■〔映画鑑賞メモVol.7〕『キング・コング』(2005/ピーター・ジャクソン) |
うーん、はや、Xマス・ウィークですねぇ... 幸い、今年のクリスマスはイヴの日を真ん中にしての三連休! お互いに良きクリスマス、三連休にしたいものです!! こんばんは、ダーリン/Oh-Wellです。 いやはや、 私事ながら、私め、先週の中ほどから妙に忙(せわ)しさが増すばかりと為って来ております。 この月は、言うまでも無く、「年内中に済ませなければ仕様がない」ことが些事から大事まで誰でも幾つかあって、先延ばしにしてしまっていることが、この中旬ほど以降に架けていよいよ皺寄せとなって来る... こんな案配、状況ゆえ、先の週末から日曜日に架けて当方に頂いたコメント、TBへのお返事、『キング・コング』鑑賞前メモ―その3(※劇中ヒロイン“アン”と、そのアンと恋仲になる“ジャック”について触れる予定でした)のエントリーなどが叶わぬところとなってしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _)m 本日から翌未明に架けて、あれこれが落ち着きましたら、皆さんから多数頂いておりますコメント、TBへのお返事をさせていただきます!! *** 私め、斯様な師走真っ只中ではありますが、友人・仲間内の「忘年会」はきちんと参加し、存分に満喫しておりますし、あと、妻へのXマス・プレゼントの準備は済みました、24日のディナーも予約済み。 あとは…特に片付いていることって何だろう?((^^) うん、年賀状も何とかなるでしょう、まだ、デザインすら決めていないけれど...(^^) ともかく、体を気遣いながら、この時期はこの時期で充実させなくては... 皆さんも風邪など引かぬようお体御自愛のほどを。 *** さてさて、P.J版『キング・コング』ですが、 初日鑑賞の予定が所用で翌日(12/18)にずれてしまったものの、ともかく、初鑑賞を果たしました!! ◆◆P.J版『キング・コング』鑑賞メモ―その1 そう、何はともあれ、目の離せぬ映画でした。 僕に取っては、188分におよぶ独自のノンストップ感と、映画後半に架けていや増すばかりのメロ・ドラマ性を合わせ持つ妙味かつウェル・メイドな『キング・コング』(1933/〔※下Ph〕)のリメイクとでも、まずは言い得るものでしたね…。 特に、ピーター・ジャクソン特有の空間造形、そのスケール感は一度の鑑賞では味わい尽くせぬものかも知れないと今思えています。 僕に取って、その空間造形の妙味の最たるところは、多くの映画ファンが見知っているであろう、エンディングの“落下”に至るシークェンスにあることは言うまでも無いのですが、 さらに、劇中最初のクライマックスであろう、髑髏島(スカル・アイランド)に於ける、コング登場以降のシークェンス中での、コング、“アン”、そして、二匹のティラノザウルス(?)を擁しての、最初のコング、アンの“落下”の不安感を強烈に煽(あお)る、無数のツタがネット状に張り巡らされた“谷”の場面が凄まじいインパクトでした。ここでの、垂直な空間性の創造と、そこに於ける“落下”の引き延ばし様、サスペンス醸成は忘れ難い濃密なものでした。 *** また、大恐慌下、1930年代初め頃という設定のもとに再現されたニューヨークの造形も見事だったと思います。特に冒頭ほどのNYが新鮮でした。 ただ実は、そこで、ゴミ箱を漁っていた市民や、セントラル・パークの掘建て小屋で暮らす人々、街頭で野球に興じる子供たちを含めた当時の風俗全般が、再び、コングのNY登場以降に絡んでくれば、僕としては完璧だったかな…との思いは生じる訳でもあるのですが、そんな無いものねだりもあるいは不要かもしれませんね。 そんな部分もあって、是非とも、再鑑賞したく思っている次第です!! そう、新たなる『キング・コング』は十分に一つの完成された娯楽大作映画であり、70年以上前に制作された大スペクタキュラーへの真摯なオマージュではあると思えましたから。 *** 本作に於けるメイン・キャラクターについて少しだけ触れておきますと、 オリジナルに於ける、フェイ・レイ扮する“アン”〔※下Ph左〕に比べて、今作でのナオミ・ワッツ扮する“アン”〔※下Ph右〕の劇中での活躍度は増していたかと思います。その分、ジャック・ブラック扮するカール・デナムの重みはやや減じたかなと…。(→※オリジナル版に於ける“カール・デナム”のミニ考察はこちら!) そんな部分を僕なりに確認した上で、果たして、このピーター・ジャクソン版『キング・コング』に於ける主役がアン・ダロウなのか *** ともかく、「LOTR」シリーズの大成功ゆえに、誰を憚(はばか)ること無く自分の映画を撮り切った、この、ピーター・ジャクソンという映画作家に、今、あれこれと思いが及んでいます。遅かれ再鑑賞して、本作の醍醐味に迫り切れたらと思っています。 本作に関しては、再鑑賞の上できちんと纏(まとま)るものがあれば、改めてエントリーしてみたいと思っています。 補足) ◆当ブログ内の『キング・コング』関連記事は「こちら」にまとめてあります。 ◆上映時間などは「こちら(Movie Walker)」などを御参考に。 〔※本エントリーは、以下のサイトともリンク中〕 ** キング・コング@映画生活 |
by oh_darling66
| 2005-12-20 21:16
| ■映画鑑賞メモ/鑑賞プチ・メモ
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