。

(→◆公式サイト内公開情報


***

まぁ、兎にも角にも、昼休み以降の仕事も、このレイト・ショーを励みに頑張れそうです。^^

そう、この土、日は、『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)『サラバンド』(2003/ベルイマン)も鑑賞予定です!!



父親たちの星条旗』/Flags of Our Fathers (2006/イーストウッド)
◆10月28日公開。尚、本作と同じ題材を日本軍側の視点で描いたとされる『硫黄島からの手紙』/Letters from Iwo Jima (2007/イーストウッド) の日本公開は、アメリカ公開よりも早い今年12月9日。 ◆『父親たちの星条旗』の鑑賞メモはこちら~

そう…、イーストウッドほど、自信をもって、しかし、それに驕ることなく映画を撮っている…そんなことを僕に感じさせてくれる映画作家も昨今それほど見当たらないように思います。


『父親たちの星条旗』〔◆Movie Walkerに於いては、もう、イーストウッド・ファンの一人たる僕としてまず為すべきことは映画館に足を運ぶこと。そして、いざ、本編が始まる前には、できるだけ頭を白紙の状態に持って行き、無心に映画に向き合えればと思っています。







補足)

◇IMDb

『父親たちの星条旗』/Flags of Our Fathers (2006/イーストウッド)
http://www.imdb.com/title/tt0418689/

『硫黄島からの手紙』/Letters from Iwo Jima (2007/イーストウッド)
http://www.imdb.com/title/tt0498380/

◇『父親たちの星条旗』、『硫黄島からの手紙』両作品の公式サイト(日本語)
http://wwws.warnerbros.co.jp/iwojima-movies/

◆当ブログ内の「イーストウッド関連エントリー」は、

こちらにまとめてありま~す!



サラバンド』(2003/イングマール・ベルイマン)
◆10月21日より公開中


ベルイマン(1918年生)の21年ぶりとなる新作長編映画『サラバンド』〔◆Movie Walker
僕も、ネット上などで幾らかそのタイトルや記事等を目にしてはいたものの、その日本公開がいよいよ間近になったことを具体的に知ったのは夏の終わり頃の映画館に於いてのことでした。


ともかく、僕などはしばらくの間(、おそらくは、多くのべルイマン映画ファンの方々とも同様かと思うのですが)、あの『ファニーとアレクサンデル』(1982|※日本での劇場公開は1985年、下Ph)をもってベルイマン最後の映画なのだろうなと思って来ましたので、『サラバンド』のチラシ、ポスターなどを目にした際は改めて目の覚めるような思いと相成った次第です。




そう、私事ながら、これは、妻が物凄く楽しみにしているので(―彼女は、イーストウッドの映画を鑑賞後には何故だかあまり語らない^^;)、鑑賞後のお喋りなどは『父親たちの星条旗』よりも盛り上がるのは間違いなさそうです。^^


補足)

◇IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0299478/

◇公式サイト
http://saraband-movie.com/

◆当ブログ内の「ベルイマン関連エントリー」は、こちら(=女性が主人公のロード・ムーヴィー5傑)。―※まぁ、作品について具体的に触れている訳ではありませんので悪しからず^^;


*********

―と云った案配に、

今晩に『楽日』、土日に(※観る順番は未定ですが)『サラバンド』、そして、『父親たちの星条旗』の鑑賞を予定している訳ですが、

この3日の間に目の当たりにせんとしている3作品、
個々それぞれにテーマも映画ぶりも可也異なっていそうで、おそらく、この3本すべてを観終えた際には素朴に幸福な思いに包まれていることでしょう。^^

それぞれ、一旦、あれこれの雑念を追い払い出来るだけ白紙の状態でもって、それぞれの映画に向き合えればと思っています。


―それでは、皆さんも良き週末を~!!


【今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(後編)・完】

by oh_darling66 | 2006-10-27 13:14 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.27〕キム・ギドク映画に関する雑感―その2
『うつせみ(2004)』鑑賞プチ・メモ≪→こちら、および、『サマリア』(2004)、『悪い男』(2001)他ギドク映画雑感 & more...


おはようございます、ダーリン/Oh-Wellです。

いやはや、ようやく週末の土曜日を迎えられたました。^^
10月も、早、半ば過ぎと為って行きますねぇ…。

私め、今日は午後から『ブラック・ダリア(2006/ブライアン・デ・パルマ)』〔◆IMDbMovie Walker当ブログ内の関連エントリーを鑑賞予定。
デ・パルマの一ファンとして、(大それた期待などはしていませぬが^^)もう、素朴に楽しみにしています。

あと、日曜日には、『フラガール(2006/李相日)』〔◆Movie Walkerを鑑賞出来ればと思っています!

(C) 2006 BLACK DIAMONDS


(C) 2006 BLACK DIAMONDS

僕は、この『フラガール』の予告篇を映画館で何度か観ているのですが、可也勢いの乗った映画なのではないかと思えています。
僕に取っては、映画に於ける蒼井優〔◆jmdbの演技を観ることも初体験となるので、ここいら辺りも密かに^^物凄く楽しみなところです。



*********

さて

僕が今、書きまとめておきたいものの一つが、『弓』(2005)を始めとした、幾つかのキム・ギドク監督〔◆IMDb作品についてのものなのですが、まぁ、ねっちり^^としたものを書く時間もありませんので、まずは以下に、僕がこれまでにギドク監督の4作品を鑑賞した上での雑感を書き残してみます。



*********

そう、僕がギドク監督作品を映画館で観たのは、この9月から公開されている『弓(2005)』〔◆IMDbが最初、かつ、これまで唯一のもの。


『弓』の前には『サマリア(2004)』〔◆IMDbを、


そして、『弓』の後には『うつせみ(2004)』〔◆IMDb『悪い男(2001)』〔◆IMDbをDVDヴィデオで観賞し、いよいよ、ギドク監督の産み出す、その、特異、かつ、まばゆい諸作品に心奪われている昨今です。

●『うつせみ』(2004)


●『悪い男』(2001)



うつせみ(2004) 』鑑賞プチ・メモ
※以下、本作のラストに触れています。


ここまで鑑賞した4本中ですと、僕は、『うつせみ』〔◆IMDbが最も豊かな映画時間を持ち得ているように思えています。

この、孤独な主人公が単調な仕事の最中にひと時見た白昼夢のような、あるいは、横暴で自己本位な夫によって身も心も傷付けられ、絶望の果てに抜け殻のようになっているのであろうヒロインの心の奥底に弱々しく残っていた脱出願望が、家宅侵入者たる主人公の不可思議な振る舞いを目の当たりにしたことで、不意に主人公と寄り添って行くという夢に転化したかのような『うつせみ』という映画に紡ぎ出される幻想譚にも通じるような映画時間、そこに浸っての俄かには消えぬ余韻、ファンタジックな煌めきを湛えた結末が喚起する心的浄化…、

この88分の映画時間にある妙味を如何に言葉に置き換えることが出来るのかは見当もつきませんが、いずれ改めて、僕なりに本作から受け止めたものを「鑑賞メモ」等の形で纏(まと)めてみたく思っています。

―そう、少々余談めいてしまいますが、本作の韓国語原題を日本語に置き換えると「空き屋」とでも為るらしいのですが、米国マーケットに於ける“3-iron”という即物的なタイトルも中々凄いものだなと思いますねぇ…。

本作のラストに有っては、主人公とヒロインが幽体、あるいは、忍者か仙人のごとく重力と無縁になったかのような或るシーンが示される。そんなラストを持つ映画に、劇中印象的な「兇器」たる物「3番アイアン」を持って来るとは、実にギドク映画をめぐるに相応しい反語的なタイトルの付け方だよなぁ…と感じる次第です。


本作は、今年3月に劇場公開された訳ですが、うーむ、映画館に足を運ばなかったことには可也後悔の念を覚えています。まぁ、最早仕方がありません。いずれ、名画座での上映、特集上映などで、スクリーンでの鑑賞も叶うことでしょう。


*********

ギドク監督がこれまでに撮った映画は13本。(―最新作“Time”〔◆IMDb|下Ph〕は、今年5月のカンヌを始め、既に幾つかの国際映画祭などで上映され、この8月から韓国本国で公開中。尚、ギドク監督は、この映画を最後に「韓国映画界から退く」などとも発言しているようなのですが、僕は、ギドク監督は繊細と強靭を兼ね備えた映画作家だと思いますので、韓国の外でも映画を撮り続けることは可能だとは思います。ともかく、多くの映画ファンが既にご周知であろう『グムエル』の公開をめぐるギドク監督の発言以降の韓国国内での騒動が早期に終息することを素朴に願う次第です)


僕は、その13本の内のほんの4本を鑑賞した限りですが、

例えば 、ギドク監督の映画に少なからず見て取れる、露悪的な人間描写、突発的な暴力描写等々に於いては、ひりひりするような心的な痛さを覚えながらも、同時に、そこにある研ぎ澄まされ切迫した時間感覚ゆえ、心的には嫌悪を覚えながらも僕の視線は釘づけと為ってしまいますし、

また、主人公たちが絶望を経た後に、彼、彼女たちに訪れるもののまばゆさを感得出来た際のカタルシス、昂揚感は、不意に、得がたい恩寵の如しにすら思えても来る…。

さらに一つ書き加えておけば、ギドク監督独自の意匠を凝らす中で描き示される、例えば、『サマリア』(※下Ph)に於ける数多くの彫像、彫刻が配された公園での二人のヒロインのかくれんぼ的なじゃれ合い、また、『悪い男』に於いてヒロインが砂浜で見つける2枚の写真をめぐる扱い等々に僕なりに見て取れる、主人公たちの(、時には無意識な、)自分探しの姿というものにも、僕は心掻き立てられています。



ともかく、僕にとっての、『うつせみ』から得られたカタルシス、『サマリア』の粗さ(/荒さ)と洗練、そして、『弓』に於ける、聖・俗、美・醜が綯い合わさったものの果てにあっけらかんと在る神話的光景…やらを、個々の作品を顧みる中で自分なりに言い表せれば(すっきりするだろうな^^)と思えている次第です。

まぁ、僕など、まずもって、観ていないものが多数ある訳ですし、ここまでのギドク作品を如何なるレヴェルにせよ総括できるまでには至っていませんので、まずは、一作品ずつ、「鑑賞メモ」等を書きまとめて行ければと思っています。




〔当ブログ内の関連エントリー〕

■〔映画雑談Vol.25〕キム・ギドク映画に関する雑感―その1  ~『弓』(2005)、ハン・ヨルム関連プチ・メモ&more...

■〔映画雑談Vol.30〕キム・ギドク新作映画『絶対の愛』(※2007年3月公開)鑑賞前メモ他
1.キム・ギドク最新作『絶対の愛』、2007年3月より渋谷・ユーロスペースにてロードショー & 2月24日よりキム・ギドク監督作品回顧「スーパー・ギドク・マンダラ」開催!!

2.『サラバンド』(2003/ベルイマン)のデジタル・ハイヴィジョン映像についてのメモ

―& 今年最初の映画鑑賞(『ディパーテッド』)が叶いました!


>>『悪い男』、『うつせみ』関連

■〔映画雑談Vol.28〕映画中に於ける印象深い写真
~『シャイニング』(1980/キューブリック)、『ミッドナイトクロス』(1981/ブライアン・デ・パルマ)他

by oh_darling66 | 2006-10-14 10:31 | *映画雑談
♪本日のいい訳がまし(第14回)~連休の狭間で、少々、忙しや^^;
・23日(土)→某オフ会~♪
・24日(日)→『近松物語』(1954|ニュープリント)か『西鶴一代女』(1952)の鑑賞~♪



●『近松物語』(c)角川ヘラルド映画

こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

このところ、「仮題」とでもして置きたくなるような中途半端なエントリーばかりなのですが、まぁ、中途半端なものにせよエントリーしたもの/書いたものは、いずれ、別のエントリーに活きるかと思いますし、本人としては、案外、こういったゆるゆるのエントリーをするのも楽しかったりします。(^^;

ともかく、9月の連休に挟まれた(―と言っても、来たる「秋分の日」は日にちが固定された祝日なので、今年なども、この週末からが3連休になる訳でも無く、僕に取っては単にいつもの土、日と云った按配なのですが…)今週は、仕事等々に追われてしまって纏(まと)まったものが中々書けませんねぇ。

僕なりに、その映画をひと続きに顧みることが出来次第、「鑑賞メモ」等を書き残しておきたいのが、
まずは、『弓』(2005/キム・ギドク)『山椒大夫』(1954/溝口健二)、それから、『ハッスル&フロウ』(2005/クレイグ・ブリュワー)、さらには、『LOFT ロフト』(2005/黒沢清)と云ったあたりなのですが。まぁ、今は、中途半端にエントリーすることは止めておきます。


―そう、あれこれが落ち着きましたら、先のエントリーに於いて、キム・ギドクハン・ヨルム辺りについてのメモを少々追記して行くかもしれませんので、お暇なおりにでも眺めてやってくださいませ~。



***

ところで、ここ東京に於いては、この土日から月曜あたりに架けての天気は残念ながら良くなさそう…。(→◆goo天気

まぁ

・23日(土)→某オフ会~♪

24日(日)→『近松物語』(1954|ニュープリント)『西鶴一代女』(1952)の鑑賞~♪(→◆映画祭「溝口健二の映画」公式サイト 
⇒◆この日、2本とも鑑賞出来ました! 関連エントリーはこちら~!!


と云った按配に、秋晴れなどの恩恵が無くとも楽しめる予定ばかりなのが幸いです。

(c)角川ヘラルド映画

そう、今度の月曜日に西の方から^^上京する友人があって、先日、「ダーリン/Oh-Wellが^^万が一休めればだけど、溝口健二の『近松物語』を一緒に観に行かんか?」などと言われたのですが、流石に週明け早々から休む訳にも行かず「誘いに乗りたいけれど無理だなぁ…」等と答えるしかなかったのですが、あぁ…、いっそ、月曜日(9/25)を有給休暇にしておけば良かったの…かも(^^;

それはそうと、10月には某所に3日ほど旅行に出かけて来ようかと思っているのですが、そろそろ、あれこれの予約などにも動き始めなくては!

―それでは、皆さんも、ご友人、恋人、ご家族と良き週末を~。

by oh_darling66 | 2006-09-22 23:52 | ♪本日のいい訳がまし
■〔映画雑談Vol.25〕キム・ギドク映画に関する雑感―その1
~『弓』(2005)、ハン・ヨルム関連プチ・メモ&more...

1.9月17日(日)、『弓』(2005/キム・ギドク)を鑑賞しました~!≪→こちら
2.9月18日(月)、『山椒大夫』(1954/溝口健二)ニュープリント版を鑑賞予定です!≪→こちら



こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです。
この秋最初の3連休、皆さん如何お過ごしでしょうか。

九州、中国地方などでは、台風13号〔◆読売新聞が猛威を奮い、大きな被害が出てしまいましたね。不幸にも、お亡くなりになられた方、被害に遭われた方に心よりのお悔やみを申し上げます。

さて、この週末に当方に頂戴しておりますコメントへのお返事が遅くなってしまっており相済みません。本日(9/18)中に追ってお返事させてくださいませ!



昨夕、『弓』(2005/キム・ギドク)を鑑賞しました。

―さて、

私め、昨夕は『弓(2005/キム・ギドク)』〔◆IMDbMovie Walkerを鑑賞して参りました。


◆上Phは、「ル・シネマ」内に展示されていた、ハン・ヨルムのサイン入りポスター。Bunkamura公式サイト内の記事「晩夏公開予定『弓』主演女優ハン・ヨルム来館!」によれば、彼女はサインと共に「『弓』は強く美しい響きのある映画です」との一文をこのポスターに書き添えている。

僕に取って、実は、ギドク監督の映画は、『サマリア(2004)』〔◆IMDb以来2本目、そして、この2本が鑑賞した全てです。

ともかく、僕に取っては、この『弓』というギドク監督の最新作は、緊迫感と心地好さが相俟つような映画時間に紡がれた、素朴に画面に浸り切れる90分として享受できたように思い起こします。


そう、『弓』で主役ヒロインを演じたハン・ヨルムは、『サマリア』(※下Ph)でギドク監督に見い出され、ヒロインの友人役で映画デビューを果たした訳ですが(―※この『サマリア』では、本名のソ・ミンジョンでクレジットされている)、


ともかくこの女優は、その顔、表情、佇まいが多くの観客に取って強いインパクトを与えるものではないかと思える次第。あの、意思の強さと優しさを同時に醸し出すような目と口元、そして、何と言うか、巧まずしての媚態とでも云ったものが、物凄く印象に残ってしまいますねぇ…。

ともかく、この、ハン・ヨルムの魅力も含め、追って、『弓』についての鑑賞メモ等をエントリーしたく思っています。


--------------------------------------------------------------------------------------

補足)

>>ハン・ヨルム関連

◇クァク・チミン&ハン・ヨルム来日記者会見~K-PLAZA.com
http://www.k-plaza.com/news/interview/interview_20050120.html

◇キム・ギドク監督の第54回ベルリン映画祭監督賞受賞作!
「サマリア」の新星クァク・チミンとハン・ヨルムに注目~Movie Walker
http://www.walkerplus.com/movie/report/report3263.html

>>キム・ギドク関連

■〔映画雑談Vol.27〕キム・ギドク映画に関する雑感―その2
~『うつせみ(2004)』鑑賞プチ・メモ、および、『サマリア』(2004)、『悪い男』(2001)他ギドク映画雑感 & more...


■〔映画雑談Vol.30〕キム・ギドク新作映画『絶対の愛』(※2007年3月公開)鑑賞前メモ他
1.キム・ギドク最新作『絶対の愛』、2007年3月より渋谷・ユーロスペースにてロードショー & 2月24日よりキム・ギドク監督作品回顧「スーパー・ギドク・マンダラ」開催!!

2.『サラバンド』(2003/ベルイマン)のデジタル・ハイヴィジョン映像についてのメモ

―& 今年最初の映画鑑賞(『ディパーテッド』)が叶いました!


◇キム・ギドク監督「サマリア」来日記者会見~K-PLAZA.com
http://www.k-plaza.com/news/interview/interview_20050225.html

『サマリア』~いがらしみきおの映画ゾンビ(→※いつも楽しくご交遊頂いているLOVINさんに教えて頂いた、あの、いがらしみきおセンセ^^が、主に映画について書き綴っている“いがらしみきお入魂の超絶映画日乗”との副題が置かれたブログです!!)
http://www.bonobono.jp/mag/archives/2005/09/post_32.html

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3連休最後の今夕、『山椒大夫』(1954/溝口健二)ニュープリント版を鑑賞予定。

さてさて、

c0055456_1365817.jpg本日(9/18)これから、僕ら夫婦に於きます、この三連休のメイン・イヴェントたる^^『山椒大夫』(1954|※左Ph)のニュープリント上映の鑑賞に出かけて参ります!!

映画祭「溝口健二の映画」公式サイト

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補足)

◆溝口健二 没後50年 「現代に通じる」 国内再評価~読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20060915et0f.htm?from=os1
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ちゃんと良い座席を取れるよう、そろそろ家を出ます。 

それでは一旦失礼を~。

(→◆この日、無事に『山椒大夫』の鑑賞が叶いました! 今回の本作のスクリーンでの観賞は、おそらくは、10年以上前の並木座(※1998年9月閉館)で鑑賞して以来なのですが、この124分を新鮮な思いで享受できたことに幸福な思いで一杯になりました。3日経った今でも、その余韻は不意に甦って来ます。

中途半端にお喋りするのが勿体無い映画体験となりましたので、また、追って書き纏(まと)めてみます。)



by oh_darling66 | 2006-09-18 13:16 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.24〕「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」関連メモ―その2 & more...
〔ⅰ〕ついに、『メトロポリス』(1927/フリッツ・ラング)のDVD発売!!!
〔ⅱ〕「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」関連メモ―その2(※授賞式放映予定デヴィッド・リンチ監督関連“Exiled”〔ジョニー・トー監督、アンソニー・ウォン他出演〕関連etc.)→その1はこちら!
〔ⅲ〕いよいよ明日9月9日、『LOFT ロフト』(2006/黒沢清)公開!



こんばんは~、ダーリン/Oh-Wellです。

今週は、あれこれと形にしたいものは幾つかあるものの、詰まらぬ^^仕事、所用が立て込んでしまい、中々エントリーまでには至っていません。まぁ、この土、日に架けて、形になったものからエントリーして行ければと思っています。

まずは、幾つか映画関連のお喋りを...


10月21日、『メトロポリス』(1927/フリッツ・ラング)のDVD発売!!!

僕が昨年の9月17日、その、おそらくは<2001年デジタル復元版>によるフィルム上映をスクリーンで鑑賞し感銘を新たにして以来、いずれは、この<2001年デジタル復元版>とされるものと同じマスターでもってDVDソフト化されるだろうと確信し待ち望んで来た、フリッツ・ラングの伝説的映画『メトロポリス』(※1925年制作、1927年公開か?|◆IMDbのDVDヴィデオがいよいよ来月(10/21)にリリースされます!


発売・販売元である紀伊國屋書店(BookWeb)の公式サイト等を眺める限りですと、本編収録時間が118分、そして、幾つかある特典中に「修復に関する証言」というものが入っているところから推測するに、おそらくは、僕がスクリーン鑑賞したものと同じマスターによるDVD化だと思えています。(cf.昨年催された、映画祭「ドイツ時代のラングとムルナウ」中の一本として上映された際の上映時間は、公式サイトや主催者側のチラシによれば122分

いずれにしましても、昨年鑑賞したフィルム上映での画像は、それまで、VHSヴィデオソフトでしか鑑賞したことが無かった僕に取っては、「現時点で最良の状態に修復、復元されたもの」であることを十分に納得できる画質、内容のものでしたから、今回のDVD化には僕は大いに期待を持てています!!

―以下、映画祭「ドイツ時代のラングとムルナウ」のチラシ等にあった解説文の一部を、僕自身の覚え書きとして置いておきます。


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「メトロポリス」/Metropolis
(1925年、122分=24コマ/秒上映)

未来都市メトロポリスを舞台に、地上に住む資本家と地下に住む労働者の闘争と愛を描いた壮大な作品で、600万マルクの製作費は、ウーファ撮影所の経営を危うくしたと言われる。ラングが旅行で前年に見たニューヨークの摩天楼は、既に準備中だったこの映画に大きな影響を与えた。

ミュンヘン映画博物館が中心になって、世界中のフィルムアーカイヴが協力し、復元版を制作した映画史上の傑作。

演奏無し上映: 2005年9月12日(月) 11:00~
サウンド版上映: 2005年9月17日(土) 18:00~

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◆◆尚、当ブログ内の『メトロポリス』鑑賞メモは、こちら!



「第63回・ヴェネチア国際映画祭」、いよいよ明日授賞式!!

さて、明日(9月9日、日本時間10日)金獅子賞などの発表が行われ11日間の会期を閉じる「第63回・ヴェネチア国際映画祭」

●Phは『ブラック・ダリア』チーム^^、左から、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・デ・パルマ
監督、ミア・カーシュナー、ジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、
および、ジェイムズ・エルロイ(=原作者)|©REUTERS
⇒当ブログ内関連エントリー>1>2>3

Movie Plusでは、「ヴェネチア映画祭スペシャル」(※9/10、23時~)と冠された番組中で授賞式の模様も放映してくれるようですね!
 

******

しかし、今回、コンペ部門に出品された21作品〔◆Movie Plus特集ページ内は、実に、全作品がこの映画祭での上映が初御披露目となっている訳ですが、ともかく、物凄く多種多様と云った按配ですよね…。

日本のアニメーション映画があり、ハリウッド大家(―デ・パルマを指しています^^)の新作があり、英国出身のヴェテラン監督スティーヴン・フリアーズの新作があり…、

アジアからも、香港・中国の合作としてジョニー・トーの新作があり、最早、国際映画際の常連となったマレーシア出身のツァイ・ミンリャンの新作があり、

●上Phはジョニー・トーのコンペ出品作“Exiled”。拳銃を構えるは、アンソニー・ウォン!!
―本作は、香港暗黒映画中の、そして、ハードボイルド・アクション中の逸品と言えよう、あの、『ザ・ミッション 非情の掟(1999)』の続編的な内容の作品なのだとか! …となると、アンソニー・ウォンは、再び、あのカーティスを演じてくれていて、そのカーティスは、いまだに美容師をやってくれているのでしょうか!?^^


さらに、ヨーロッパからはアラン・レネ(1922年生)の新作があれば、果ては、ストローブ=ユイレ(ジャン=マリー・ストローブダニエル・ユイレの新作までが出品作としてあって、

この多様なラインナップは一言で言いくるめられないなぁ…。

●Phは、メイン会場のあるリド島内のポスターディスプレイ
“The Queen”(2006/スティーヴン・フリアーズ)|©AP

******

そう、6日には、今回のヴェネチア国際映画祭に於いて、デヴィッド・リンチ監督「名誉金獅子賞」(/特別金獅子生涯功労賞)が授与されましたね。〔=下Ph〕


そして、この日、彼の5年ぶりとなる長編映画での新作“Inland Empire”〔※下Ph〕も初御披露目されたようです。


この、“Inland Empire”は、あの『マルホランド・ドライブ』(2001)同様、ハリウッドを舞台に置いた、一人の女優(ローラ・ダーン|※上Ph左)が夢と現実の世界を旅するミステリー…とのこと。うーむ、来年にはスクリーンで彼の新作映画を目の当たりに出来るかと思うとわくわくとするばかりです!^^


いよいよ明日(9/9)から、『LOFT ロフト』(2006/黒沢清)公開!!

・・・さて、金曜日の夜。

僕も、明日が封切初日の『LOFT ロフト(2006/黒沢清)』〔◆Movie Walkerを無事鑑賞出来るよう^^あれこれと頑張って片付けてしまわねば…。

ただ、都内で2館だけの上映ですからね。早目に映画館に出向かないと満席で観られないなんてことにも為りかねませんね…。^^ 

(→◆まずは、封切2日目に初鑑賞が叶いました!


―以下に、新宿の上映館のタイム・テーブルを自分の覚え書きとして置いておきます。

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>>テアトル新宿

11:10/13:45/16:20/18:55~21:00(終映)

[備考]9/9(土)【舞台挨拶】11:10の回上映後・13:45の回上映前
ゲスト・・・黒沢清、中谷美紀、鈴木砂羽、大杉漣、安達祐実ほか(予定)
当日9:30~整理番号付券発売(1人2枚まで)前売券も引き換え必要

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―それでは、仕事が終わった人も終わらない人も^^、
ご友人、恋人、ご家族と一緒に良き週末をお過ごしになれますよう!!

それではまた~!

●Phは、コンペ出品作“The Fountain”の主演女優レイチェル・ワイズ|©AP

by oh_darling66 | 2006-09-08 23:49 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.23〕今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇)

1.『プラダを着た悪魔(2006/デヴィッド・フランケル)』≪→こちら
2.『ブラック・ダリア(2006/ブライアン・デ・パルマ)』鑑賞前メモ―その3≪→こちら
3.『LOFT ロフト(2006/黒沢清)』≪→こちら

―&「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」関連メモ―その1(※オダギリジョー『叫(さけび)』(黒沢清)etc.)→こちらその2はこちら!


>>その1(後編)は、こちら~!⇒『楽日』(2003/ツァイ・ミンリャン)、『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)他


こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

さて、この8月も残すところ後一日……と10分ほど。^^
ひと続きに映画を顧みる時間が取れず、中々「映画鑑賞メモ」等を書けずにいる『マッチポイント』(2005/ウディ・アレン|※下Ph)、そして、『ハッスル&フロウ(2005/クレイグ・ブリュワー)』(→※鑑賞メモは追ってこちらに書きま~すはその内に成り行きで形にするとして……(^^;、

今回は、今秋以降に日本公開予定の映画中で僕が素朴に楽しみにしているものを数本ピックアップしておきます。
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・・・で、ここで一旦ストップ。^^また、後ほど追記しま~す!

…で^^、以下は、公開順では無く、まぁ、思いついたものから順番にと云った按配です。



1.プラダを着た悪魔』(2006/デヴィッド・フランケル)
◆11月18日(土)公開予定


「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」(◇会期:8/30―9/9)出品作品 

→※コンペティション部門出品作(全21作品)「シネマトゥデイ」等を参照。

今回、日本映画からのコンペティション部門への出品は、オダギリジョー〔◆jmdb主演の『蟲師〔むしし〕』(大友克洋|◆公式サイト、そして、アニメーション映画『パプリカ』(今敏〔こんさとし〕)の2本。
尚、オダギリジョーは、今回、特別招待作品して上映される黒沢清監督の『叫(さけび)』(◆当エントリー内にも出演。)


**これは、これまでにウェブ上で作品レビューなどをチラチラ^^眺めて来た限りですと、例えば、「ウェルメイドなコメディ」などと云った誉め方を少なからず目にしており、まずは、コメディとして高評を得ている印象を僕は持っています。まぁ、コメディとしての良し悪しなどは観るまで分かりようもありませんが、一つには、大いに俳優を楽しめる映画ではないかと僕は思っています。

ともかく、メリル・ストリープアン・ハサウェイスタンリー・トゥッチ〔※下Ph右〕の3人が主要な役どころに名を連ねているだけでも僕の足を劇場に運ばせるに十分!!!


ストリープは、本作のスチルをあちこちで眺める限りですと、ここしばらくに無い美人ぶりかと思えるのですが(^^)、まぁ、いつの頃からか妙にふくよかに為って相当に貫禄がついてしまいましたが^^素は綺麗な人ですからね。一方の、美しさも増し、演技面でも伸び盛りのアン・ハサウェイとはまた異なる映画栄えを見せてくれているのではないかなぁ…。

今、多くを語る余裕がありませんが、曲者、スタンリー・トゥッチを含め、この3人の芸達者によって、それこそ、「ウェルメイドなコメディ」が展開される映画であることを素朴に期待しています!!


補足)

◇IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0458352/

◇公式サイト(日本語)

http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/


2.ブラック・ダリア』(2006/ブライアン・デ・パルマ)
◆10月14(土)公開予定


「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」オープニング上映作品、及び、コンペティション部門出品作品


**まぁ、私め、素朴にデ・パルマ贔屓ですから、作品自体を享受できればまずは幸福なのですが、この、デ・パルマにとって『ファム・ファタール(2002)』〔◆当ブログ内鑑賞メモ以来4年ぶりとなる新作にあっては、今をときめく二人の女優、スカーレット・ヨハンソンヒラリー・スワンクの出演がまずは広く注目を集めるところかと思いますし、僕自身も、彼女たちがデ・パルマが創り出す世界の中で如何なる輝きを見せるかは実に楽しみなところ。


そして、悲劇のヒロイン“エリザベス・ショート”に扮するミア・カーシュナー〔※下Ph〕の存在感、演技を目の当たりにすることも物凄く楽しみにしています。僕は、彼女の演技を観るのは初体験となります。


**さて、本作『ブラック・ダリア』撮影ヴィルモス・ジグモンド

かつて、デ・パルマ作品と3作品で組んでいる訳ですが、僕は『愛のメモリー』(1976)『ミッドナイトクロス』(1981)の中々流麗なキャメラ・ワークが印象に残るところです。

他の監督との仕事の中では、『ロング・グッドバイ』(1973/ロバート・アルトマン)『未知との遭遇』(1977/スティーヴン・スピルバーグ)、そして、『天国の門』(1980/マイケル・チミノ)などでのキャメラが特に印象に残っています。ともかく、『天国の門』のキャメラは別格として、1970年代に大活躍した撮影監督として、その名を知る映画ファンは多いかと思います。彼が久々にデ・パルマと組んでの映像も大いに楽しみなところです!


補足)

◆当ブログ内関連エントリー>1>2

◇IMDb
http://us.imdb.com/title/tt0387877/

◇公式サイト(UK)
http://www.theblackdahliamovie.net/

◇CINEMA Topics Online

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4925


3.LOFT ロフト』(2006/黒沢清)
◆9月9日(土)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー



**僕が黒沢清の映画を体験して来ての印象を極く大まかに言い表せば、以前、僕が某所の映画掲示板でお喋りさせて頂いた際に書いたものを引っ張り出してしまいますが、「僕に取って、黒沢清映画の体験は唯一的なもので、その諸作の鑑賞にあっての映画時間の体験というものは、一つには、スクリーン/モニターに映し出されたもののヒンヤリとした肌理によって徐々に身がこごむような心地、状況と為って行くもののように思います」…とでも云ったものになります。

僕に取って、おそらくは、封切早々に劇場に足を運ぶであろう、黒沢清の新作『LOFT ロフト』は、『ドッペルゲンガー(2002|※公開年は2003年)』〔◆jmdb以来となる黒沢清映画のスクリーンでの鑑賞となります。せめて、しかと見つめておきたいと思っています。 (→◆まずは、封切2日目に初鑑賞しましたヨ~^^


cf.現在開催中の「第63回ヴェネチア国際映画祭」では、この黒沢清監督の『LOFT ロフト』の次に撮られた最新作『叫(さけび)』〔※下Ph|◆CINEMA Topics Onlineが特別招待作品として上映される。

補足)

◇『LOFT ロフト』公式サイト
http://www.loft-movie.com/

◇映画「LOFT」黒沢清監督に聞く 物語の鍵を握る「女性ミイラ」~FujiSankei Business
http://www.business-i.jp/news/enter-page/enter/200608290012o.nwc

映画『LOFT ロフト』公開記念特集 黒沢清の映画術~チャンネルNECO

放映期間:9月2日~9月28日
放映作品:『CURE キュア』(1997)『カリスマ』(1999)『回路』(2000)『ドッペルゲンガー』(2002)

―尚、放映日時などは、各自「チャンネルNECO」ホームページ等でご確認のほどを!


―と云った按配に、「今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇)」は、まずは、現在イタリアで開催されている「第63回ヴェネチア国際映画祭」に参加している3本でまとまる形と相為りました。

この後にエントリーする、その1(後篇)では、また、3、4本の新作映画をピック・アップしておきたいと思っています!

©REUTERS


その1(後篇)に続く

by oh_darling66 | 2006-08-30 23:51 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.22〕『マッチポイント』(2005)&『ハッスル&フロウ』(2005)鑑賞前メモ
こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです。

昨日の土曜日(8/19)は、ここ東京でも、とても気持ち良い夏空が広がる日中でした。
そして、今日日曜日は、まぁ、曇ったり晴れたりといった按配ですかね…。

さて、僕はこれから恵比寿でウディ・アレンの新作『マッチポイント(2005)』〔◆IMDbシネマスクランブル(作品解説、上映スケジュール)を鑑賞します。


マッチポイント』(2005/ウディ・アレン)


本作は、ウディ・アレンのファンの方々ならばご周知かと思いますが、アレンが映画製作の拠点を長年慣れ親しんだN.Yからロンドンに移して撮った最初の作品


僕が本作初鑑賞を前に思いを及ぼすところは、その製作拠点の変化はアレン映画のタッチに如何なる変化をもたらしているのか、また、スカーレット・ヨハンソン〔◆IMDb◆当ブログ内⇒『アイランド』『ブラック・ダリア』との最初のコラボレーションが如何なる形に実を結んでいるか、さらには、アレン映画特有のユーモアというものは多分にアメリカの芸達者を生かしてこそのものであったかと思うのですが、この『マッチポイント』という、大まかに言えば、スカーレット・ヨハンソン以外はイギリス出身の俳優たちで固めたドラマに新たなユーモアの妙味は生まれているのか…、まぁ、主にはそういった部分。


―そして、素朴に楽しみなところの一つは、スカーレットのアレン映画中での輝き、存在感の如何はもとより、主役を務めるジョナサン・リース・メイヤーズ〔◆IMDbの演技そのもの。そう、僕は、彼が最初に世界的な脚光を浴びた『ベルベッド・ゴールドマイン(1998/トッド・ヘインズ)』〔◆IMDbの頃から素朴に彼の演技には惹かれ続けています。


何にせよ、ウディ・アレン(1935年生)が70歳を前に英国での撮影にチャレンジしたこの新作を、僕は素朴に楽しみにしています。


補足)

◇ウディ・アレンが最新作「マッチポイント」について語る!~Movie Walker
http://www.walkerplus.com/movie/report/report4454.html?identifier=pickup4




『ハッスル&フロウ』(2005/クレイグ・ブリュワー)


さてさて、週明け以降にも、何本か鑑賞したい新作映画があるのですが、まずは、仕事帰りにでも、新宿のレイトショーで『ハッスル&フロウ(2005/クレイグ・ブリュワー)』〔◆IMDbシネマスクランブル(作品解説、上映スケジュール)を鑑賞予定です。


・・・しかし、この『ハッスル&フロウ』、僕などは、あちこちの解説などを見聞きして来た限りですと、テレンス・ハワード(―僕に取っては、初めてその演技に触れたのが『クラッシュ』〔◆当ブログ内鑑賞メモ〕での理性的なTVプロデューサー役)扮する中年ラッパーの悲哀が描かれた渋味の一作かなと思えているのですが、東京での封切が単館、かつ、一日一回のレイトショー上映のみという辺りがいやはや何ともしみったれた((^^;上映スケールですね。何か、この映画のスチルなどを眺めて僕が勝手に受け止めている哀感と、このしみったれた興行形態が醸し出すものが妙に重なってしまい、文字通り「見捨て置けない」心情と為ってしまっています。^^





*********

―それでは、間もなく、映画館に向かいますので一旦失礼を~。

(※『マッチポイント』、『ハッスル&フロウ』の鑑賞メモ等は、後刻/後日に続く…かも^^)
by oh_darling66 | 2006-08-20 19:09 | *映画雑談
◆『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005/トミー・リー・ジョーンズ)鑑賞プチ・メモ他

こんにちは~、ダーリン/Oh-Wellです。

G・W二日目、
ここ東京は朝から気持ちの良い晴天日です。


さて、私め、先の金曜日(4/28)は、この日が上映最終日となった『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005/トミー・リー・ジョーンズ)の鑑賞を、無事、果たして参りました。

―本作について、今、簡単な所感だけメモしておこうと思います。
(※以下、中途半端なままで終わっていた文章に追記して5月17日に完成させました~!)



◆◆『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』
(2005/トミー・リー・ジョーンズ)鑑賞プチ・メモ


***ネタバレ注意
****ⅰ

・・・そう、例えば、メキシコと国境を接するアメリカ南部/南西部・テキサスのさまざまな意味合いで荒涼とし乾いた肌理と云うものが、

その、劇中映し出される、さまざまの自然風景からはもとより、

劇中何度も示される田舎町のダイナーの店内に立ち籠める倦怠の空気感やら、また、国境警備隊員の夫であるマイク(バリー・ペッパー)と共にこの地にやって来た若い妻“ルー・アン”(ジャニュアリー・ジョーンズ|※下Ph)の視線を通して垣間見せられる窓の向こうの光景がまとっている間延びしたような倦怠感やら、

したたかそうな年配ウエイトレスであるレイチェル(メリッサ・レオ)のルックや、また、このレイチェルの、そして、“ルー・アン”の煙草を吸うそれぞれの姿がそれぞれに醸し出すものやら、

さらに、二人のミュージシャンによって演じられるキャラクターの醸し出すもの…

―等々からによっても、僕に取っては中々印象深いものとして感じ取れ、じわり余韻が残るところと相為りました。



***

先の二人のミュージシャンですが、

その内の一人、主舞台の一つとなる田舎町のヴェテラン保安官であるベルモントに扮したドワイト・ヨーカムは、ケンタッキー生まれの人気カントリー歌手、

そして、テキサスの荒野にぽつねんと在る一軒家に孤独に住まう、もはや、生き甲斐も無くしつつある「盲目の老人」に扮したのが、ザ・バンドのドラマーだったレヴォン・ヘルム/Levon Helm!!〔⇒◆IMDb公式サイト:LEVON HELM STUDIOS7/2、「レヴォン・ヘルム覚え書き」をエントリー!

◆上Phは、『ラスト・ワルツ』(1976/マーティン・
スコセッシ)
より。左から4人目がレヴォン・ヘルム

特に、後者は、僕も大好きなロック・ドラマーの一人ですし、
エンディング・クレジットで、その老人を彼が演じていたことを知りましたので、その老けっぷりを含めたキャラクター作りに吃驚しましたし、感慨ひとしおと相為った次第です。



**** ⅱ

本作品はトミー・リー・ジョーンズの映画監督処女作な訳ですが、

メキシコ人脚本家ギジェルモ・アリアガ/Guillermo Arriagaによる、何箇所かで時間の流れを前後させてストーリー/映画の流れを紡いで行く語り口・構成を持った脚本を得て、ジョーンズの方はと言えば、一つには、自らの内に在るヴィジョンというものを思い切ってストレートにキャメラに収めて行くことに専念していたのでは無いかと思えました。

例えば、本作で示されて行くテキサスは乾いて荒涼とした肌理を持ちつつも、先述したダイナーの内外、さらには、昼間のモーテル、そして、乾いた荒野とひと続きの印象をも醸し出す「盲目の老人」の住む質素で閑散とした一軒家のシークェンスなどでの視覚的余韻などとも相俟って案外視覚的ニュアンスに富んでいたかと思い起こしますし、

また、一方のメキシコは、荒涼としながらも、テキサスにある以上に突き抜けた陽光の明るさが屋内外に感じられ、


また、日中のカフェなどに流れるゆったりとした空気感などが印象的で、それらに視線を委ねて、寂寥も心地良さも同等に感じ取れ、僕に取っては中々新鮮なものとして受け止められました。



****ⅲ

さて、主人公ピート(トミー・リー・ジョーンズ)は、テキサスにある自分の牧場にふらりと流れやって来たメルキアデス・エストラーダ(フリオ・セサール・セディージョ)を不法入国者であるにも関わらず働き手として招き入れる…。共に働く日々の中でピートとエストラーダは信頼、友情を育んで行く。


そんなある日、エストラーダはマイク(バリー・ペッパー)に誤まって国境付近で射殺されてしまう。

そして、ピートは警察がマイクの失態を隠蔽しようとしているのを察するや、ある夜、ピートが自宅に戻るのを待ち構えて家内に押し入り彼を拉致、そして、警察が埋葬した無縁墓地(/共同墓地?)からエストラーダの死体をマイクに掘り起こさせ、その死体を馬に載せエストラーダが生前に自分の故郷として口にしていたメキシコの“ヒメネス”と云う村へとマイクを引き連れ運んで行く訳ですが、

エストラーダの死体を不法に持ち出し、また、マイクを攫(さら)って行ったピートを、先述したベルモント保安官(ドワイト・ヨーカム)が一旦は追って行きますし、国境警備隊のヘリ出動やらもあるものの、ハリウッド常套のドンパチ的アクションに持って行かない辺り、追跡ものにしなかった辺りなども、矢張り、中々新鮮に受け止められました。

また、

**ベルモント保安官の追跡の際の断念の姿、

**“ルー・アン”(ジャニュアリー・ジョーンズ)が夫への執着を絶ち町を去って行くあたり、

**「盲目の老人」の機転が国境警備隊を引き返させるあたり
(―詳細は省きますが、ピートら一行は老人の家に立ち寄り、死体を腐らせぬために不凍液を分けてもらう…。また、老人は、2人に食事をふるまい、ピートらが去ろうとする間際に、「あんたらは良い人間だ」と微笑み、「ワシを撃ってくれないか、自殺は神に背く…」と依頼するもピートは拒否。しばらく後、国境警備隊が老人の家の前に現れる。一人の隊員が老人に「誰か来なかったか? 男2人と馬、騾馬、…見なかったか?」と訪ねると、老人は「いや、ワシはこの30年間何も見とらんよ」等と受け流す)…、

―これらのシーンでの、どこか、あっけらかんとした後味も妙味かつ新鮮でした。



****

僕に取って、劇中の圧巻たるは映画終盤。

ついにメキシコに入り或る町に辿り着くピートとマイク。しかし、ここで探し出したメルキアデスの妻と思しき女性に「メルキアデスなんて知らない」と言われ、また、年配の名士のような男に尋ねても矢張り「そんな男は知らない」「ヒメネスなんて村は無い」等と返されるばかり。

ピートは、マイクに「騙されたな」と口にされるも、「いや、違う」と尚も馬を走らせ奥地へと…、そして、或る廃墟のような場所に辿り付くと、ピートは「ここがヒメネスだ…」と口にし、マイクは穏やかに「そうだな、やっと見つけたな」と言葉を返す…。

ここでは、日中(ひなか)の廃墟が突如、かつてメルキアデスがピートに語った「そこを見たら美しさに胸が張り裂けるだろう」というヒメネスという地に、俄(にわ)かには見えて来ないまでも、不意に、僕自身が今“ヒメネス”を眼差しているかのようにも思えて来る! ともかく、ピートは廃墟然としたその地に友人を埋葬する。

斯様に、この終盤に於いては、ピートがメルキアデスとの約束を果たし得た姿を眼差すことでの感銘深さの前に、主人公にとっての“ヒメネス”が示される唐突さが圧巻でした。


***

―そして、僕が本作で最も印象深いものは、
終幕に示される、友人を埋葬した地を去って行く主人公ピートを眼差すマイクのアップで示される顔。

劇中最初の登場シーンから暫(しばらく)の間は、その、特異な面立ち、荒んだ素振りでもって、不穏で不敵な印象を見る者に与えるであろうマイク、

そんな彼が、映画後半で、ピートに強引に拉致され、手錠を掛けられブーツを脱がされ、殴られ、命令され、脅されながら、メキシコ“ヒメネス”への長い道のりにつかされる。一旦は砂漠でピートから逃げ出すものの、身を隠そうとした洞窟では毒蛇に足を噛まれ、結局はピートに再び捕らえられ、まさしく身をぼろぼろにしながらメキシコまで引き摺られて行く訳ですが、そんな過酷な道行で、滑稽なまでにぼろぼろに為って行くマイクの姿は、遂には、僕などでも憐れを催すまでに為って行く…。



そんなマイクの描写があったからこそ、終幕に於いて、マイクがメルキアデス・エストラーダの魂に赦しを請う一途な姿は僕には説得力をもって迫り来るものでしたし、朝の陽射しの中での生れ変ったような穏やかさを湛えたマイクの表情が目映く忘れがたいものと為りました。


そして、ここに至るまでに僕が委(ゆだ)ねていた弛緩したような時間の流れの余韻とでも云ったものが、この終幕のマイクの顔を見つめながら、不意にほのかな切なさ、愛おしさを以(も)って、ぐわんと甦って来たように、今、思い起こします。

(※7月4日未明、一部追記。)

【◆『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』鑑賞プチ・メモ―完】


―※尚、以下は、4月30日のエントリーの続きです。


◆◆今夕は、『グッドナイト&グッドラック
(2005/ジョージ・クルーニー)』を鑑賞予定!


さて、今日は、これから妻と新宿に出かけます。
少し、あれこれでぶらついた後に、六本木にて『グッドナイト&グッドラック(2005/ジョージ・クルーニー)』を鑑賞してくる予定です。


***

本作に於いて、僕が素朴に期待するところは、

まず、スチルやTVスポットで見ている限りでの、主演を務めるデヴィッド・ストラザーン〔※下Ph右〕、そのモノクロ画面に映える硬質なルック、僕に取っては、おそらくはこれが初めての彼の演技体験となります。
そして、演技巧者、ロバート・ダウニー・Jr〔※下Ph中央〕の演技そのもの。
加えて、ジョージ・クルーニーが、この、アメリカは1950年代の「赤狩り」時代に、マッカーシズムに立ち向かった伝説的ニュース・キャスター、エド・マロー/Edward R. Murrowと番組スタッフたちの姿を、モノクロ撮影によって如何なる映画造形と為し得ているのか、と云ったところ…。
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この映画に於きましても、また、後刻/後日に、何らかの鑑賞メモが残せればと思っています。 
◆『グッドナイト&グッドラック』(2005/ジョージ・クルーニー)鑑賞プチ・メモは、こちら

それでは、皆さんも良き日曜日を!!

by oh_darling66 | 2006-04-30 14:16 | ■映画鑑賞メモ/鑑賞プチ・メモ
◆ゴールデン・ウィーク前の雑感&メモ―その2
〔ⅰ〕ゴールデン・ウィーク公開映画あれこれ…。
〔ⅱ〕今夕は、『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005/トミー・リー・ジョーンズ)か『Vフォー・ヴェンデッタ』(2005/ジェームズ・マクティーグ)のいずれかを鑑賞予定!



こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです!

この週末も、拙ブログに沢山のご来訪を頂きまして誠にありがとうございます。m(_ _)m

えぇ…、まずは、まだ、コメントへのお返事が出来ていないお三方に簡単なご挨拶をさせて頂きます。(―後刻、頂いたエントリー中でお返事をさせて頂きますが、まずは、一言レスにておゆるしください。)

chibisaruさん
ヒッチコック関連でのご来訪、そして、“桜”(―本日アップされた満開の里桜、拝見しました!!)をありがとうございます~!!

iyahaya98さん
お出かけ前に^^コメントを頂きありがとうございます~!
僕も、今晩、iyahaya98さんがご鑑賞される映画を観れるかもしれません!

―そして、
まつさん
『銀河ヒッチハイク・ガイド』でもって、初めてコメントの行き来が叶い嬉しいです、ありがとうございます!
・・・そして、「魚をありがとう」―て、一応言わせてくださいませ~!((^^;


***

さて、私め、これから、妻と新宿へ出かけま~す。

まぁ、小一時間ほど、ぶらっとしてから、
『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬(2005/トミー・リー・ジョーンズ)』〔◆IMDbMovie Walkerか、もしくは、『Vフォー・ヴェンデッタ(2005/ジェームズ・マクティーグ)』〔◆IMDbMovie Walkerのいずれかを鑑賞予定、つまりは、18時頃の時点で座れる方を鑑賞予定です。

****そう、前者は、トミー・リー・ジョーンズ〔※下Ph〕の初映画監督作品!
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今、多くを語る余裕はありませんが、この硬派な印象ながら、柔軟にさまざまな役柄を演じて来た俳優トミー・リー・ジョーンズ、とても理性的な俳優なのではないかと僕は思えています。
そんな彼が60歳を前にして映画監督に初挑戦した『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』にしても、満を持して取り組んだものなのではないかと僕なりに推察しています、そして、素朴に期待しています!!
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****そして、他方の、『Vフォー・ヴェンデッタ(2005/ジェームズ・マクティーグ)』は、少なからぬサイトでもって「第3次大戦後に独裁国家と化した英国を舞台にした、仮面のヒーロー“V”が自由を求めて革命を起こして行く…」などと紹介されていますね。
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僕は、本作の予告を2度ほど映画館で見ていますが、まぁ、漠然とした印象を言えば、本作の製作、脚本を担(にな)ったウォシャウスキー兄弟独自の美学の乗った、無国籍的な肌理を湛えての近未来ものダーク・シティーものなのではないかな…と、まぁ、何にせよ、そこそこに(^^)期待している訳なのですが、ともかく、本作は、あちこちで見聞きする限りですと、アメリカ本国では中々好評のようです!
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参考)

**『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』は3月11日より、
そして、**『Vフォー・ヴェンデッタ』は、4月22日より公開中。


***

しかし、矢張り、ゴールデン・ウィーク公開映画〔◆Movie Walkerは多彩ですねぇ。

―特に、

●●『ブロークン・フラワーズ』(2005/ジム・ジャームッシュ)
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『グッドナイト&グッドラック』(2005/ジョージ・クルーニー)
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●●『RENT レント』(2005/クリス・コロンバス)
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―と云った3作品等々が公開される4月29日あたりは、
愈々、おそらくは、映画ファンの多くが落ち着かなくもなるでしょう。

そう、僕は、このG・W公開映画ですと、上に並べた順番に鑑賞意欲が高く、また、期待を抱いている次第です!!
(―映画館で「座れますよ」と言われれば、間違いなく、今日鑑賞するはずの『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』は、まさしく、G・W直前の4月28日に上映終了!)


***

ところで、
昨日(4/22)のエントリーにも書きましたが、この4月中旬から5月の始め頃に架けては、心的なものも含めて可也疲れが溜まっている時期な訳ですから、
…そう、せめて、4月29日「みどりの日」から5月5日「こどもの日」までは、勤め人が基本的には通しで休めるような方向に向かって欲しいなぁ…。

そんな中でだったら、G・W前半は映画館に通い、後半は国内外の3泊ほどの旅行に充てるとか、僕としては、本当の意味合いで楽しくリフレッシュ出来る一週間ほどと為るのですがねぇ…。^^

それでは、
皆さんも、ご家族、ご友人、恋人と良き日曜の夕べを!



【◆ゴールデン・ウィーク前の雑感&メモ―その2・完】

by oh_darling66 | 2006-04-23 16:41 | *映画雑談