■〔映画雑談Vol.23〕今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇) |
1.『プラダを着た悪魔(2006/デヴィッド・フランケル)』≪→こちら≫ 2.『ブラック・ダリア(2006/ブライアン・デ・パルマ)』鑑賞前メモ―その3≪→こちら≫ 3.『LOFT ロフト(2006/黒沢清)』≪→こちら≫ ―&「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」関連メモ―その1(※オダギリジョー、『叫(さけび)』(黒沢清)etc.)≪→こちら|その2はこちら!≫ >>その1(後編)は、こちら~!⇒『楽日』(2003/ツァイ・ミンリャン)、『父親たちの星条旗』(2006/イーストウッド)他 こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。 さて、この8月も残すところ後一日……と10分ほど。^^ ひと続きに映画を顧みる時間が取れず、中々「映画鑑賞メモ」等を書けずにいる『マッチポイント』(2005/ウディ・アレン|※下Ph)、そして、『ハッスル&フロウ(2005/クレイグ・ブリュワー)』(→※鑑賞メモは追ってこちらに書きま~す)はその内に成り行きで形にするとして……(^^;、 今回は、今秋以降に日本公開予定の映画中で僕が素朴に楽しみにしているものを数本ピックアップしておきます。 …で^^、以下は、公開順では無く、まぁ、思いついたものから順番にと云った按配です。 ◆11月18日(土)公開予定 ◆「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」(◇会期:8/30―9/9)出品作品 →※コンペティション部門出品作(全21作品)は「シネマトゥデイ」等を参照。 **これは、これまでにウェブ上で作品レビューなどをチラチラ^^眺めて来た限りですと、例えば、「ウェルメイドなコメディ」などと云った誉め方を少なからず目にしており、まずは、コメディとして高評を得ている印象を僕は持っています。まぁ、コメディとしての良し悪しなどは観るまで分かりようもありませんが、一つには、大いに俳優を楽しめる映画ではないかと僕は思っています。 ともかく、メリル・ストリープ、アン・ハサウェイ、スタンリー・トゥッチ〔※下Ph右〕の3人が主要な役どころに名を連ねているだけでも僕の足を劇場に運ばせるに十分!!! ストリープは、本作のスチルをあちこちで眺める限りですと、ここしばらくに無い美人ぶりかと思えるのですが(^^)、まぁ、いつの頃からか妙にふくよかに為って相当に貫禄がついてしまいましたが^^素は綺麗な人ですからね。一方の、美しさも増し、演技面でも伸び盛りのアン・ハサウェイとはまた異なる映画栄えを見せてくれているのではないかなぁ…。 今、多くを語る余裕がありませんが、曲者、スタンリー・トゥッチを含め、この3人の芸達者によって、それこそ、「ウェルメイドなコメディ」が展開される映画であることを素朴に期待しています!! 補足) ◇IMDb http://www.imdb.com/title/tt0458352/ ◇公式サイト(日本語) http://movies.foxjapan.com/devilwearsprada/ ◆10月14(土)公開予定 ◆「2006年・第63回ヴェネチア国際映画祭」オープニング上映作品、及び、コンペティション部門出品作品 **まぁ、私め、素朴にデ・パルマ贔屓ですから、作品自体を享受できればまずは幸福なのですが、この、デ・パルマにとって『ファム・ファタール(2002)』〔◆当ブログ内鑑賞メモ〕以来4年ぶりとなる新作にあっては、今をときめく二人の女優、スカーレット・ヨハンソン、ヒラリー・スワンクの出演がまずは広く注目を集めるところかと思いますし、僕自身も、彼女たちがデ・パルマが創り出す世界の中で如何なる輝きを見せるかは実に楽しみなところ。 そして、悲劇のヒロイン“エリザベス・ショート”に扮するミア・カーシュナー〔※下Ph〕の存在感、演技を目の当たりにすることも物凄く楽しみにしています。僕は、彼女の演技を観るのは初体験となります。 **さて、本作『ブラック・ダリア』の撮影はヴィルモス・ジグモンド。 かつて、デ・パルマ作品と3作品で組んでいる訳ですが、僕は『愛のメモリー』(1976)、『ミッドナイトクロス』(1981)の中々流麗なキャメラ・ワークが印象に残るところです。 他の監督との仕事の中では、『ロング・グッドバイ』(1973/ロバート・アルトマン)、『未知との遭遇』(1977/スティーヴン・スピルバーグ)、そして、『天国の門』(1980/マイケル・チミノ)などでのキャメラが特に印象に残っています。ともかく、『天国の門』のキャメラは別格として、1970年代に大活躍した撮影監督として、その名を知る映画ファンは多いかと思います。彼が久々にデ・パルマと組んでの映像も大いに楽しみなところです! 補足) ◆当ブログ内関連エントリー>1>2 ◇IMDb http://us.imdb.com/title/tt0387877/ ◇公式サイト(UK) http://www.theblackdahliamovie.net/ ◇CINEMA Topics Online http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=4925 ◆9月9日(土)テアトル新宿、シネ・リーブル池袋他全国ロードショー **僕が黒沢清の映画を体験して来ての印象を極く大まかに言い表せば、以前、僕が某所の映画掲示板でお喋りさせて頂いた際に書いたものを引っ張り出してしまいますが、「僕に取って、黒沢清映画の体験は唯一的なもので、その諸作の鑑賞にあっての映画時間の体験というものは、一つには、スクリーン/モニターに映し出されたもののヒンヤリとした肌理によって徐々に身がこごむような心地、状況と為って行くもののように思います」…とでも云ったものになります。 僕に取って、おそらくは、封切早々に劇場に足を運ぶであろう、黒沢清の新作『LOFT ロフト』は、『ドッペルゲンガー(2002|※公開年は2003年)』〔◆jmdb〕以来となる黒沢清映画のスクリーンでの鑑賞となります。せめて、しかと見つめておきたいと思っています。 (→◆まずは、封切2日目に初鑑賞しましたヨ~^^) cf.現在開催中の「第63回ヴェネチア国際映画祭」では、この黒沢清監督の『LOFT ロフト』の次に撮られた最新作『叫(さけび)』〔※下Ph|◆CINEMA Topics Online〕が特別招待作品として上映される。 補足) ◇『LOFT ロフト』公式サイト http://www.loft-movie.com/ ◇映画「LOFT」黒沢清監督に聞く 物語の鍵を握る「女性ミイラ」~FujiSankei Business http://www.business-i.jp/news/enter-page/enter/200608290012o.nwc ◇映画『LOFT ロフト』公開記念特集 黒沢清の映画術~チャンネルNECO 放映期間:9月2日~9月28日 放映作品:『CURE キュア』(1997)、『カリスマ』(1999)、『回路』(2000)、『ドッペルゲンガー』(2002) ―尚、放映日時などは、各自「チャンネルNECO」ホームページ等でご確認のほどを! ―と云った按配に、「今秋公開の新作映画あれこれ鑑賞前メモ―その1(前篇)」は、まずは、現在イタリアで開催されている「第63回ヴェネチア国際映画祭」に参加している3本でまとまる形と相為りました。 この後にエントリーする、その1(後篇)では、また、3、4本の新作映画をピック・アップしておきたいと思っています! |
by oh_darling66
| 2006-08-30 23:51
| *映画雑談
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