■〔映画雑談Vol.16〕第78回アカデミー賞(3月5日開催)を楽しむ! |
その2・「映画鑑賞券争奪((^^)・4者によるアカデミー賞6部門受賞予想(=最終予想)、および、結果」篇 ⇒◆その1・「ノミネーション&一箇月前予想」篇はこちら! ⇒◆含、『クラッシュ』(ポール・ハギス)鑑賞プチ・メモ≪→直接飛ぶ≫ &お陰様で、ブログ開設一周年を迎えました!! ●2006年3月8日(水)=予想結果篇 ⇒◆受賞結果〔>1:Movie Walker>2:Yahoo!Movies〕 こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです! さてさて、「第78回アカデミー賞」、すでに、受賞結果は皆さん御周知のことでしょう。 左:キャシー・シュルマン、右:ポール・ハギス監督〕 授賞式が終了してから既に丸一日以上経ちましたので、 まずは、当方での最終予想表(※下記、3月5日エントリー中!)に受賞作/受賞者を明記しておきます。 そして、 juneさん、Kazさん、ホームズさん、授賞式前に、各部門に候補を出した諸作品を殆ど観れない中の予想立て本当にありがとうございました~!! まずは、今回の予想結果を纏(まと)めておきましょう。 -------------------------------------------------------------------------------------- *予想6部門中で、 全部門制覇→0人 5部門制覇→0人 4部門制覇→0人 3部門制覇→2人( juneさん/東京代表、ホームズさん/多摩代表) 2部門制覇→1人(ダーリン/多摩代表^^) 1部門制覇→0人 ★スカ((^^;→(Kazさん/石川代表) -------------------------------------------------------------------------------------- 残念ながら“勝者”(=5部門以上制覇!)は出なかったものの、 juneさんとホームズさんが見事6部門中3部門の的中です!!おめでと~う!! そして、Kazさん、惜しくも(^^)今回はスカでしたが、次回はスカッと((^^)5部門、6部門お当てくださることでしょう!? ―いやぁ、何だかんだで予想してから授賞式当日を迎えるとスリリングです!((^^) 現時点で日本に於ける公開作がまだまだ少ない中でのお三方の御参加、御健闘、誠にありがとうございました~!! *** さて、今回のアカデミー賞に於きましては、最多受賞が『クラッシュ』(作品賞、オリジナル脚本賞、編集賞|※下Ph)、『ブロークバック・マウンテン』、『SAYURI』、『キング・コング』の4作品に於ける各3部門の受賞。 ここ数年の授賞式を見て来た僕なりの実感で言いますと、こう云った、一つの作品に受賞が片寄らないケースの授賞式というものは観ていて物凄くスリリング! 言うまでも無く、生中継等で目の当たりしていれば尚更に…((^^) 私め、まだ、今回の授賞式の映像は目の当たりにしていないのですが、遅かれ、当日の録画を鑑賞することを大いに楽しみにしています!! ・・・でもって((^^)、先日(3/9)ようやくにして生中継の録画DVDを鑑賞できました。(◆以下、3月11日追記=『クラッシュ』鑑賞プチ・メモ含む!!)) ・・・そう、今回のショーは良い意味合いで生硬な空気感が漂っていたように僕は感じ取りました。僕は好意的に受け止めています。つまり、ハリウッドが、新たなスター、映画人を持つために経なければならない今回の授賞式だったかと思っている次第です。 特に、今回、ジョージ・クルーニーがオスカーの栄冠(※助演男優賞)を得たということには、ハリウッド映画人たちが、現在居るようで居ないとも言えるであろう、アメリカ映画界のシンボルとなるような男性映画スターを持ちたいと云う心理の反映ではないかと思えました。ともかく、彼の受賞スピーチ、壇上での男映えは格好良かった!! そして、例えば、 今回、見事に主演男優賞の栄冠を手中にしたフィリップ・シーモア・ホフマン〔※主演男優賞受賞|下Ph:右側は主演女優賞受賞者リース・ウィザースプーン〕、これまでの彼は、スクリーン上に於いて、主に脇役ながら、常に特別な存在感を放って来ましたし、 主演女優賞を手中にしたリース・ウィザースプーンだってスクリーン上では元気一杯、怖いもの知らずな(^^)タフな印象を僕に与えてくれ続けているのですが、 ―しかし、そんな彼らのオスカー受賞した際のステージ上での初々しさ! 特に、ホフマンなど相当緊張していたような壇上での素振りスピーチぶりだったように思います。 彼は、学生時代に、友人たち(『カポーティ』の監督であるベネット・ミラー等)と「この中の誰かが、将来オスカーを獲った際には、マイクの前で犬の鳴き声をし、そのまま退場する…」とでも云った((^^)ことが実際に出来るか否かの賭けをしていたらしい〔◆FLIX moviesite〕のですが、うん、それが出来るような余裕は壇上のホフマンの姿には見て取れませんでしたねぇ...((^^) つまりは、この舞台を経て、ホフマンにせよリースにせよ益々スターの輝きを纏(まと)って行く事と為るのでは無いかと、受賞を逃した20代から40代の俳優たちもまた然り! *** そして、僕は、作品賞の発表から授賞式大団円の内の幕引きまでという、いつも通りのショー最大のクライマックスを今回一段と盛り上げてくれたのはジャック・ニコルソンだったと思う次第!! ―もう、プレゼンテーターとして登場した瞬間から会場のムードが一変!! あの、5つの候補作を発表する際の、 しわがれ声のトーンの付け方、 『グッドナイト&グッドラック』を発声した後のあの細かなギャグ的アクション((^^)…、 そして、受賞作『クラッシュ』発表後のあの会場の驚きを象徴するような仕草の可笑し味!! 最後の物凄いクライマックスを図らずも一人で演出していたかのような、うん、ニコルソンならではの千両役者ぶりでした!! *** ◆◆『クラッシュ』(2004/ポール・ハギス)鑑賞プチ・メモ さて、 僕は、作品賞候補中ですと、授賞式前に『ミュンヘン』〔◆当ブログ内鑑賞メモ〕、『クラッシュ』〔◆IMDb〕を鑑賞していました。 僕に取っては、どちらも十分に見応えのある映画でした。 『ミュンヘン』は、スピルバーグの底力を感じましたし、また、スピルバーグの、せめて今、作らずには居れなかった切迫した思い、意志、情熱を感じました。 また、ポール・ハギスの監督処女作であり、今回、見事アカデミー作品賞の栄冠に輝いた『クラッシュ』は3月始めに鑑賞しました。 ―まずは、人種間の軋轢(あつれき)を核におく、映画の舞台となったL.A等アメリカ都市部に身を置く者に於いてこそ身近に、かつ、重みのあるであろうテーマを扱った映画でありながら、良い意味合いで作者のヴィジョン通りに小綺麗に纏(まと)まって行くスタイル性が一つの持ち味たる映画に感じ取れました。 今、多くを語ることは措(お)きますが、僕におきましては、ウェル・メイドな群像劇としての映画ぶりの妙味を感じ、また、要所要所の寓話的なきらめきに心奪われました。 *** 冒頭、暗闇にぼんやりと示される、ドン・チードル扮する刑事の瞳に映っていたものと思しき、走行するクルマが残して行く光の連なり、 オープニング・クレジット中に現れ流れ消えて行くさまざまな色彩を放つ儚(はかな)げな光彩、 劇中何度か画面中に見て取れるクリスマス・ツリー、十字架、 病院前の彫像に、また、盗人がいつも持ち歩くマスコットに、ライアン・フィリップ扮する正義感の強い若手警官のクルマの車内に置かれたマスコットに見て取れる聖人/神の姿、 ちらつき始める雪…、 この、クリスマス前のL.Aに於ける一両日を舞台とする『クラッシュ』という映画、 例えば、二組の父娘の姿なども僕に取って容易に忘れ得ぬものと為っています。 ペルシャ人雑貨店店主の若い娘に於ける、父親をいつも冷静に思い遣っていたがゆえの或る機転の利いた行動に気づかされた瞬間に、また、鍵屋の5歳になる幼い娘の無償の行動を間の当たりにすることによって、心は不意に昂ぶり、そして、浄化されて行く…。 マイケル・ペニャ扮する、あの、妻娘を深く愛するがゆえ、他者の罵詈雑言にも耐え忍ぶ職務熱心な鍵屋なども出色のキャラクターでしたね…。彼が、夜中の銃声に怯(おび)えベッドの下に身を隠すようにしていた5歳の娘ララ(Ashlyn Sanchez)に譲る“透明マント”など、僕に取って、映画そのものを忘れがたいものにする最大の縁(よすが)と相為りました。そう、僕ら観客に見て取れぬ“透明マント”一つが、さまざまな事故や衝突を要所に置く群像劇全体を、寓話的教訓を孕(はら)む映画としてのきらめきに転じてしまうほどの素敵なマジックの如きにすら思えました。 *** そして、本作は、現代人がさまざまな理由で孤独となり孤独に苛(さいな)まれ、その中のある者は孤独に耐えがたく他者に憎悪を向け時に自滅・破滅もするし、また、ある者は不意に曇った目を覚ましもする…、そんな部分を映画の中で実に端的に示し得ているように思えました。 それ故(ゆえ)もあって、こと、アメリカ人のみが身に沁み目を瞠り心掻き立てられる映画としてばかりでなく、もっと多くの観客に訴え得る映画かもしれないと僕は思う次第です。 そう、僕に於いては、妙に繰り返し鑑賞したくなる映画です。(※事実、まぁ、2時間を切る映画であり、最終回が遅めと云う事もあり、僕は初鑑賞から一週間と置かずに2度目の鑑賞をして参った次第です!^^) (※3月15日、一部文章加筆) ―そう、前回、今回のアカデミー賞に於いて、作家性に優れた良質な映画の作品賞受賞が続いていることは僕なりに感じるところ。 受賞作が、大作であろうが、昨年、今年のような小さな作品であろうが僕は構わないのですが、ここ2回に於いては、少なくとも、莫大な制作費とかオールスターキャスト云々の外面(ばかり)が看板では無く、映画それ自体の充実を感じ取れる良質な映画が受賞したように僕は感じています。 まずは、アカデミー賞たるもの、僕のような普通の映画好きに≪アカデミー作品賞受賞作=アメリカ映画に於いて、その年を代表する良質な映画の一つ≫とでも云った点での説得力を持つものであって欲しいですね! それでは、 また、来年に続くかも... ・・・といつも通りの一文で((^^)締め括りとさせて頂きます。 そして、当エントリーが本日(3/11)完成する前からご来訪ご御拝読くださっていた方々、コメントをお寄せくださった皆さん、TBをくださった皆さん、本当にありがとうございました。(※ス**TB、コメントは別です^^、友人たち、心温かい皆さんと一緒にはできませ~ん) 私め、この一週間は中々更新等、また、迅速な各種(^^)お返事など出来ませんでしたが、大変申し訳ありませんでした。 何はともあれ(^^)お互いマイペースで更新等して参りましょう!! それでは、皆さん、良き週末を!! ●2006年3月5日(日)=最終予想篇 →2/4(土)◆ノミネーション&一箇月前予想篇はこちら! ◆◆◆おはようございます/こんにちは、 先の一週間も、沢山の方々にご来訪頂きまして、誠にありがとうございます。 そして、初めてご来訪の方、ようこそお越しくださいました~! 私め、今日『ブロークバック・マウンテン』を鑑賞予定で、また、昨日はストーンズ追加公演の先行予約をしたところの、 平凡な、映画好きRock好きであるところの((^^)ダーリン/Oh-Wellです。 *** うーむ、 いよいよ、「第78回アカデミー賞授賞式」(◆ノミネーション、2月4日時点での予想等はこちら)目前です!! WOWOWの生中継は明日(3/6)朝8時50分からですね! さて、当方に於きます、昨年の「映画鑑賞券争奪・4者によるアカデミー賞6部門受賞予想」では、勝者(※6部門中5部門的中)は出ませんでした。 今回こそ、他の皆さん(―前回に引き続き、 juneさん、Kazさん、ホームズさんと云った私めの友人たち)に栄冠を手にして頂きたいものです。 キッドマン〔左〕、助演女優賞受賞者キャサリン・ゼタ・ジョーンズ〔右〕。〕 ◆◆◆さてさて、<※来年につづくかも>で締め括った、前回の「映画鑑賞券争奪・4者によるアカデミー賞6部門受賞予想」な訳ですが、思えば、あれから早一年です。 ・・・そう、拙ブログが、プレ・オープン(^^)を経て、本オープンを果たしたのが、実は昨年の「3月5日」でした。 えぇ~、当方「太陽がくれた季節」も、日々遊びに来てくださる皆さんのお陰を持ちまして、本日を以って丸一周年を迎えることが叶いました!! オープン当初より、「楽しく遊んで行きたい/純粋に道楽探究したい」と素朴に願い、実際に、今日まで方向転換することなく(^^)楽しくあれこれやって来れましたのも、ひとえに、遊び上手で心温かい大人な皆さんが遊びに来てくださったがゆえ!! もう、ひと言、ふた言、み言…で、感謝の思いは言い表せませんし、 また、行き届かなかったあれこれにお詫びをしようにも、もう、今さら((^^;どう言っていいのやら...(―すみません^^) *** まずは、この一年間、TB、コメント、メール、飲み会…さまざまな形で暖かく接してくださった皆さんに心より御礼を申し上げます、ありがとうございました!! これからも、私め、マイ・ペースで遊んで参りますので、 御常連の方々、そして、初めてお越しくださった方々共々、何卒宜しくお願い申し上げる次第です!! ようやく寒さも緩みつつある昨今ですので(^^)、僕も冬眠状態を脱し、皆さんのサイト、ブログにもどんどんお邪魔したく思っておりま~す!! ◆◆◆さて、もとい(笑)、 前回「第77回アカデミー賞授賞式」に於ける、 当ブログ「映画鑑賞券争奪・4者によるアカデミー賞6部門受賞予想」の結果ですが、 -------------------------------------------------------------------------------------- *予想6部門中で、 全部門制覇→0人 5部門制覇→0人 4部門制覇→1人(ダーリン/多摩代表^^) 3部門制覇→1人( juneさん/東京代表) 2部門制覇→1人(Kazさん/石川代表) 1部門制覇→1人(ホームズさん/多摩代表) -------------------------------------------------------------------------------------- ―でな按配でした。 *** ◆◆◆さてっ、それでは、今回「第78回アカデミー賞授賞式」に於ける6部門予想(=最終予想表)をお示しいたしましょう。 映画ファン4人の遊びゆえ、お気軽に眺めて頂きますよう! (―尚、各部門に於ける画像は、運営者の特権で^^、僕が推す作品、監督、俳優のものを使用しま~す。) juneさん:アン・リー~『ブロークバック・マウンテン』 ホームズさん:アン・リー~『ブロークバック・マウンテン』 ダーリン:アン・リー~『ブロークバック・マウンテン』 juneさん:フィリップ・シーモア・ホフマン~『カポーティ』 ~『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』 juneさん:リース・ウィザースプーン~『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』 ホームズさん:リース・ウィザースプーン~『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』 ダーリン:リース・ウィザースプーン~『ウォーク・ザ・ライン/君につづく道』 ―ここは流石に激戦部門とされるだけあって、当方でも見事にばらばらに分かれました!! よって、少々コメントを加えさせて頂きます。 僕は、ジアマッティ〔※下Ph左〕かギレンホールかだと思っています。(―それこそ、ここでは、誰も本命出しをしなかったジョージ・クルーニーが僕としては大穴!) 僕は両者共に大好きな映画俳優です!!(・・・Kazさんのウィリアム・ハート〔※下Ph右〕って渋すぎやねん^^;) 僕の推測ですが、ジアマッティに投じられる票は、これまでの貢献度を含めた評価を含んだものが多いのではないかと思います。対象作品(『シンデレラマン』)自体での演技のインパクトは、ジアマッティとしてはやや弱いかなと…。彼は、良い脚本であれば、このレヴェルの脇固めの演技はいつでも難無くできると思うのです。 一方、ギレンホールに投じられる票は、(僕は今夕鑑賞予定ですが、)『ブロークバック・マウンテン』での演技のインパクトが“一世一代”的に圧巻でそれを評価してのもの、また、将来性を託してのものが多いのではないかと…まぁ、勝手に^^推察する次第です。 ―最後に、◆助演女優賞・・・受賞=レイチェル・ワイズ~「ナイロビの蜂(仮題)」/“The Constant Gardener” ホームズさん:レイチェル・ワイズ~「ナイロビの蜂(仮題)」/“The Constant Gardener” ―と云った按配となっております。 尚、ルール(※勝者決定)は前回同様、 よって、前回の文章を以下に置いておきます。 ―え~と、 ***************************************************************** 5部門以上当てた場合に限り(―予想6部門中の5部門ですから厳しいですよ~、このハードルの高さが“ダーリン流”)、その人は「3月以降に観たい映画の鑑賞券1枚」を私ことダーリンにリクエストできるというルールです、慎(つつ)ましいご褒美ですが皆燃えています。(^^)***************************************************************** ―てな按配。 *** ―さて、 昨年に引き続き予想にご参加くださった御三方、そして、映画ファンの皆さん、TV中継等を御覧になるようでしたら十分に楽しみましょう! 今回候補に名を列(つら)ねた映画人は初顔も多く、また、各部門に候補を出した作品を眺めてみても、僕に取っては、作家性が強く良質であろうと推測したくなる(^^)映画が数多くあります。 まぁ、初顔が多い分、ニコルソン、ストリープ、コネリー、また、ジュリー・アンドリュースあたりには是非、会場に顔を見せて華を添えて欲しいものですねぇ…、 彼らは最早、客席にドンと座っているだけで有り難味がありますから!(^^) 明日の結果発表が出たら、また、気ままに盛り上がりましょう!!(―うーむ、ここら辺も前回と同じような文章だ...^^) それでは、皆さん、良き日曜日を。 また明日お目にかかりましょう! ルーニー(1920年生)!(―左はマイク・マイヤーズ)〕 〔当ブログ内の関連記事〕 ■〔映画雑談Vol.20〕今年鑑賞したシリアス・タッチの映画たち ―含、『グッドナイト&グッドラック』(2005/ジョージ・クルーニー)鑑賞プチ・メモ&more... 〔※本エントリーは、以下のサイトともリンク中〕 ** クラッシュ@映画生活 |
by oh_darling66
| 2006-03-05 14:42
| *映画雑談
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