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皆さま、本日のショーにお集まり頂きありがとうございます、ダーリン(darling)です。今後も僕を喜ばせてくれるもの、心地良くしてくれるものを探求してみます。皆さま、ごゆっくりどうぞ。
by oh_darling66
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6月25日更新

**今月、ようやくにして、2回目の更新です(^^;

●鶴岡八幡宮・舞殿

今回は、先日訪れた六月中旬の鎌倉についての雑感を、そして、鎌倉と言えば小津安二郎、小津映画と言うわけでもあり、ここいら辺りについても少々ゆるりだらりと^^書いています。
≪→こちら!




6月7日更新

**さて、6月最初の御挨拶を…。

そう、そろそろ夏休みの予定などを漠然と考え始める頃ですよね。今年は南国に行きたいなぁ、9月以降の安く行ける時にでも^^ ≪→こちら!


●バリ島の寺院にて

●『アコークロー』・・・6月16日公開


4月21日更新

**さて、久々の更新です。
今回は、上映最終日(4/6)にようやく鑑賞が叶った『叫』(2006/黒沢清)についてゆるゆると鑑賞メモを書きまとめてみました~。お暇なおりに眺めて頂ければ幸いです~
≪→こちら!


3月17日更新

**さて、この3月ようやくにして^^ふたつめのエントリーは、『ディパーテッド』(2006/スコセッシ)の鑑賞メモです!
≪→こちらから!
当方の「オスカー受賞予想結果」なども併せてエントリーしましたので、お暇なおりに眺めて頂ければ幸いです~!≪→こちら~!



2007年1月14日

**本日未明、中途半端なままに為っていた「2006年度新作公開映画ベスト20~ダーリン/Oh-Well篇」をようやく完結させました!≪→こちら!


2006年12月18日

**昨日、途中まで書いてアップしておいた『イカとクジラ』の鑑賞メモですが、今朝、完成させました~! 師走に相応しい「走り書き」^^レヴェルのものに過ぎませんが、お暇なおりにでも眺めて頂ければ幸いです~。
≪→こちら~!



各種サッカー試合中継等は、こちら〔◆TV日刊から検索できます。


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■〔映画雑談Vol.23〕今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇)

1.『プラダを着た悪魔(2006/デヴィッド・フランケル)』≪→こちら
2.『ブラック・ダリア(2006/ブライアン・デ・パルマ)』鑑賞前メモ―その3≪→こちら
3.『LOFT ロフト(2006/黒沢清)』≪→こちら

―&「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」関連メモ―その1(※オダギリジョー『叫(さけび)』(黒沢清)etc.)→こちらその2はこちら!


>>その1(後編)は、こちら~!⇒『楽日』(2003/ツァイ・ミンリャン)、『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)他


こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。

さて、この8月も残すところ後一日……と10分ほど。^^
ひと続きに映画を顧みる時間が取れず、中々「映画鑑賞メモ」等を書けずにいる『マッチポイント』(2005/ウディ・アレン|※下Ph)、そして、『ハッスル&フロウ(2005/クレイグ・ブリュワー)』(→※鑑賞メモは追ってこちらに書きま~すはその内に成り行きで形にするとして……(^^;、

今回は、今秋以降に日本公開予定の映画中で僕が素朴に楽しみにしているものを数本ピックアップしておきます。
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・・・で、ここで一旦ストップ。^^また、後ほど追記しま~す!

…で^^、以下は、公開順では無く、まぁ、思いついたものから順番にと云った按配です。



1.プラダを着た悪魔』(2006/デヴィッド・フランケル)
◆11月18日(土)公開予定


「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」(◇会期:8/30―9/9)出品作品 

→※コンペティション部門出品作(全21作品)「シネマトゥデイ」等を参照。

今回、日本映画からのコンペティション部門への出品は、オダギリジョー〔◆jmdb主演の『蟲師〔むしし〕』(大友克洋|◆公式サイト、そして、アニメーション映画『パプリカ』(今敏〔こんさとし〕)の2本。
尚、オダギリジョーは、今回、特別招待作品して上映される黒沢清監督の『叫(さけび)』(◆当エントリー内にも出演。)


**これは、これまでにウェブ上で作品レビューなどをチラチラ^^眺めて来た限りですと、例えば、「ウェルメイドなコメディ」などと云った誉め方を少なからず目にしており、まずは、コメディとして高評を得ている印象を僕は持っています。まぁ、コメディとしての良し悪しなどは観るまで分かりようもありませんが、一つには、大いに俳優を楽しめる映画ではないかと僕は思っています。

ともかく、メリル・ストリープアン・ハサウェイスタンリー・トゥッチ〔※下Ph右〕の3人が主要な役どころに名を連ねているだけでも僕の足を劇場に運ばせるに十分!!!


ストリープは、本作のスチルをあちこちで眺める限りですと、ここしばらくに無い美人ぶりかと思えるのですが(^^)、まぁ、いつの頃からか妙にふくよかに為って相当に貫禄がついてしまいましたが^^素は綺麗な人ですからね。一方の、美しさも増し、演技面でも伸び盛りのアン・ハサウェイとはまた異なる映画栄えを見せてくれているのではないかなぁ…。

今、多くを語る余裕がありませんが、曲者、スタンリー・トゥッチを含め、この3人の芸達者によって、それこそ、「ウェルメイドなコメディ」が展開される映画であることを素朴に期待しています!!


補足)

◇IMDb
http://www.imdb.com/title/tt0458352/

◇公式サイト(日本語)

http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/


2.ブラック・ダリア』(2006/ブライアン・デ・パルマ)
◆10月14(土)公開予定


「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」オープニング上映作品、及び、コンペティション部門出品作品


**まぁ、私め、素朴にデ・パルマ贔屓ですから、作品自体を享受できればまずは幸福なのですが、この、デ・パルマにとって『ファム・ファタール(2002)』〔◆当ブログ内鑑賞メモ以来4年ぶりとなる新作にあっては、今をときめく二人の女優、スカーレット・ヨハンソンヒラリー・スワンクの出演がまずは広く注目を集めるところかと思いますし、僕自身も、彼女たちがデ・パルマが創り出す世界の中で如何なる輝きを見せるかは実に楽しみなところ。


そして、悲劇のヒロイン“エリザベス・ショート”に扮するミア・カーシュナー〔※下Ph〕の存在感、演技を目の当たりにすることも物凄く楽しみにしています。僕は、彼女の演技を観るのは初体験となります。


**さて、本作『ブラック・ダリア』撮影ヴィルモス・ジグモンド

かつて、デ・パルマ作品と3作品で組んでいる訳ですが、僕は『愛のメモリー』(1976)『ミッドナイトクロス』(1981)の中々流麗なキャメラ・ワークが印象に残るところです。

他の監督との仕事の中では、『ロング・グッドバイ』(1973/ロバート・アルトマン)『未知との遭遇』(1977/スティーヴン・スピルバーグ)、そして、『天国の門』(1980/マイケル・チミノ)などでのキャメラが特に印象に残っています。ともかく、『天国の門』のキャメラは別格として、1970年代に大活躍した撮影監督として、その名を知る映画ファンは多いかと思います。彼が久々にデ・パルマと組んでの映像も大いに楽しみなところです!


補足)

◆当ブログ内関連エントリー>1>2

◇IMDb
http://us.imdb.com/title/tt0387877/

◇公式サイト(UK)
http://www.theblackdahliamovie.net/

◇CINEMA Topics Online

http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4925


3.LOFT ロフト』(2006/黒沢清)
◆9月9日(土)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー



**僕が黒沢清の映画を体験して来ての印象を極く大まかに言い表せば、以前、僕が某所の映画掲示板でお喋りさせて頂いた際に書いたものを引っ張り出してしまいますが、「僕に取って、黒沢清映画の体験は唯一的なもので、その諸作の鑑賞にあっての映画時間の体験というものは、一つには、スクリーン/モニターに映し出されたもののヒンヤリとした肌理によって徐々に身がこごむような心地、状況と為って行くもののように思います」…とでも云ったものになります。

僕に取って、おそらくは、封切早々に劇場に足を運ぶであろう、黒沢清の新作『LOFT ロフト』は、『ドッペルゲンガー(2002|※公開年は2003年)』〔◆jmdb以来となる黒沢清映画のスクリーンでの鑑賞となります。せめて、しかと見つめておきたいと思っています。 (→◆まずは、封切2日目に初鑑賞しましたヨ~^^


cf.現在開催中の「第63回ヴェネチア国際映画祭」では、この黒沢清監督の『LOFT ロフト』の次に撮られた最新作『叫(さけび)』〔※下Ph|◆CINEMA Topics Onlineが特別招待作品として上映される。

補足)

◇『LOFT ロフト』公式サイト
http://www.loft-movie.com/

◇映画「LOFT」黒沢清監督に聞く 物語の鍵を握る「女性ミイラ」~FujiSankei Business
http://www.business-i.jp/news/enter-page/enter/200608290012o.nwc

映画『LOFT ロフト』公開記念特集 黒沢清の映画術~チャンネルNECO

放映期間:9月2日~9月28日
放映作品:『CURE キュア』(1997)『カリスマ』(1999)『回路』(2000)『ドッペルゲンガー』(2002)

―尚、放映日時などは、各自「チャンネルNECO」ホームページ等でご確認のほどを!


―と云った按配に、「今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇)」は、まずは、現在イタリアで開催されている「第63回ヴェネチア国際映画祭」に参加している3本でまとまる形と相為りました。

この後にエントリーする、その1(後篇)では、また、3、4本の新作映画をピック・アップしておきたいと思っています!

©REUTERS


その1(後篇)に続く

by oh_darling66 | 2006-08-30 23:51 | *映画雑談
◆ようやく、『ハッスル&フロウ』を鑑賞出来ました!(※仮題)
―&今夕はザ・ベンチャーズのライブ参戦~♪


こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです。

さて、前回のエントリーでも触れた『ハッスル&フロウ』(2005/クレイグ・ブリュワー)ですが、ようやく、一昨日(8/25)のレイトショーで鑑賞出来ました!!


小品で少なからずラフな映画ではあるものの、まぁ、そんなラフさも僕には魅力的な持ち味に受け止められる十分楽しめる116分の娯楽映画であり、パワフルで心揺さぶられる一作でした。


そう…、今を時めく黒人スターたるテレンス・ハワード扮する、若い頃に情熱を傾けたヒップ・ホップ/ラップに不図した切っ掛けで再び情熱を燃やし、同時に、惨めなポン引き生活から抜け出そうとする主人公“Dジェイ”の姿そのもの、そして、ダーティー・サウスなどとも呼称される“サウス・ヒップホップ”(―※映画の舞台はメンフィス)を求心力に持つ人間ドラマであり、また、スリリングなブラック・ムービーであり、魅惑的なスモール・タウンものであり、心掻き立てられ心昂ぶらされる音楽映画であり……(後略^^)。


―と云った按配に、鑑賞メモ等を書き進めたくはあるのですが一旦ここでストップ。


******

実は私め、今夕は、いつの頃からか“日本の夏の風物詩の一つ”…等とまで((^^)されてしまってもいる、あの、ザ・ベンチャーズ〔◆公式サイトの来日コンサート(※大田区民ホール・アプリコ~ザ・ベンチャーズ ジャパン・ツアー2006)に参戦します!!


それまでに済ませなければ為らぬ所用があり、そろそろ家を出ねばなりません。

映画の「鑑賞メモ」の方は、追って、当エントリーに追記するなりしてまとめてみたく思っています!

それではまた~♪


P.S)

ボーさんスカーレット・ヨハンソン関連でのコメントをお寄せ頂きありがとうございます!

もう、『ブラック・ダリア』の予告篇をご覧になったのですか! もしかしてウェブ上のものでは無くて劇場予告篇??

また、帰宅後に改めてお返事いたしま~す(^^)v





by oh_darling66 | 2006-08-27 15:49 | *映画雑談
■〔映画雑談Vol.22〕『マッチポイント』(2005)&『ハッスル&フロウ』(2005)鑑賞前メモ
こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです。

昨日の土曜日(8/19)は、ここ東京でも、とても気持ち良い夏空が広がる日中でした。
そして、今日日曜日は、まぁ、曇ったり晴れたりといった按配ですかね…。

さて、僕はこれから恵比寿でウディ・アレンの新作『マッチポイント(2005)』〔◆IMDbシネマスクランブル(作品解説、上映スケジュール)を鑑賞します。


マッチポイント』(2005/ウディ・アレン)


本作は、ウディ・アレンのファンの方々ならばご周知かと思いますが、アレンが映画製作の拠点を長年慣れ親しんだN.Yからロンドンに移して撮った最初の作品


僕が本作初鑑賞を前に思いを及ぼすところは、その製作拠点の変化はアレン映画のタッチに如何なる変化をもたらしているのか、また、スカーレット・ヨハンソン〔◆IMDb◆当ブログ内⇒『アイランド』『ブラック・ダリア』との最初のコラボレーションが如何なる形に実を結んでいるか、さらには、アレン映画特有のユーモアというものは多分にアメリカの芸達者を生かしてこそのものであったかと思うのですが、この『マッチポイント』という、大まかに言えば、スカーレット・ヨハンソン以外はイギリス出身の俳優たちで固めたドラマに新たなユーモアの妙味は生まれているのか…、まぁ、主にはそういった部分。


―そして、素朴に楽しみなところの一つは、スカーレットのアレン映画中での輝き、存在感の如何はもとより、主役を務めるジョナサン・リース・メイヤーズ〔◆IMDbの演技そのもの。そう、僕は、彼が最初に世界的な脚光を浴びた『ベルベッド・ゴールドマイン(1998/トッド・ヘインズ)』〔◆IMDbの頃から素朴に彼の演技には惹かれ続けています。


何にせよ、ウディ・アレン(1935年生)が70歳を前に英国での撮影にチャレンジしたこの新作を、僕は素朴に楽しみにしています。


補足)

◇ウディ・アレンが最新作「マッチポイント」について語る!~Movie Walker
http://www.walkerplus.com/movie/report/report4454.html?identifier=pickup4




『ハッスル&フロウ』(2005/クレイグ・ブリュワー)


さてさて、週明け以降にも、何本か鑑賞したい新作映画があるのですが、まずは、仕事帰りにでも、新宿のレイトショーで『ハッスル&フロウ(2005/クレイグ・ブリュワー)』〔◆IMDbシネマスクランブル(作品解説、上映スケジュール)を鑑賞予定です。


・・・しかし、この『ハッスル&フロウ』、僕などは、あちこちの解説などを見聞きして来た限りですと、テレンス・ハワード(―僕に取っては、初めてその演技に触れたのが『クラッシュ』〔◆当ブログ内鑑賞メモ〕での理性的なTVプロデューサー役)扮する中年ラッパーの悲哀が描かれた渋味の一作かなと思えているのですが、東京での封切が単館、かつ、一日一回のレイトショー上映のみという辺りがいやはや何ともしみったれた((^^;上映スケールですね。何か、この映画のスチルなどを眺めて僕が勝手に受け止めている哀感と、このしみったれた興行形態が醸し出すものが妙に重なってしまい、文字通り「見捨て置けない」心情と為ってしまっています。^^





*********

―それでは、間もなく、映画館に向かいますので一旦失礼を~。

(※『マッチポイント』、『ハッスル&フロウ』の鑑賞メモ等は、後刻/後日に続く…かも^^)
by oh_darling66 | 2006-08-20 19:09 | *映画雑談
◆残暑お見舞い~北陸旅行のプチ覚え書き

残暑お見舞い申し上げます。


●上Ph:千座(金沢市主計町)


大変ご無沙汰しておりました~。
ダーリン/Oh-Wellです。

●千里浜


さて、皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
昨日(8/12)あたりからお盆休みで帰省されている方も多いことかと思います。


わが家でも、この8日からお盆休みを含む「夏休み」中です!

**富山県内


まず、9日からの3日間は夫婦で北陸旅行(石川、富山)に出掛けておりました。今回は久しぶりに高速バスを使っての東京、金沢間の往復。8日夜に東京を発ち12日の早朝に帰京と云った按配でした。

幸い、連日晴天に恵まれて楽しい夏旅行となりました!!

**金沢市内


●壽屋(加賀精進・会席料理/金沢市尾張町)


●味噌の老舗 中六商店(金沢市尾張町)


●和倉港


●和倉温泉


●五箇山合掌集落・相倉地区


ただ、帰京した昨日は朝から可也の雨降りだったこともあり、終日、家からほとんど出ること無く旅の疲れを癒しておりました。


***

さて、この一週間も連日沢山の方々のご来訪を頂き誠にありがとうございました!

ただ、この旅行中は中々ネットに触れる機会を持てませんでしたので、当ブログに多数のTB、コメントをお寄せ頂きながら中々お返事が出来ず仕舞いで大変申し訳ありませんでした。こちらは追って必ずや!

まだ、西日本を中心に暑い日も続きそうですネ。
まぁ、お互いのんびりと休みましょう!^^

それでは一旦失礼を~。

by oh_darling66 | 2006-08-13 16:51
■〔映画鑑賞メモVol.12〕『ローズ・イン・タイドランド』(2005/テリー・ギリアム)
鑑賞前メモはこちら~


こんにちは、ダーリン/Oh-Wellです!


ここ東京では、8月に入ってからというもの、じりじりと熱くなり過ぎない気持ちの良い夏の晴天日が続いています!

さて、私、8月の始めにはお盆休み前の“プチ休暇”を取っていたりもし中々ブログの更新が出来なかったのですが、ともかく、これから暫くはのんびりと更新、更新未満^^等々して参る所存です。

えぇ、今回は、中々エントリーが出来ぬままだった『ローズ・イン・タイドランド(2005/テリー・ギリアム)』〔◆IMDbの鑑賞メモを残しておきます。



『ローズ・イン・タイドランド』(2005/テリー・ギリアム)


**ネタバレ注意

****

『ローズ・イン・タイドランド』は、僕に取っては、一つには、少年(/少女)期の一面であろう自閉的なひりひりするような痛々しい部分をも含む内面性が反映された、小さくもあり、また、取り留めの無いようなものでもあろう世界観、そんな、一様な形や言葉に納まりようがない世界観を、ギリアムなりの確信を持っての創造性でヴィジュアル化し得た作品だと思えています。


また、映画の主舞台となる、あのテキサスの草原地帯からは、10歳ほどの少女“ジェライザ=ローズ”(ジョデル・フェルランドが来る日も来る日もそれを目に納め心を弾ませて遊ぶには十分な視覚的空間的広がりを持っているように思えました。しかし同時に、あの草原地帯というものは、地平的に途轍もなく大きな広がりを持っているようには感じさせない空間性があったかと思います…。

ただ、この、草原中に於けるヒロインの特定の遊び場
(―祖母の屋敷内はもとより、逆さになったスクール・バスの中やら、劇中、ヒロインの唯一の友人とも為る“ディキンズ”が大木の傍に作った“潜水艦”内やら…)には、物理的広さ・大きさとは別種の濃密な空間性を感じ取れもしました。


(―ヒロインの遊び相手、友達は、上述したディキンズに加えて、あのスクール・バスの中でヒロインの傍を飛び交っていた蛍たち、そして、あの頭だけの四つのバービー人形たちがありますね。映画のエンディングに於いては、ヒロインの傍にバービー人形たち、ディキンズの姿は最早無い…)



*********

上述したような、僕が本作に感じ取った『ローズ・イン・タイドランド』の小さくもあり取り留めの無いようなものでもある世界観、また、あの草原風景の有限性とでも云ったものは、僕の中では、ギリアムがモンティ・パイソン時代にテリー・ジョーンズと共同監督した『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975|※下Ph)と、主にある一点に於いてだけ重なるところがあります。詳細は措きますが、この『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』という映画に於いては、伝説上のアーサー王と円卓の騎士たちによる聖杯探しの旅を描く遥か中世の地平が、終盤で突如断絶されるような状況と相成る訳なのですが、


『ローズ・イン・タイランド』に於いても、矢張り、映画終盤に於いて、この草原地帯を断絶させてしまう状況というか光景(―そこには、何やら途轍もなく無く巨大な規模に見て取れる土砂採取工事だか何らかの巨大施設を建造する為の整地工事だかが進行した大地が広がっている…)が突如示される訳です。


この草原風景に僕が感じ取っていた有限性とでも言ったものは、一つには、これが、予(あらかじ)め失われつつ在る風景であったからなのでしょう…。



****

さて、『ローズ・イン・タイドランド』は、草原に始まり草原で終る。日中(ひなか)の草原に始まり真夜中の草原で終る。ただ、その草原は、実は、まさに映画の冒頭がそうであるように、劇中何度かヒロインが想起する海のイメージにも重ね合わされる。

この海のイメージは、その生前から、クスリを打つことで憧れの地“ユトランド”(―デンマークの干潟地帯らしい…)にトリップを重ねていた父親ノア(ジェフ・ブリッジスの影響と、そして、ヒロインが両親の生存中から愛読していた『不思議の国のアリス』の影響が相俟ってのものとは言えるでしょう。

詳細は省きますが、ヒロイン“ジェライザ=ローズ”は、母親の急死後、父親に連れられ、祖母が住んでいたテキサスの草原中の一軒家に移り住んでくる。


父親はこの草原が広がる故郷/新天地にやって来て屋敷の中に落ち着くやいつものようにクスリを打ってトリップ、そして、中々目覚めない…。

そんなある日、ヒロインはハチに刺されて白濁した右目を持つ“デル”(ジャネット・マクティアと云う女性に出会い、


程なくして、その弟である“ディキンズ”(ブレンダン・フレッチャーとも出会い、彼らと交流を重ねて行くようになる。


ディキンズは脳手術を施されて10歳ほどの知能しかないことが劇中ディキンズ自身によってヒロインに明かされる。彼は、姉の剥製制作を手伝ってはいるが、これまた、ヒロインに明かすところでは、この海原のような草原に不意に現れる巨大鮫を仕留める夢を持つ“巨大鮫ハンター”たる潜水艦艦長でもある…。


観客は、この、俄(にわ)かには正体を掴み切れぬディキンズと、そして、その姉デルが、ヒロインのパパと祖母に因縁浅からぬ人物であることを徐々に知らされて行くこととも為る…。


*********

ともかく、初鑑賞した限りで言いますと、僕に取ってのこの映画時間は、ジョデル・フェルランド扮する美少女“ジェライザ・ローズ”が目の当たりにするさまざまな現実、彼女が浸る夢想、あるいは、それらが相俟つようなものを、心地好さと痛々しさの相半ばするような思いで見つめてしまうがままだったように、今、思い起こします。

僕に取っての圧巻部は、あの終幕近くに於ける、『サイコ』(1960/ヒッチコック)の母屋とも似た不穏な空気感がたちこめて来る、姉弟の住む屋敷内での凄惨なクライマックスからヒロインが現実に目覚め始める前段階を示したようなエンディングにかけての映画時間。

あの列車脱線事故は、それ以前のヒロインとディキンズとが絡む一連のシーンを見ていれば予測のつく悲劇かと思えますし、物語上の流れとしても必然ではあるかとは思うものの(―列車の脱線は、すなわち、ヒロインの悪夢的な旅/日常の終焉を暗示しているのでしょう)、不思議なほどに唐突感を持って僕に迫って来るものでした。

ともかく、ここエンディングの事故現場に於いては、ヒロインには最早両親も身寄りも無いことに加え、バービー人形も、そして、おそらくは、ディキンズも失っている…。そんなヒロインに、事故に遭った乗客の一人が「一人(旅)?」とでも声を掛け、食べ物を分けえ与える。

そんな二人の頭上に、映画冒頭ほどでも示された逆さになったスクール・バスの中でヒロインの傍を飛び回っていた蛍たちが再び現れる。その蛍の発光を映したヒロインの瞳が宵闇の中に浮かびあがる、そのしばらくアップで示された瞳は黒味の背景にフェイド・アウトし、そのまま、黒い背景のエンディング・クレジットに繋がって行く…。



****

本作を大まかに顧みて、今、思うことの一つは、ここにあった幾つかのイメージ、ヴィジュアルに対する僕の感じ方と云うものは、いつ鑑賞しても一様なものに収まるようなものでは無さそうだということ…。

つまりは、本作に於いては、初鑑賞の際には心地良かったイメージが、別の鑑賞の機会には、その映像の持つ良し悪しなどとは別のところで不快に感じ取れてしまうかもしれませんし、また、醜悪にしか思えなかった部分に目を瞠ったり愛おしく受け止められたりすることも有り得るのではないかと、まぁ、漠と、そんなことを思ったりしている訳です。

ともかく、本作に紡がれたイメージ、ヴィジュアルは何かを観客に強要するためのものでは無さそうだ…、それは、僕が素朴に思えているところです。

(※8月8日昼、一部追記。)



〔※当ブログ内の関連記事〕

■〔映画雑談Vol.19〕『ローズ・イン・タイドランド(2005/テリー・ギリアム)』
―鑑賞前メモ(※尚、今夏日本公開予定)




〔※本エントリーは、以下のサイトともリンク中〕

** ローズ・イン・タイドランド@映画生活
by oh_darling66 | 2006-08-05 18:54 | ■映画鑑賞メモ/鑑賞プチ・メモ