■〔映画雑談Vol.31〕マーティン・スコセッシ関連覚え書き―その1(※仮題) |
◆◆その2(音楽篇)はこちら! こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。 さて、現在、エントリーしたいものは幾つかあるものの(※以下3つほど)…、 1.封切初日に鑑賞した『ディパーテッド(2006/スコセッシ)』〔◆IMDb◆初鑑賞時のプチ・メモ〕の鑑賞メモ ・・・そう、エントリーしたいものは幾つかあるものの^^中々まとめる時間が持てずにいます。 そこで...^^と言いますか、 まぁ、上述した3つのいずれを形にするにせよ、多かれ少なかれスコセッシには触れることになる訳ですので、今回はとりあえず、僕に取っての「スコセッシ映画中の上位10本+α」を置いておきま~す。 >>以下、単に製作年度順。尚、タイトルのリンク先はIMDb。 ** 『アリスの恋』(1974) ** 『タクシードライバー』(1976) ◆当ブログ内関連記事(本作の映画音楽を担当したバーナード・ハーマンについて) ** 『ニューヨーク・ニューヨーク』(1977) ** 『ラスト・ワルツ』(1978) ◆当ブログ内関連記事(レヴォン・ヘルム(※元ザ・バンド)についての覚え書き中) 〔◆Amazon|※Ph右〕による“Evangeline”演奏シーン ** 『レイジング・ブル』(1980) ** 『ハスラー2』/The Color of Money(1986) ** 『最後の誘惑』(1988) ** 『グッドフェローズ』(1990) ** 『クンドゥン』(1997) ** 『ギャング・オブ・ニューヨーク』(2002) ** 『ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム』(2005) ※本作はTV用長編ドキュメンタリーとして製作される。日本ではNHK BSで放映された後の2005年12月に劇場公開。 ―そして、勿論、今年最初の鑑賞映画となった『ディパーテッド』(2006)も僕に取っては可也上位になりそうです! まだ他にも、僕に取っては『キング・オブ・コメディ』(1983)、『アフター・アワーズ』(1985)なども妙味ですし、『明日に処刑を…』(1972)も捨て難いところ…。何にせよ、「スコセッシ10傑~ダーリン/Oh-Well篇」とでもいった形で、『ディパーテット』の鑑賞メモ共々(のんびり^^)纏めてみたく思っています。 (※後刻/後日に続く...) |
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by oh_darling66
| 2007-01-30 23:43
| *映画雑談
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■〔映画雑談Vol.30〕キム・ギドク新作映画『絶対の愛』(※2007年3月公開)鑑賞前メモ他 |
1.キム・ギドク最新作『絶対の愛』、2007年3月より渋谷・ユーロスペースにてロードショー & 2月24日よりキム・ギドク監督作品回顧「スーパー・ギドク・マンダラ」開催!!≪→こちら≫ 2.『サラバンド』(2003/ベルイマン)のデジタル・ハイヴィジョン映像についてのメモ≪→こちら≫ ―& 今年最初の映画鑑賞(『ディパーテッド』)が叶いました!≪こちら≫ おはようございます、ダーリン/Oh-Wellです。 昨日(1/21)の日曜日、ここ東京は、朝から薄曇の空模様で肌寒い一日でしたし、この未明からは雨も降り始めたようです。愈々(いよいよ)、この1月下旬から2月に架けては油断のならぬ寒さが訪れるのかもしれませんねぇ…。 さて、漸(ようや)くにして^^今年2回目の更新です。 私、一昨日(1/20)は、これまた漸(ようや)くにして、今年初めて映画館に足を運んで参りました。この2007年、僕ら夫婦の最初の映画鑑賞と相成ったのは、この日が封切初日だった『ディパーテッド(2006/マーティン・スコセッシ)』〔◆IMDb◆Movie Walker〕です!! これは、僕など、暴力を扱った際のスコセッシの良い面が出た、つまりは、映画ならではのパワフルさと妙味を兼ね備えた中にスコセッシらしい痛烈さが迸(ほとばし)る映画時間を為し得た、例えば、『グッドフェローズ(1990)』〔◆IMDb〕あたりにも通じるようなスコセッシ映画だとも思え、ともかく、この152分のスコセッシの新作をワクワクとスリリングな思いで堪能出来ました!! 一息に鑑賞所感等を書いてみたくもあったのですが、矢張り、改めて落ち着いて^^僕なりに本作から享受出来たものを顧みた上で何がしかのエントリーを果たせればと今は思い直しています。(→◆3/17、『ディパーテッド』の鑑賞メモをエントリー!) ―と云う訳で、 今回のエントリーでは、先だって、黒猫のうたた寝/にゃんこさんが当方の本年初エントリー「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」へのコメント中で触れてくださった『サラバンド』、キム・ギドク監督の新作について触れてみたいと思います。 ** まずは、にゃんこさん、今回のコメント、誠にありがとうございました! にゃんこさんがコメント中で触れてくださった二つについては、僕も何らかの形で書いておきたいと思っていましたので、これを良い機会とさせて頂き、『サラバンド』〔◆IMDb◆公式サイト〕のデジタル・ハイヴィジョン映像について、また、愈々この3月から公開されるキム・ギドク監督〔◆IMDb〕の新作『絶対の愛』(2006)についての覚え書きをにゃんこさんへのお返事を兼ねて書かせていただきます。 ●●『サラバンド』(2003/ベルイマン)のデジタル・ハイヴィジョン映像についてのメモ >猫も「サラバンド」は地元で公開されていないので >DVDになっちゃうかもしれませんが、チェックさせていただきます(笑) 僕は、本作〔◆当ブログ内メモ(『サラバンド』に於ける写真の覚え書き)〕を昨年10月の終り頃に渋谷の「ユーロスペース」という映画館で鑑賞しました。 そう、これがベルイマン(1918年生まれ)の或いは遺作になるのだろうと言う思いも多分にあって鑑賞しに行ったのですが、実際目の当たりにした本作は、僕なりに大まかに言えば、ベルイマンにとっては初のデジタル・ハイヴィジョン・カメラで撮影されたやや不気味ですらある程にクリアな映像が結果的には功を奏し、例えば、彼の1960年代の諸作にも通じるような鋭い人間観察によって紡がれる登場人物たちの葛藤、苦悩の姿が直裁に観る者に迫って来るようなスリリングな映画時間と為っているものと感じ取れました。 先述したユーロスペースでは、本作のデジタル・ハイヴィジョン・カメラで撮られた映像を活かすために(※つまりは、ベルイマンの意向に沿う形で)デジタル・ハイヴィジョン対応のプロジェクターで映写上映が為されました。ただ、この上映設備を持っていない映画館での上映もあった/ある訳で、僕の或る友人が話すところによれば、この画質を活かせる上映設備がある映画館とそうでない映画館では映像の印象は自ずと異なってしまうはずだとのことです。 そして、これも、先の友人から聞かされた話なのですが、『サラバンド』をデジタル・ハイヴィジョン画質そのままのクオリティでソフト化するには、それは次世代ヴィデオ(ブルーレイ、HD-DVD)によってしか有り得ないらしく、もし、DVDヴィデオ化されたとしたら、それは、画質を落としてスタンダート化されたものとのことです。もっとも、それでも並みのDVDの映像よりは優れたものとはなるらしいのですが…。 ともかく、映像そのものが過渡期に来ていますよね。 ●●キム・ギドク最新作『絶対の愛』、2007年3月より渋谷・ユーロスペースにてロードショー & 2月24日よりキム・ギドク監督作品回顧「スーパー・ギドク・マンダラ」開催!! >あとは・・・「うつせみ」 早く観なくっちゃ^^; 本作『うつせみ』〔◆当ブログ内鑑賞プチ・メモ〕は、僕がこれまでに鑑賞して来たギドク映画鑑賞作品中最も耽溺した一本と為っていますし、また、鑑賞後しばらくたって愈々さまざまに思いを及ぼす映画と為っています。ともかく、一見の価値がある映画かと素朴に思えています。機会があれば是非とも!! さて、僕は、昨年ようやくキム・ギドクの映画に接し始めました。ことに、昨年日本で初公開となったギドク映画2本(『うつせみ(2004)』、『弓(2005)』)を鑑賞出来たことは、僕に取って、昨年に於ける新作映画鑑賞中の大きな収獲の一つと為っています。ただ、『弓』は封切当初の鑑賞が叶ったものの、『うつせみ』はロードショー公開時には残念ながら見逃してしまいDVDヴィデオでの鑑賞だったことが今だに悔やまれます。 >3月にはキム・ギドク監督の新作も公開されますね。 >うちの地元じゃ、いつ観られるかわかりませんが >鑑賞できるのが楽しみです。 そう、キム・ギドク監督が2006年に撮った新作映画、愈々、3月の公開ですね!! この、日本語に直訳すれば「時間」となる原題を持つ映画、日本でのタイトルが『絶対の愛』〔◆IMDb〕…。この邦題、僕など、最初に目の当たりにした際には少々途惑いを持って受け止めました。 僕は、例えば『うつせみ』という邦題に於いては、日本人の観念性、美意識に摺(す)り寄せた、やや、綺麗過ぎる邦題ではないかとの思いをいだきつつも、韓国語原題を日本語に置き換えると「空き屋」とでも為ることを踏まえて考えれば、まぁ、受け入れてしまえますし、 また、『うつせみ』の鑑賞プチ・メモにも書いたことですが、米国マーケットに於ける“3-iron”という、本作で印象的に登場する兇器をぽんと据えた即物的なタイトルにも、ギドク映画をめぐるに相応しい反語的なタイトルの付け方だよなぁ…等と感心もし納得も出来るのですが、 さて、「時間」に対しての邦題『絶対の愛』、ギドク・ファンの僕らを納得させてくれるものと為っているのか否か…。一つには、こんな点からも^^、ギドク映画のこの新作の鑑賞が待ち遠しく為って来ています。 ともかく、キム・ギドクの新作『絶対の愛』は、2007年3月、渋谷・ユーロスペースにてロードショー公開される訳ですが、これに先立っての「スーパー・ギドク・マンダラ」と冠された、これまでのギドク監督諸作の回顧上映(※長編2作目『ワイルド・アニマル(1996)』から『弓(2005)』までの全11作が上映される)が実施されることも多くのギドク・ファン、映画ファンにとっては貴重なものでしょう。僕も、昨年映画館で観そこなっている『うつせみ』(2004)を始め、また、『魚と寝る女(2000)』〔◆IMDb|※下Ph〕、『受取人不明(2001)』〔◆IMDb〕等々の劇場未鑑賞作品を出来るだけ観ておきたいと思っています。 -------------------------------------------------------------------------------------- ◇キム・ギドク レトロスペクティヴ「スーパー・ギドク・マンダラ」 開催期間:2月24日(土)~3月16日(金)-------------------------------------------------------------------------------------- 補足) そう、この回顧上映以外にも、幾つかのイヴェントがあるようなので、以下に、そのあれこれを^^僕自身の覚え書きとして置いておきます。 ◇キム・ギドク監督が参加する来日記念パーティー 開催日時:2/24(土)7:00PM-9:00PM 会場:Prologue(ユーロスペース1F) ※パーティー参加チケット+3本鑑賞できるセット券を6000円で絶賛発売中!(劇場窓口限定) ※2/24(土)9:10PM~の『ワイルド・アニマル』の舞台挨拶付き上映には使用不可。 ◇2/24(土)はキム・ギドク監督の舞台挨拶付き上映! ※チケットぴあにて2/10(土)より整理番号付特別鑑賞券発売 ◇「絶対の愛」特別鑑賞券(税込み¥1,400)発売中 ※劇場窓口で購入の場合は『絶対の愛』本編生フィルム(オリジナルポストカード付き)がプレゼントされる。(数量限定) ―という訳で、にゃんこさんのお陰でもって、今回ようやく今年2回目のエントリーが果たせ当ブログも両目が開きました。^^ それでは、にゃんこさん、皆さん、今日月曜日が良き一週間の始まりと為りますよう!! |
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by oh_darling66
| 2007-01-22 06:32
| *映画雑談
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◆遅まきながら、2007年最初の御挨拶です! |
~「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」 ≪→直接飛ぶ!≫ こんにちは/こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。 いやはや…、正月休み(冬休み)が明けて、この年明け最初の週は5日だけ「仕事始め」で出社、翌日からは「成人の日(1月8日)」を含む3連休…。5日の出社がぽつんと有った所為で家の中が今だに落ち着きません((^^; ともかく、この時節、まずは、夫婦双方の実家兄弟関係、職場での挨拶が先にありきと為ってしまい、ウェブを含む遊びやら、友人関係の新年会などはその後になってしまうもの。まぁ、まずは、家族あってのお正月…といったところなのでしょう(^^) ―さて、兎にも角にも、私め、年明けの諸行事でバタバタしてしまい中々ウェブ復帰できずにおりましたが、ここいら辺りでこの2007年最初のご挨拶をさせて頂きます。 遅まきながら、 新年あけましておめでとうございます。 私め、当ブログに於きましては、今年も気負わず^^マイペースで映画、Rock等々でのエントリーを積み重ねて行きたく思っております。まずは、皆さんと楽しく行き来が叶えばと思っており、今年も当方道楽ブログ「太陽がくれた季節」へのご愛顧のほど何卒宜しくお願い申し上げます。m(_ _)m そう、私、ウェブ上で日頃お世話になっている方々にまだまだ新年のご挨拶を果たせず仕舞いでおりますので、今週一杯ほどは「あけましておめでとうございます」のご挨拶をさせて頂くことになるかと思いますが悪しからずご了解頂きたく何卒宜しくお願い申し上げる次第です。(^^; さて、先週4日、或いは、5日は多くの職場で仕事始めだった訳ですが、そう、仕事も始まった訳ですから、当方「道楽ブログ」も始動させぬ訳にはまいりません。^^ ●●「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」 そう、この2007年の「太陽がくれた季節」は、「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」で幕開きとさせて頂きましょう。 さて、昨年劇場公開された新作映画中、僕が鑑賞したものは43本(映画館鑑賞39本、DVDヴィデオ鑑賞4本)ほど。思うように新作映画の鑑賞が叶わなかったものの、少々忙しない一年でしたから、まぁ、上々かと思えています。二度鑑賞した映画も多く、また、大きく外した(がっかりさせられた)映画は一本もありませんでした。そう、新作映画以外にも「溝口健二の映画」〔◆公式サイト〕と冠された映画祭で『山椒大夫』、『雨月物語』、『近松物語』のニュープリント版をスクリーン鑑賞出来たこともあわせ、僕に取って、去る2006年は一昨年にも増して素晴らしい映画と数多く出会えた一年だったと思える次第です! また、昨年秋口あたりには、そこまでシリアス・タッチの映画を数多く見続けて来たことでもって、愈々、普通に良く出来た娯楽作品(ラブ・ロマンスやコメディ、また、ホーム・ドラマ等々)を観たいという渇望感が沸き起こって来ていたのですが、そう云った渇きを癒してくれたのが、直近ですと、昨年末(12/29)に観た『ヘンダーソン夫人の贈り物』(2005/スティーヴン・フリアーズ)、イヴに観た『リトル・ミス・サンシャイン(2006/ジョナサン・デイトン、ヴァレリー・ファリス)』〔◆IMDb|※下Ph〕、 さらに、それ以前ですと『プラダを着た悪魔』(2006/デヴィッド・フランケル)、『2番目のキス(2005/ボビー・ファレリー 、ピーター・ファレリー)』〔◆当ブログ内鑑賞メモ〕、『夢駆ける馬ドリーマー(2005/ジョン・ゲイティンズ)』〔◆IMDb|※下Ph〕と云ったあたり。今年2007年はこういった良質の娯楽映画、充実した小品が少しでも増えて欲しいものと僕なりに大いに期待しています。 そう、『ニューヨーク・ドール』(2005/グレッグ・B・ホワイトリー)、『ステップ!ステップ!ステップ!』(2005/マリリン・アグレロ)の二つのドキュメンタリー作品を鑑賞出来たことも2006年の収獲でした。両作品共々、非虚構の中に対象を追い続けて行くことの過程そのものがスリリングであると言えようドキュメンタリーならではの美点を改めて実感させてくれるものでした。この両作品は、グレッグ・B・ホワイトリー、マリリン・アグレロそれぞれの劇場映画処女監督作品でもあります。 僕が昨年鑑賞した「印象深い処女作」を付け加えれば、ミランダ・ジュライの『君とボクの虹色の世界(2005)』〔◆IMDb|※上Ph〕などもその一つ。映画の舞台と為るスモールタウン、そして、そこにある日常性がデジタル・ハイヴィジョン・カメラによって撮られた映像によって紡がれて行く映画ながら、デジタル・ハイヴィジョン映像に有り勝ちなツンとした肌理を纏(まと)っているばかりでは無く、ほのかな温かみを感じさせる画面を作れていることが一つの美点かと僕なりには思えています。 今回の「ベスト20」ですが、大方は僕自身の映画に於ける趣味性の反映かとも思えていますが、より上位に来る作品は、僕なりに、より、映画として享受出来たものと為っているはず…。 個々の作品はこれまでに一度か二度観たに過ぎぬわけですから、43本の中ですらきちんと優劣の案配をつけることは中々困難ながら(―例えば、『ミュンヘン』と『父親たちの星条旗』の2本を取ってみても、僕の中での好み、重みを総合した上での価値はほぼ同等なものかと感じてもおり、両作品に於いて優劣をつけることは僕に取って最も難しいところでした。ただ、こう云った機会に順位をつけてみることは意外とスリリング^^なものでもありました。ともかく、両作品ともに「史実」を扱って、それを映画ならではの表現でもって描写することで、観客個々に史実を垣間見させ思いを及ぼさせることを果たし得ているかと思え、そのことだけを取ってみても、まずは、観られるべき映画かと思う次第です)、矢張り、こう云った選出をし、映画好きな方々のそれと比べさせて頂くことは映画ファンとしてとても楽しいものだと実感しています。これら20本は今後も僕を鑑賞へと誘うことでしょう。 >>それでは、まず、20位から11位を... 20位・・・『ヘンダーソン夫人の贈り物』(2005/スティーヴン・フリアーズ) ◆IMDb 19位・・・『プラダを着た悪魔』(2006/デヴィッド・フランケル) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞前メモ 18位・・・『ニューヨーク・ドール』(2005/グレッグ・B・ホワイトリー) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞メモ未満 17位・・・『メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬』(2005/トミー・リー・ジョーンズ) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞プチ・メモ 16位・・・『LOFT ロフト』(2005/黒沢清) ◆allcinema ONLINE◆当ブログ内鑑賞メモ ―さて、只今1月14日(日)の0時過ぎ。昨日昼前までに漸くあれこれがひと段落しました。それでは、15位から続けさせて頂きましょう!^^ 15位・・・『ステップ!ステップ!ステップ!』(2005/マリリン・アグレロ) ◆IMDb◆公式サイト(英語) 14位・・・『楽日』(2003/ツァイ・ミンリャン) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞前メモ 13位・・・『弓』(2005/キム・ギドク) ◆IMDb 12位・・・『ハッスル&フロウ』(2005/クレイグ・ブリュワー) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞メモ未満 11位・・・『ブロークン・フラワーズ』(2005/ジム・ジャームッシュ) ◆IMDb >>そして、「2006年度新作公開映画ベスト10」です!! 10位・・・『007/カジノ・ロワイヤル』(2006/マーティン・キャンベル) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞メモ未満 09位・・・『百年恋歌』(2005/ホウ・シャオシェン) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞前メモ 08位・・・『サラバンド』(2003/ベルイマン) ◆IMDb◆当ブログ内メモ>1(『サラバンド』に於ける写真の覚え書き)>2(『サラバンド』のデジタル・ハイヴィジョン映像についてのメモ) 07位・・・『クラッシュ』(2004/ポール・ハギス) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞プチ・メモ 06位・・・『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞メモ>>イーストウッドが2006年に発表した「硫黄島二部作」。その双方を体験することでの重み、感慨深さに敵(かな)う映画体験は稀有なものかもしれません。 『父親たちの星条旗』、『硫黄島からの手紙』双方共に、慎ましさを持ちながらも揺るぎの無いイーストウッドの視点でもって硫黄島の戦い、戦いの傷跡が見据えられ描写され、この戦いに従軍した無名兵士たち、延いては、激戦の舞台となった硫黄島への鎮魂によって幕を閉じられる映画だったと思えています。 05位・・・『ミュンヘン』(2005/スティーヴン・スピルバーグ) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞メモ>>この、不穏さに支配されたパワフルな画面によって紡がれる164分の映画時間は、ここで扱われた「ミュンヘン・オリンピック事件」、「神の怒り作戦」を通して、ユダヤ人とパレスチナ人の幾世紀にも及ぶ対立、憎悪、流血の歴史の一端を観客に垣間見させ思いを及ぼさせるものと僕は思えます。スピルバーグの本作を作らずには居れなかった真っ直ぐな熱意、そして、彼自身の資質たる、映像で語り切る才気、情熱が実を結んだ映画として、僕は重みを持って受け止めています。 04位・・・『うつせみ』(2004/キム・ギドク) **DVDヴィデオで鑑賞 ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞プチ・メモ>>本作は、僕に取って、白昼夢のようにも、夢か現かの如しものにも受け止められた訳ですが、一方で、本作にあるものはギドクその人の葛藤や傷ゆえの有り得ない理想でもあるのでしょう。僕などは鑑賞の際は驚きをもって目を見張り、あのエンディングに耽溺しつつカタルシスを与えられてしまうばかりなのですが、鑑賞後に徐々に、この映画にあったものを通して、家庭、暴力、愛、孤独、言葉、身体といったものへの多くの問いが自分の内に生まれて来ています。 03位・・・『プルートで朝食を』(2005/ニール・ジョーダン) ◆IMDb>>産みの母親に生後すぐ捨てられ、女性の心を持って成長した主人公パトリック/“キトゥン”の少年時代、成人後の母親探しの姿が、英国と北アイルランドの間に互いにテロ攻撃が繰り返され、また、北アイルランドの内部対立が繰り返された1970年代を背景に描かれる本作。アイルランドの小さな町を縄張りとする2匹のコマドリの視点によって始まり幕を閉じる御伽噺のような可愛らしさの中に、主人公が母親探しをする過程で父親/Fatherを見つけ自立に至る顛末に見て取れる寓話の如し煌めきにじわり耽溺して行けました。キリアン・マーフィー扮する主人公の青い瞳、身ごなし、存在感のフォトジェニックさを求心力にした、オープニングからエンディング・クレジットに至るまでの映像、音楽のカラフルさでも大いに楽しませてもらえました。(―余りにCG、CGした映像を要所要所に呆気羅漢と使っているあたりも強く僕の印象に残りました。ここにある云わば虚構性の強調は、おそらくは、映画が背景に持つ民族紛争が醸し出す生々しさとのコントラストとしてあるかと僕なりに思えました。) 02位・・・『イカとクジラ』(2005/ノア・バームバック) ◆IMDb◆当ブログ内鑑賞メモ>>1986年のパークスロープ(NY、ブルックリン)を舞台に置いた本作は、バームバック監督の自伝的な要素を織り交ぜた脚本による、家族4人の分裂に伴う悲劇が喜劇的に紡がれて行く訳ですが、映画は一人の映画監督のハイスクール時代の自伝に収まって行くばかりの矮小さには収まって居らず、今に生きる者の心をも衝く寓話性とスタイルを持ち得たものに昇華されていたように思い起こします。 01位・・・『硫黄島からの手紙』(2006/イーストウッド) ◆IMDb>>僕はこれまでに本作を二度映画館で鑑賞し、初鑑賞の際、二度目のいずれに於いても、一本の映画としての力強さに圧倒されてしまうばかりでした。この141分から僕が受け止めたさまざまな意味合いでの重み、痛み、遣る瀬無さ、痛恨…、そう云った、自分の中に在るさまざまな思いを今だに一括りには言い表わせずに居ます。 ―という訳で、「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」は以上の如し按配になります。 昨年公開された新作映画で見逃したことを悔やんでいる映画を今思いつくままに挙げておくと、『アメリカ,家族のいる風景』(2005/ヴィム・ヴェンダース)、『ニュー・ワールド』(2005/テレンス・マリック)、『スパングリッシュ 太陽の国から来たママのこと』(2004/ジェームズ・L・ブルックス)、『西瓜』(2005/ツァイ・ミンリャン)、『レイヤー・ケーキ』(2004/マシュー・ヴォーン)等等々を含め十数本は僕の中にあります。まぁ、最早仕方がありません。幾つかはDVDヴィデオ等で、また、ほんの幾つかは何時の日かスクリーンで鑑賞する機会を持てるかもしれません。 そう、2006年は昨年にも増して素晴らしい映画と数多く出会えた一年だったと思います! また、この2007年も素敵な映画との出会いが一つずつ叶い、それらの映画から受け止めた感銘やらあれこれを皆さんとお喋り出来ればと思っております。 |
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by oh_darling66
| 2007-01-08 19:17
| ≪ごあいさつ≫
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●年初め(/月初め)のちょっとした^^ご挨拶―vol.1 |
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by oh_darling66
| 2007-01-01 00:01
| ●月初めのご挨拶
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◆「この2006年、楽しくご交遊くださった皆様に」 |
●●12月31日 こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。 大晦日(おおみそか)ですね。そして、間もなくこの2006年もお仕舞い。新たな年を迎えます。 当ブログは、2005年3月に「正式^^オープン」して以来、この12月で1年9ヶ月が過ぎました。 開始当初から今日まで相も変わらずの「道楽探究ブログ」に過ぎませんが、ここまで数多くの方々と、映画、Rockを中心に行き来させて頂いて参りました。 この一年だけを取ってみても、僕自身が昨年よりもエントリーの数をこなせなかったにも関わらず、とても素敵な方々と忘れがたいお喋り、交流を叶えさせて頂いたことに感謝の思いで一杯です。今年、映画、Rock、また、旅行、お花見、サッカー等々で御交遊くださった皆さん、また、オフ会、コンサート等などで御交遊くださった皆さん方に心からの御礼を申し上げます。ありがとうございました。 ともかく、今年は思いの外に公私に多忙となってしまったのですが、マイペースで更新して行くことは身につきましたので、来たる2007年も皆さん方とマイペースで楽しくお付き合いが叶うよう、気負わず^^一つずつエントリーをお披露目して行きたいと思っております。 さて、正月三が日はほぼ全国的に天気も良いようですね。 皆さん、ご家族、恋人と良い御年をお迎えください! そして、2007年も何卒宜しくお願い申し上げます。 ♪本日のいい訳がまし(第18回)ああ、2006年師走篇・その4 ~10日ぶりにゆるゆると... ※尚、これ以下は12月27日にエントリーしたものです。 こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです。 私め、先週から昨日ほどに架けては公私あれこれに於いて、この12月にあっての多忙のピークでした。 そんなこんなで、当方にお寄せ頂いているコメント、TBへのお返事なども少々遅くなっており申し訳ありません。追って必ずや...m(_ _)m ともかく、10日ぶりの更新です。 そう…、ここ東京でも昨日(12/26)は久々に朝から冷たい雨、しかも夜になるにつれ雨脚は強くなるばかりで、深夜から今日未明に架けては何度も雷が鳴っていましたね…。まぁ、先の天皇誕生日、聖夜の土日は気持ちの良い晴天でしたし、クリスマス当日もまずまずの日和だったので、この突如の大荒れの天候には少々驚きました。 さて、今年のXマス、皆さんもご家族、恋人と楽しく過ごされたことと思います。 僕は、一昨日(25日)は、出社意欲希薄なままに((^^)出社して行く、ことさら何も無い、低テンションの^^いつも通りの月曜日でしかなかったのですが、 幸い、ストーンズ来日イヤー〔◆当ブログ内関連エントリー〕を締め括る某筋^^の忘年会、そして、イヴのディナーをメイン・イヴェントに据えた先の土、日はとても楽しくゆったりと過ごすことが出来ました! 矢張り、この両日が晴天に恵まれたことも大きかったですね。昼過ぎから青空のもとをぶらぶらしているうちに、この師走のさまざまな使命感^^で張り詰めていたものが良い案配に緩んで行ったように思います。 ―という訳で、今晩早く帰宅できれば、何かゆるゆると書いてみたく思っています。まぁ、年内に書いておきたいものはあと2、3あるので、まぁ、何とかしたいなと。((^^; それでは、別エントリーにてまたお会いしましょう。 |
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by oh_darling66
| 2006-12-31 23:52
| ≪ごあいさつ≫
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